コロナ:4月22日/インフレ率と物価変動

コロナウイルスの現状:4月22日現在

上の曲線が感染者数

下の棒グラフが死者数

感染者:10,544(前日比+1,043)

感染疑い:3,618(過去14日以内)

死者:970(前日比+113)

実際の感染者数はこの約8.2倍とみられています。

よって実際は80,000人以上が感染している可能性が高いとのことです。

 

今日の新聞記事によりますと、

4月前半のインフレ率は2.08%

消費者物価指数は0.72%ダウン。

外貨歳入源トップ3(石油、家族送金、観光)が

大崩れし足掻きが取れないメキシコ。

 

メキシコは石油の埋蔵量では世界19位ですが、

生産量ベースでは世界11位です。

その為原油価格の暴落によるインパクトは当然無視できず、

ガソリンはどこまで落ちるのかというほど価格の下落が続き、

4月前半の価格は、

オクタン価87のレギュラーが10.36%、

同じく92のハイオクが9.73%

の値下がり。

 

場所にもよりまして、

僕がいつも使っているところは、

コロナ禍前は、

レギュラー21.50ペソ(約129円)/L

ハイオク22.90ペソ(約137円)/L

が今日の時点で、

レギュラー15.53(約93.18円)、

ハイオク17.49(約104.94円)

20%強も価格が落ちています!

ちなみに僕がメキシコに来た2006は、

レギュラーが7ペソ台(42円ぐらい)でした。(苦笑)

 

電力は夏場の需要が高まる低地、

例えばカンクンとか、

アカプルコとか、

メリダとか、

ベラクルスなど、

18の都市で夏場の季節価格が適用されます。

 

農産物では、

水分量が多くあまり日持ちしないもの、

例えば、

赤トマトが21.68%、

きゅうりが14.2%

値下がっています。

レストラン需要が冷え込んでも、

家庭消費で補えるはずですが、

あまり長持ちしないためにパニック買いできないからでしょうね。

 

農産物でも日持ちするもの、

唐辛子が10.62%、

卵が9.33%、

オレンジが8.62%、

米(メキシコ産の長粒米)が8.5%、

砂糖が5.8%

値上がっています。

これらは割と保存がきくもので、

皆さん買いだめているのでしょう。

 

あとメキシコの人に無くてはならないもの。

酒です。(笑)

テキーラとメスカルは数字が出ていませんでした。

特に消費量が多いビールが1.85%、

コーラなどの清涼飲料水が0.64%

値上がっています。

 

先週僕もビールを買いに行きましたら、

棚が95%ぐらい空でした。(苦笑)

政府の要請により、

ビール工場は“不要不急の業種”の対象外で、

操業停止を余儀なくされている為です。

 

脱コロナの見通しが立つまで、

当分は日常品の価格変動が続きそうです。

 

出典:

https://www.eluniversal.com.mx/

https://www.eleconomista.com.mx/economia/Inflacion-desacelero-a-2.08-precio-de-la-gasolina-cae-a-doble-digito-20200423-0036.html

Inflación en México se desaceleró en primera mitad de abril a nivel más bajo desde 2015