2014年のメキシコでのあの日のことを思い出しました。
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育児期間中につき、
投稿が断続的になっております~。
落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。
メキシコでも報じられています。
👆安倍さんも登られたテオティワカンの太陽のピラミッド
正直、
「日本でもこういうこと起こるんだ」
と感じた今回の安倍さんの銃撃事件。
その直後、
財務省系の首相岸田さんなど、
緊縮財政派の求心力が強まることが予測され、
これによりドーンと円高に動くなど、
世界経済にも衝撃波が伝わる事件。
メキシコでも主要各紙が日本時間で12時過ぎ、
僕がざっとみた中では遅くても12時8分には速報を流していました。
日本の首相を退任したあとも、
安倍元首相の影響力の大きさが感じられます。
そこでちょっと良く分からなかったのは、
「なんでこんなにも簡単に銃撃で元首相の命が奪われるという凄惨な事件が起こってしまったのか」ということ。
日本で銃撃事件と言えばまず暴力団関連だと思いますが、
「銃」で政界はもとより、
一般市民が人が命を狙われるって、
まぁ、めったにないじゃないですか。
アメリカだと銃が大量に出回っているから、
「簡単に」学校などで乱射事件が起き、
毎年のように数十人単位で命を落としますが、
日本で銃撃で人が死ぬってないことはないにせよ、
「稀」ですよね。
数年前、いつでしたっけ、
餃子の王将の社長さんがそれで亡くなられたっていうことはありますが、
「銃」を使った犯罪が一回でも起こると、
メディア界隈がザワザワするっていうのが日本であり、
それだけ「安全」と言われている所以なのでしょう。
他の国のことはよく知りませんが、
メキシコに限っていうと、
「銃」の存在自体は「日常的」なんです。
「銃」とか「マシンガン」とか「ライフル」を目にすること自体は、
外を出歩けば毎回のことで、
銃が身近にあることには特に違和感はありません。
その辺で暇そうに携帯をいじっている警官だって、
一丁前に拳銃を携行しています。
たまにバッチリ化粧をしたおばさん風の人が、
自動小銃もっているのも見ます。
「この人、その時になったらホントに応戦してくれるのかね?」
と思っちゃいますが、はい、すみません、僕の偏見です。
メキシコに初めて来たころは、
あちこちででっかいライフルやショットガンを持つ警官や軍隊がいて目がキョロキョロしていましたが、
さすがにもう慣れました。(苦笑)
以前勤めていた会社には武装した守衛さんがいたんですが、
「ちょっと銃見せて」といって拳銃と弾を触らせてもらったことがあります。
銃声自体も全く聞かないわけではなく、
暴動を威嚇するために警官がパンパン撃ったりとか、
サッカーの試合後の観客同士の暴動で撃ったりとか、
ちょっと危ない地域のマックの店内でとか、(困)
銃声を近くで聞くこともたまにあります。
そのマックは僕の経験の一つでもあるんですが、(苦笑)
(てかなんでそんなところに自分いるんですかね)
そうなんです、
会社員時代に昼にマックでマッタリしていたら、
いきなりもの凄い銃声が。
「パンッ」の「パ」のもっと上の。(苦笑)
僕はいじっていた携帯をほっぽり出して、
コケそうになりながらも、
他の客と一緒に店外に死に物狂いで飛び出た、
ということがありました。
この辺の話はあまり書きませんが、
来て頂いたお客さんには、
聞かれれば僕の実体験も含めて、
詳細をお話させて頂いております。(苦笑)
そんなわけでして、
「銃」の存在に慣れてはいるものの、
やはりその分「警戒」しますね。
マックのような「実体験」があるからこそ余計にですね。
歩く場所、
車で通るルート、
ヤバそうな雰囲気がする場所や人物、車両、
これらについてはか・な・り気を付けています。
「気を付ける」ということが「普通」になっているんです。
だから気疲れするというものではなく、
「気を付けるって空気を吸うように普通」って感じなので、
気疲れもしません。
おかげで?ここ数年は被害なし。
だから今回の銃撃事件、
SPが何人かいたようですが、
「何見てたんですか」と。
それもそうなんですが、
「元首相」級の人がほぼ無防備&無対策で、
不特定多数の人々の目に晒される場所にいること自体、
ちょっと信じられませんでした。
で気付いたんです。
「そういえば、安全な日本だったよね」って。
今の「安全な日本」と昔の「安全な日本」て異なると思っていて、
今ってSNSがここまで普及しているから、
不特定多数のどこのだれなのかも知らない人たちとも、
意思疎通が簡単に、
しかももの凄いスピードで取れちゃいます。
ようは秘密結社の集会が24時間できちゃうようなもので、
そうすると一つの「思い込み」が、
どんどん誤った方向、
現実とはかけ離れた方向に爆発的に肥大化し、
気付けばなんの根拠もないようなことを大勢で「思い込んでいる」
という状況になり易くなります。
とりわけ、
歴史や国の誇りみたいなものに興味を持たない、
根無し草が大量発生しているような場所や地域や国では、
根拠のない「思い込み」が増殖しやすいのでは?
そんな「危なっかしい現代という場所」に、
無防備に近い状態で自分の体を晒すって、
「命がけ」であることには変わりありません。
ちなみに僕が住んでいるメキシコという国は、
こういう選挙関連の動きが活発になると、
必ず「暗殺」が多発するというのがあります。
去年のこの時期に中間選挙的なものがあったんですが、
前の年からの約1年で80人以上もの候補者など政治関係者が、
「暗殺」されています。
それが銃撃とは限りませんが政治関係の人が殺されます。
中には保険金目当てという事例もあったり?
たしか2018年の大統領選だったか、
あの時は130人以上の候補者やその関係者が「暗殺」されています。
今回無念にも亡くなられた安倍元首相。
実は2014年にメキシコに来ています。
僕は飲食関係の仕事をしていたので、
当時会社のお客さんであったシェフが、
安倍首相(当時)に握り寿司を提供している写真をみました。
テオティワカンの太陽のピラミッドに登った様子や、
国立人類学博物館で展示物に見入るお姿の印象が強く残っています。
👇ピラミッドの頂上で当時のメキシコ大統領ペニャ・ニエトさんと(出典:Libertad Expresion de Yucatan)
👇安倍元首相夫妻、ペニャ・ニエト元大統領夫妻(出典:CCO Noticias)
👇国立人類学博物館にて(出典:EXCELSIOR)
日本ではめったにお目に掛かれない人が、
今、自分の仕事場に居らしたってことを考えると、
不思議な感覚になりますね。
「おーコアトゥリクエじゃん!」とか。
そんなメキシコ在住日本人の記憶にも新しい安倍さんの記憶。
また明日~
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