メキシコツアー
新たな太陽の創造の年2の葦を示すシウモピリ暦MNA
【マヤ暦】メキシコガイドからみたマヤ暦とマヤ占い(1/2)

アステカカレンダーではなく太陽の石 マヤ占いって当たるの?信じてもいいの? 実はこれ、メキシコでガイドをやっているとよく聞かれる質問です。 結論から言うと――「関係…

シウポウァリ暦

メソアメリカでも中央部一帯では基本的に、
260日周期365日周期の2種類の暦が使われていました。

メシカ暦では、
260日のものをトナルポウァリ(Tonalpohualli)
365日のものをシウポウァリ(Xiuhpohualli)と呼びます。

さらにこの2つを組み合わせた、
52年周期のシウモピリ(Xiuhmopilli)というものがありました。

で、今回の話は「シウモピリ暦」の話。

その前にですね、
まずこれ↓が365日のシウポウァリ暦。

「ヴェインテナ」というのが20日の単位で、それが18ヵ月。
最後に5日間の「空白」があります。

各ヴェインテナにはナワトル語で月の名称がつけられています。

日付の前にある「ca」はシルカといって「おおよそ」という意味。

例えば3月26日は「Atlcahualo月の1日目」と表します。

Atlcahualo月は西暦でいう1月みたいな月でその1日目は現代の元旦ですね。


  • ヴェインテナ1:atlcahualo(ca. 2月26日-3月17日)
  • ヴェインテナ2:tlacaxipehualiztli(ca. 3月18日-4月6日)
  • ヴェインテナ3:tozoztontli(ca. 4月7日-4月26日)
  • ヴェインテナ4:huey tozoztli(ca. 4月27日-5月16日)
  • ヴェインテナ5:tóxcatl(ca. 5月17日-6月5日)
  • ヴェインテナ6:etzalcualiztli(ca. 6月6日-6月25日)
  • ヴェインテナ7:tecuilhuitontli(ca. 6月26日-7月15日)
  • ヴェインテナ8:huey tecuílhuitl(ca. 7月16日-8月4日)
  • ヴェインテナ9:tlaxochimaco(ca. 8月5日-8月24日)
  • ヴェインテナ10:xócotl huetzi(ca. 8月25日-9月13日)
  • ヴェインテナ11:ochpaniztli(ca. 9月14日-10月3日)
  • ヴェインテナ12:teotleco(ca. 10月4日-10月23日)
  • ヴェインテナ13:tepeílhuitl(ca. 10月24日-11月12日)
  • ヴェインテナ14:quecholli(ca. 11月13日-12月2日)
  • ヴェインテナ15:panquetzaliztli(ca. 12月3日-12月22日)
  • ヴェインテナ16:atemoztli(ca. 12月23日-1月11日)
  • ヴェインテナ17:títitl(ca. 1月12日-1月31日)
  • ヴェインテナ18:izcalli(ca. 2月1日-2月20日)
  • ネモンテミ(ca. 2月21日-2月25日)

これらの各ヴェインテナでは、メシカの神様達に捧げられていました。

例えばAtlcahualo月。「Atl」はナワトル語で「水」。

メシカの水の神はトラロクです。

国立人類学博物館の入口

ヴェインテナ15は「パンケッツァリストゥリ月」。

この月に行われていたメシカの神ウィツィロポシュトゥリ神への行事は、後にキリスト教のクリスマスにすり替えられました。

ヴェインテナ18のイスカリ月はクリスマスの一連の行事の最後、カンデラリア祭にすり替えられました。

トナルポウァリ暦

そして次に、260日のトナルポウァリ暦。

これは数字の1~13にメシカの20の“キャラクター”を組み合わせます。

左から右上から下の順
  • ワニ
  • トカゲ
  • ヘビ
  • ガイコツ
  • シカ
  • ウサギ
  • サル
  • 葦(アシ)
  • ジャガー
  • ハゲタカ
  • 地震
  • 石のナイフ

例えば2月26日は「6のサル」日にあたります。(Arqueologia mexicanaによる)

再び「6のサル」になるのは260日後です。

シウモピリ暦

で、今度はこの20のキャラクターの中の3の列。

家・ウサギ・葦・石のナイフ

を1~13に合わせて「年数」を作り出します。

ただ、なぜ「家・ウサギ・葦・石のナイフ」の列なのかは未解明。

これが52年周期のシウモピリ暦。

冒頭の写真は「2の葦」を表しています。

真ん中が葦、その両脇に2つの○があり、これが「2」を示します。

4つのキャラクターと1~13の組み合わせが一巡すると52年。(4x13)
今でいう1世紀のようなもの。

1世紀が終わると、
太陽が死に、新たな太陽が生まれると信じられていました。

ちなみに…

スペイン人が来た時の太陽は5番目の太陽

これが「死」んで、ケッツァルコアトル神が6番目の太陽をもたらすと信じられていましたが、現れたのは神ではなくスペイン人。

というわけでして、今の太陽は死なずに生き残り、

現在も5番目の太陽として煌々と地球を照らし続けているのでした~

今日という日をメシカ暦で表すと・・・

例えば、2月25日までは「10のウサギ」年、2月26日からは「11の葦」年。(Arqueologia mexicanaによる)

これが翌年の2月25日まで続きます。

というわけで2月26日(これを書いた日)を特定すると、

  • 「11の葦」年
  • 「Atlcahualo月の1日目」
  • 「7のサル」日

となります。

国立人類学博物館の資料を“解読”してみよう

あ、ちなみに。

これを知っていると、国立人類学博物館でも楽しめます。

「Tira de la peregrinación」と呼ばれるボトゥリニ絵文書という超重要な歴史資料があります。

それにある年号を“解読”できるんです。

これ👇ですね。

アステカの絵文書

赤線のところがアストラン。

アストランから出た場面が描かれていて、中央右に「1の石のナイフ」があります。

これは1116年頃と考えられています。

この資料は後に強大な帝国を築き、そしてヨーロッパ人に征服されたメシカ族によって描かれたもの、考えられがちですが、実は1530年代のものということが判明。

ただ、これにより「何年にどこにいたのか」が解明できるのです。メキシコ中央部付近からの経緯に限られますが・・・

そしてそれに使われているのがまさにこの「シウモピリ暦」。

ぜひぜひ、メシカの絵文書の“解読”に挑戦してみてください~(笑)

ではまた~

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