自然の脅威と美しさ。10年前の自然の脅威から学びたいこと/だから山はやめられない。
メキシコ在住16年目、
「メキシコの素顔を世界に!」をモットーに、
複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】な完全プライベート日本語ツアーで、
いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、
公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
10年前の自然の脅威から学びたいこと。
早いもので、
あの痛ましい大震災から10年。
もう10年です。
あの日僕はちょうど仕事で出張中で、
グアナファト州イラプアト市という街のホテルにいました。
マツダやホンダの工場の近くの街で、
日本の駐在の方も多く住んでいるエリアです。
その日朝起きると友人達から複数回の着信が。
また後で掛ければいいや、と思い、
1階の食堂へ降りると何やら騒がしい。
テレビをみると、
「地を這う津波」の映像が流れているではないですか。
しかも映像の様子からして日本です。
震災が起こったという状況を把握するのに数十秒は掛かりましたでしょうか。
自宅に直ぐに電話を入れ無事を確認。
母親のショックを受けた様子が電話越しに伝わってきたのを覚えています。
僕は輸入を行う会社にいたので、
その後通関をきるのに放射能の検査証明書を取得する義務が生じ、
商品の到着が遅れ欠品が大量発生するなど、
メキシコにもその影響は波及しました。
自然災害は防ぎようがありません。
いつ何時起こる事を「前提として」生活する必要があります。
僕が住んでいるメキシコの首都メキシコシティだって、
メキシコ中部を東西に貫く火山帯に位置しており、
地震が多いエリアです。
2017年には日本の震度3か4相当の大きめの地震があり、
脆弱な構造の建物が多く倒壊し死者が多数でました。
1985年にもメキシコ大地震が起こり、
1万2千人以上が亡くなりました。
そんな多くの人々の命を奪いかねない大自然の脅威。
災害が起こる「前提」で生活する必要ある、
って頭では分かっていても、
ついつい平和に慣れてしまいます。
一方で、
脅威と感じているのは人間の方でして、
自然にとったら起こるべくして起こっていることです。
そんな脅威の反面、
大自然は時として人工物を凌駕する壮大な素顔を見せてくれます。
だから山はやめられないんです。(笑)
そういえば、
最後に山に登ってからもう1年。
去年はこんな景色を見ていました。
☟左がメキシコ第2峰ポポカテペトゥル山、右が第3峯イスタシワトゥル山
☟メキシコ最高峰シトラルテペトゥル山とその連山シエラネグラ山(右)とナウカンパテペトゥル山(左)
自分がいるマリンチェ山も含めてメキシコ6峰が全部見渡せるって、あまりない事。
その最後の登山から、
次の登山が1年以上できない事になるとは考えもしなかったです。
最近もちょくちょく山ツアーの引き合いがありましてですね、
心苦しながらも
「まだ国定公園が閉まっておりまして、、、」
とお伝えすることしかできないのです。
実は、
今後山ツアーを強化していきたいと考えています。
というのも、
メキシコの山ってそんなに難しくない、
しかもなんといっても、
富士山より高い高度を比較的楽に体感できるというのがポイントです。
えっ、高高度にソワソワするのって僕だけ?(苦笑)
僕は初めて4000mを自分の足で超えた時には、
なんか不思議な感じで、
「すげぇ、富士山よりたけぇ~」
なんて妙に感激したのを覚えています。
日本アルプスの方が難易度でいったら全然難しい?
ような気がしています。
そんな僕の「気がしています」はあまり当てにならず。
というのも最後に日本の山に登ったのはかれこれ25、6年前で、
当時子供だった時の記憶ベースですので
記憶にある難易度もあやふやです。
山をなめてはいけませんが、
ヒマラヤに行くようなものでもありません。
その点「お手頃な高い山」ということです。
そんなわけで、
お客様が安全にメキシコの山々を楽しんでいただける様、
僕の助っ人を確保したり、
プロ用の無線機を購入したり、
保険を調べたり、
サイトの山情報を刷新したり、
あとは肝心な体力づくりに勤しみ、
準備に余念がありません!(笑)
不思議なのが、
毎回山を登っている時、ほぼずっと、
「何でまた来ちゃったんだろう」
て思うんです。(笑)
「こんな思い荷物背負って、急な坂道を息をぜぇーぜぇーさせながら、何でまた同じことをしているのだろう」
と。
でもなぜか、また来てしまうのです。(笑)
こればかりは人の嗜好によるのでしょうけれど、
例えばマラソンが好きな人も同じような感覚だと思います。
走っている時はスゴク苦しくて、
「ゴールはまだかぁ!」なんて思いながら走る人も多いと思います。
ゴールに疲労困憊で死にそうになりながついても、
気が付いたらまたエントリーしようとしている。
やっぱり、
苦しみの後に見る事ができる雄大な景色だったり、
達成感であったり、
そういうものが途中の苦しみを超越しているからですね。
これって、きっと分からない人には全く分からない感覚です。
山や自然に興味がない、
例えばゲームオタクの人だったり(苦笑)、
そもそも自然と接点がない人にいくらこの壮大さを説明しても理解されないのです。
「へぇー・・・」
で終わってしまう。
というか、そもそも説明できるものではない。
という点では、
メキシコ旅行も同じなのか。(苦笑)
僕がいくら「メキシコってステキ!」と吹聴して回っても、
メキシコとも海外とも旅行とも何も接点がない人にとっては、
「ふ~~ん・・・、んで?」
で終わってしまいます。
大好きな人のことを言葉で説明できないのと一緒か?(笑)
そんなわけで、
メキシコに来たついでに海外登山デビュー、
あるいはお知り合いに山好きな人がいらっしゃいましたら、
ぜひぜひメキシコの山をお勧めして頂ければ嬉しいです!(笑)
(ついでに僕の事も勧めて頂ければ嬉しいのですが・・・笑)
詳しい山ツアー情報はこちら~
公認自然ガイドによる山のプライベートツアー
ではまたあした。
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