メキシコワインの歴史と魅力
#メキシコ の旅行事情、生活事情を赤裸々につづっている #メキシコブログ 「キオテ通信」です~。
難しい遺跡の話から、一般的な生活の話、僕のボヤキなど、
その日に思いついた話題をかいて1000本以上、
たぶんメキシコに関するブログでは最大です。(誇!)
#メキシコのワイン の話
メキシコのワインとアメリカ大陸の最古の起源
日本ではあまり知られていないメキシコのワインですが、実はアメリカ大陸におけるワインの起源はメキシコにあります。アメリカ大陸のワインといえば、チリやカリフォルニア(ナパ)が有名ですが、最古のワインはメキシコから始まったのです。
私は「最古」というものが好きです。なぜなら、そこがその物や事が生まれた場所だからです。これって本当にすごいことですよね。ブログでもこの「 #アメリカ大陸最古 」というキーワードの凄さを多く書いてきましたが、もっと多くの人にこの凄さを感じて貰いですね。
メキシコの歴史的背景とワインの重要性
メキシコには、アメリカ大陸最古の #教会 、メソアメリカ最古の #ピラミッド 、 #バニラ や #カカオ の生まれ故郷など、歴史的に重要な場所や物が数多く存在しています。これらはまさに「 #生きた化石 」であり、その一つが #ワイン なのです。
ワインをただ飲んで「美味しかった~」と感じるだけでなく、そのワインがどのような時代背景で生まれたのかを知ることで、ワインに対する理解と感動が深まります。既成のブランドに頼らず、自分自身で「良い」と感じられることが大事だと思います。
メキシコにおけるワイン醸造の始まりとその背景
メキシコにおけるワインの醸造は1568年に遡ります。当時、日本は信長の時代で、場所は北部の #コアウィラ 州です。 #スペイン の時代、ヨーロッパ人は金や銀を求めてメキシコを探検していました。コアウィラに到達した時、野生の #ブドウ と豊かな水源が見つかり、ロレンソ・ガルシアというスペイン人が「サン・ロレンソ・アシエンダ」を建設し、ここでワインの醸造が始まりました。このアシエンダが今日まで続く「 #カサマデロ 」というワイン蔵になったのです。
スペイン人はもともとヨーロッパで親しんでいた #ブランデー やワインを求めていました。ウィスキーが欲しく、その原料を探していたところから #テキーラ ( #メスカル )が誕生したという説もあります。
メキシコワインのデータ(2019年時点)
メキシコワインの生産量
#ワイン と言えば、イタリア、フランス、スペイン、アメリカ、アルゼンチン、チリなどが有名で、年間10億リットル以上を生産しています。しかし、メキシコはトップ20カ国に入っておらず、生産量は約22,000,000リットル、750mlのボトルにすると約29,000,000本です。日本でもまだ馴染みが薄いかもしれません。
世界の主要ワイン生産国との比較
例えば、イタリア、フランス、スペインは各国で年間40億リットル以上を生産しています。40億リットルとは、東京ドーム約3.2個分の容量です。東京ドーム一杯は約12億4000万リットルと言われています。
日本ワインとの比較
日本産のブドウのみを使用した「日本ワイン」は、年間約18,000,000リットル、750mlのボトルで24,000,000本生産されています。外国から濃縮果汁を輸入して国内で醸造したものや、外国産ワインを国内でブレンドした「国産ワイン」とは異なります。
メキシコの主要ワイン生産地
メキシコでは14の州でワイン醸造が行われており、その約60%が #バハカリフォルニア (Baja California)で生産されています。また、#ケレタロ (Queretaro)州も有名な生産地で、メキシコシティから北西に約200キロに位置します。この地域では全体の約5%が生産されています。
ケレタロ州のワイン文化
ケレタロ州のテキスキアパン(Tequisquiapan)やエセキエル・モンテス(Ezequiel Montes)周辺には約20のワイナリーがあり、毎年6月にはワイン・チーズフェスティバル(Feria Nacional del Queso y Vino)が開催されます。このイベントでは、ワインを片手に多くの人々が集まり、バンドの演奏と共に楽しむことができます。
ボデガ・デ・コテ(Bodega de Cote)
2018年には、Concours Mondial de Bruxelles(The United Nation of Fine Wine)のコンクールで、ケレタロ地区のワイナリーから4銘柄が受賞しました。その内の3つは、ボデガ・デ・コテ(Bodega de Cote)のものです。このワイナリーは2008年にメキシコシティ出身の兄弟が5ヘクタールから始め、現在は50ヘクタールに拡大しています。プレミアムワインに力を入れており、Atempo Rose 2018が金賞、他の2銘柄が銀賞を受賞しています。
メキシコワインの課税事情
#メキシコワイン の生産と消費が拡大しにくい一因には、高い税金があります。生産者には70%の課税があり、消費者は贅沢税26.5%と消費税16%を支払わなければなりません。税抜価格が1本1000円のワインは、消費者が支払う最終価格が1,467円となり、その内約43%が税金です。このため、メキシコ産ワインは店頭で輸入ワインよりも高くなることが多いです。
メキシコワインの将来
メキシコワインの消費が増えることは、雇用にもつながります。ブドウの生産は、メキシコの果物・野菜生産において2番目に多くの雇用を生み出しており、2018年には500,000人が従事しています。TPPの発効によりチリ産ワインが注目されていますが、まだ知られていないメキシコワインもおすすめです。
メキシコに訪れた際には、ケレタロのワイン+チーズ+葉巻ツアー(1日)を楽しんでみてください。ワイナリー巡りと共に、メキシコワインの魅力を堪能できます~
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