メソアメリカの見方・2/5
メキシコ在住15年目、
「メキシコの素顔を世界に!」
をモットーに、
メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
メソアメリカの見方・2/5
☝メソアメリカ
前編(1/4)はこちら~☟
【メソアメリカの見方・1/4】キオテ通信
その1と合わせてご覧下さい。
メソアメリカには、
大きなものだけでも、
プレペチャ、
チャルチウィテス、
トトナカ、
チョルーラ、
メシカ、
テオティワカン、
トルテカ、
ウァステカ、
イサパ、
メスカラ、
サポテカ、
ミステカ、
オルメカ、
パキメ
などどなどなど・・・
の「文化」が、
4000年もの間、
あるものはプレクラシコ期に、
あるものはクラシコ期に、
あるものはポスクラシコ期に、
またあるものはプレクラシコ期~ポスクラシコ期に渡って、
存在していたのです。
その元の元の元の・・・・・、
つまり最初の文化がオルメカです。
だから「Cultura Madre=母なる文化」と呼ばれています。
オルメカ文化が始まったのはBC1500年頃。
年代は、
日本書紀に登場し始める前の時代の話です。
神武天皇の大和平定がBC660年頃ですから、
いかに古いのかがわかります。
メキシコには、
この時代の文化の遺物があるのです。
実物ですよ!(笑)
陶器などの破片ももちろん重要な資料ですが、
単なる人の集まりでなかった「文化」という点で、
オルメカ文化圏の各遺跡には、
宗教的建造物や、
カベサ・コルサルという巨大人頭像など、
宗教を元にした統制された人間社会が存在していたことを裏付ける遺物が出ているのです。
☟ラ・ヴェンタの人頭像
だ・か・ら、
オルメカがメソアメリカ最初の文化として認知されているのです。
「えっ、じゃあマヤはオルメカより新しいということ?」
ん~、メソアメリカ史上は「はい」です。
ただ一概にどっちがどうとは言えません。
どういうことかというと、
マヤの始まりをどことするのかによって違ってくるからです。
マヤの元の元の元の源流を辿るとどこに行きつくでしょう?
答えはユカタンではなくウァステカ文化です。
今のベラクルス州とサン・ルイス・ポトシ州に跨るエリアです。
時代は遡る事BC2500年以前。
または、
今日のグアテマラのティカルや、
メキシコのカンペチェ州のカラクムルなどの、
マヤ初期の巨大都市の建設が始まりかける時代、
紀元前500年ごろとするのか。
これまでに3回、
テワカンの話をしましたが、
テワカンからは紀元前7000頃のトウモロコシの遺物が見つかっています。
BC4000年以降に、
貯水・灌漑技術が徐々に発達して行きました。
メキシコ盆地ではBC2300年頃の、
ゲレロ州ではBC2400年ごろアメリカ大陸最古の陶器が見つかっています。
つまり、
オルメカよりも前に、
その規模は小さいものでも、
既に「人間社会」が存在していたのです。
ただ、
その人間社会が「文化」と呼べるまで発達はしなかった、
という話です。
いかがでしょう。
その1と合わせて、
メソアメリカと、
アステカやマヤ、テオティワカンの違いをお分かり頂けましたでしょうか~(笑)
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