メキシコツアー
ミゲルイダルゴの肖像画

「お札に載っている人について知りたい!」
というご要望をいただきましたので、これから何回かに分けてご紹介していきます。

こういった素朴な疑問は大歓迎です!(嬉)
旅行先の文化や歴史は、ちょっとした疑問から一気に面白くなるものです。

「これってどういう意味?」「なんでこうなってるの?」など、
どんなことでも気軽に聞いてくださいね。


ミゲル・イダルゴとは何者か

最初にご紹介するのは、
ミゲル・イダルゴです。

新200ペソ札、そしてあまり流通していない1000ペソ札に描かれている人物で、
メキシコの歴史を語る上で欠かすことのできない存在です。

200ペソ札
1000ペソ札

スペイン語では Miguel Hidalgo と書きますが、
スペイン語では「H」を発音しないため「イダルゴ」と読みます。

お札に載る人物というのは、その国にとって非常に重要な意味を持つ人物です。
つまり彼は、メキシコという国の成り立ちそのものに深く関わっている人物なのです。


メキシコの独立記念日と日本との違い

アメリカ大陸の多くの国には「独立記念日」があります。

日本には植民地支配の歴史がないため、
正直なところ少しイメージしにくい部分がありますよね。

日本にも「建国記念の日」はありますが、
特別にお祭り騒ぎになるような日ではなく、比較的静かに過ごす祝日です。

しかしメキシコの場合は違います。

メキシコの独立記念日は、
「独立を達成した日」ではなく、
独立戦争が始まった日を祝います。

つまりそれは、
「自由を求めて立ち上がった瞬間」を祝っているということです。

この考え方の違いは、
その国の歴史背景を知る上でとても重要なポイントです。


イダルゴが果たした役割

では、イダルゴは具体的に何をした人物なのか。

彼は、メキシコ独立運動の最初の呼びかけを行った人物です。
いわば、すべての始まりを作った存在です。

もし約210年前、彼が行動を起こしていなかったらどうなっていたのか。

もちろん、歴史に「もし」はありませんが、
独立のタイミングが遅れたり、その後の文化や社会の形が変わっていた可能性は十分にあります。

つまり、
イダルゴの存在は単なる一人物ではなく、
メキシコという国の出発点そのものとも言えるのです。

だからこそ彼は、
現在でもメキシコで非常に高く敬われており、
歴史上最も重要な人物の一人として位置付けられています。


日本史で例えると見えてくるもの

とはいえ、遠い国の200年以上前の出来事。
なかなか実感として捉えにくいのも事実です。

そこで日本史で例えてみると、少しイメージしやすくなります。

近い存在として挙げられるのが、
岩倉具視です。

1867年、小御所会議において、
もし彼が異なる判断をしていたら、日本は討幕ではなく「公武一体」の道を進んでいた可能性もありました。

もちろん、明治維新と植民地からの独立は性質が異なります。
しかし、「歴史の流れを決定づけた分岐点に立った人物」という意味では、非常に近い存在です。

歴史は一人の決断で大きく動くことがある。
その典型例が、イダルゴであり、岩倉具視なのです。


歴史が動いた場所・ドローレス・イダルゴ

ドローレスイダルゴ

イダルゴが独立を呼びかけた場所が、
ドローレス・イダルゴです。

この町の教会で発せられた一つの呼びかけが、
やがて国全体を巻き込む大きな流れへと発展していきました。

まさにここは、
メキシコの歴史が動き始めた現場です。

ドローレスイダルゴ

日本で例えるなら、
大政奉還に関わる歴史的な場所を訪れるようなもの。

その場に立つことで、
教科書では感じられない「空気」や「重み」を体感することができます。


観光地としての魅力と価値

正直に言うと、
この町は派手な観光地ではありません。

近くにある
グアナファトや
サン・ミゲル・デ・アジェンデのような、
華やかで整った街並みがあるわけではありません。

むしろ、どこか素朴で、飾らない雰囲気の町です。

しかしだからこそ、
210年前の出来事に思いを馳せながらその場に立つ体験は、
非常にリアルで深いものになります。

ドローレスイダルゴ

「観光」ではなく「理解」に近い体験。
それがこの場所の最大の魅力です。


イダルゴの暮らしを感じる博物館

イダルゴ神父の家

ドローレス・イダルゴには、
イダルゴが実際に暮らしていた家が博物館として残されています。

そこでは書斎や寝室など、
彼の日常生活を垣間見ることができます。

歴史上の偉人というと、どうしても遠い存在に感じてしまいがちですが、
こうした空間に触れることで、
「一人の人間」としての存在がぐっと近くに感じられます。

それは、歴史を理解する上でとても大切な感覚です。


まとめ:メキシコを深く知るために

ドローレス・イダルゴの教会、そしてミゲル・イダルゴという人物。

この二つが、メキシコの歴史を大きく動かしました。

有名な観光地を巡るだけでもメキシコは十分魅力的ですが、
その背景にある歴史に触れることで、
旅の価値は何倍にも深まります。

メキシコを「ただ見る」だけでなく、
本質から理解したい方には、ぜひ訪れてほしい場所です。

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