ラテン系の音楽が抱える誇らしい悩み・中編

メキシコ在住15年目、

「メキシコの素顔を世界に!をモットーに、

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いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、

公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

ラテン系の音楽が抱える誇らしい悩み・中編

 

はい、「前編」の続きです。

気が付いたらまた間が空いてしまいました。(笑)

 

一応カレンダーに組み込んであって、

自動的にアップされるようにはなっているんですが、

皆さんの反応などを見つつ、

予定を組みかえたりしていると、

知らぬ間に放置されていることがあるんです。(苦笑)

 

で、「前編」は、

ラテン音楽界に押し寄せる

「デジタル化」が及ぼす致命的な影響

があるって所で終わりました。

前編メキシコ発【キオテ通信】

 

ここにも「デジタル」なんですね~。(苦笑)

 

音楽って、

元々人が歌ったり、人が演奏したり、人が踊ったりして

構成されるものじゃないですか。

 

でも今は違うようなんです。

 

僕は音楽業界の人間じゃないので、

詳しくは知らないのですが、

デジタル化は音楽業界にとっても、

もはや避けられない流れです。

 

で、

そのデジタル化によって何が起こっているのかと言うと、、、

 

メキシコをはじめとするラテン社会で不可欠な、

サルサやクンビア、バチャータ、メレンゲなどの音楽に、

 

新曲が生まれていないということ。

 

これだけ人々の日常に根付いていて、

僕だって一押ししているノリノリのサルサやクンビア。

 

それでも新曲が出ないってどういう事っていう話です。

 

「えっ、てことはいつか消滅する!?」

 

答えは「ノー」です。

 

なぜならば、

今日僕を含めてメキシコの人達のヒット曲となっているものは、

数十年前からずぅーっとヒット曲であり続けたの同じように、

今後もずぅーっとヒット曲であり続けるからです。

 

☝凄いですよね。それがたっくさんあるんです。

 

それがたまに思い出されたようにではなく、

今僕がコレを書いているこの瞬間にもスピーカーから

チャッチャカ・チャッチャカ聞こえているように、(笑)

日常ベースで聴かれ続けるのですよ、半永久的に。

 

ちなみにメキシコには、

日本のオリコンチャートのようなものはありません。

毎週毎週、

誰それの何が1位だの2位だという話にはならないんですね~。

 

ランキングが無くても、

良い曲というのは、

日々の生活の中でしっかり根付き、

しっかり聴かれ、

しっかり語れ継がれていくのです。

 

とは言っても、

何をするにしても「おカネ」の社会です、現代は。

 

わさわさキレイ事を言っても、

とどのつまり、

「稼いでなんぼ」じゃないですか。

 

資本主義社会では、

順序としてはまずはカネ、

次に自分の時間、

その次は家族などの人間関係を大事にし、

最後に意義らしいです。(苦笑)

 

よくやりがちですが、

最初から意義だけ語っても、

おカネにならなかったら虚しいですよね~・・・

 

☝悔しいけれどそういう風になっているようです、この世の中。

 

だから歌手も演奏者も稼がなければなりません。

生活するために、そしてその生活をよりよくするために。

 

しかしこのデジタル化がですね、

アナログ的な要素、

つまり人間的な不完全性が超重要なサルサやクンビア、

もっと言えばロックもそうですが、

そういうジャンルの新曲制作に合わないのです。

 

なぜならば、「$$$」だから。

人員を確保し、

歌手と演奏者が移動し、

収録し、

調整し、

というのに莫大なおカネが掛かるのです。

 

そこで今はどうなっているのかと言うと、

例えば今日日本で多く聴かれるポップ。

Jpopと呼ばれていますが、

大半の音はデジタルです。

 

コンピューターが作っている音。

 

歌手の後ろにギターがあって、

ドラムがあって、

ラッパがあって、

なんてのは数十年前の話。

 

しかも2000年代に入ってからは、

オートチューンが流行り始めます。

 

人間の声を機械にいれて、

機械が“完璧な音”に直して、

出力する化け物です。

 

今の売れている歌っていうのは、

“見栄えがいい商品”にするために、

人間的な不完全性を全て排除した、

“100%ピュア”で、

“完璧”になるように補正された、

コンピューターの音と言っても過言ではありません。

 

だから何を聴いても「同じ」ように聴こえてしまのです。

☝僕にはデス。(苦笑)

 

ただ、

サルサやクンビア、ロック、ジャズやブルースなどでコレをやってしまうとどうなるかというと・・・

 

続きは後編で~

 

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