気付いたら今年もゲラゲツァです。オアハカの一大行事の季節です~

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育児期間中につき、

投稿が断続的になっております~。

落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。

オアハカを知ると、ボッチはやっぱり寂しいよね。(苦笑)

(出所:Aristegui Noticias

なんか、

昨日何気なくアップしたオルメカの石の彫刻、

久しぶりにフェイスブックでバズっていてビックリしました。(苦笑)

バズったといっても、

フェイスブックを始めて1年ぐらいは、

200とか300いいねっていうのはほぼ毎日でして、

べつにビックリするものではなかったんですが、

その後は皆さんに飽きられたのか、(苦笑)

フェイスブックのアルゴリズムに見放されたのかで、

徐々にエンゲージメントを落し、

最近は100行けばいいよねってところで推移しています。

 

これは完全にフェイスブックの手の平で、

コロコロと転がされているとしか言いようがないです。(苦笑)

なんでこの誰にもわかってもらえないであろうオルメカの石が、

いきなりこんなに反応が出たのか、

全くわかりません。(呆)

 

👆こんなことなので、

僕はSNSは充てにしていないのです。(苦笑)

せっかくフォロワーさんになってもらっても、

皆さんに平等に投稿が行きわたるわけじゃないって、

詐欺ですよ。(怒)

 

はい、

フェイスブックの悪口はこの辺にしときましてですね、

今日はオアハカの話題。

 

「メキシコに行った!」

という人の中には、

少なからずオアハカに行ったことがあるという人もいらっしゃいます、よね。

 

オアハカって、

メキシコシティから470キロぐらい離れた場所にあって、

多くの人は飛行機でひとっ飛び、

または長距離バスに揺られながら行く場所です。

僕のツアーでは途中寄り道しますけどね。(笑)

 

オアハカと言っても広くてですね、

東西に500キロもあります。

その大半は山岳地帯で、

道路もグニャグニャ道が数百キロ続きます。

 

「オアハカに行った」という人がいうオアハカって、

十中八九「オアハカ市」のことなんですが、

言っちゃ悪いですが、(苦笑)

オアハカ市に行っただけじゃ「オアハカに行った」とは言えませんよ~ん、

ということ。(苦笑)

 

というのも、

オアハカ州の中だけでも、

15の「民族」がいて、

16の言語が話されているという、

民族の多様性が半端ない地域なんです。

日本だけ旅行したガイジンが、

「アジアを知った」

とは言えませんよねぇ。

それと同じようなこと。

 

オアハカ市近郊というのは、

大半はサポテカという民族であり、

主にはサポテカ語系、

あとはミステカ語系の言語圏になります。

 

そんな細かい文化がいくつもあるオアハカですが、

オアハカ州は大きく分けて8つの地域に分かれていて、

それぞれの特徴があるわけです。

 

この時期(7月後半)というのは、

その8つの地域の人々がオアハカ市に一堂に会し、

各地の伝統舞踊や衣装を披露するというお祭りごとが催されます。

それをゲラゲツァ祭(Guelaguetza)といって、

世界的にも有名な行事となっており、

世界中から多くの観光客が押し寄せるというイベントです。

 

オアハカを象徴する行事となっているゲラゲツァ祭。

でも、

これについて良く知っている人ってあんまりいないと思うんですよね。

知っていても、

「昔、トウモロコシの神様を拝む行事だった」

ぐらいで、

「ただ踊りを観る行事」

的な感じがしちゃいます?(苦笑)

 

ちなみに民族舞踊だけ観るなら、

べつにこの時期に合わせてわざわざオアハカに行かなくてもですね、

メキシコシティのベジャスアルテス劇場でも、

週2で公演を行っていますので、

そちらでもお楽しみ頂けます~。

 

それでこのオアハカのゲラゲツァ祭、

ゲラゲツァって聞きなれない、

覚えにくい名称ですが、

この語源はやはりサポテカ語。

Guendalezaa

というサポテカ語の単語が来ていて、

その意味は、

直訳が難しいんですが、

一言で言えば人間社会の持ちつ持たれつ。

「相互依存」です。

地域社会もお祭りなどの行事に参加する「姿勢」。

 

なんかそう考えると、

現代社会に著しく乏しくなってしまった人間関係と相反するようなものですねぇ。

 

昨今、

世間を騒がせる事件って、

なんかこう、

社会から孤立して云々、

ていうのが根底にある気がしますが、

本来、人間社会って持ちつ持たれつの集団だったはず。

 

もともと人間は一人で生きたことがなくて、

150人ぐらいを上限とするグループで、

狩猟やら植物採集をして生きていました。

だから昨今の「独り」というボッチ現象というのは、

250万年以上前に人類(サピエンス以外も含め)が誕生してからの時間で、

ほんの0.000・・・%の時間で起きている、

とっても不思議な現象。

そりゃ脳みそだって異常事態アラーム出しちゃいますよね。

 

「なんであんたの周りに人がいないんだよ」

と脳が言っているようです。(苦笑)

 

「自分はボッチが大好き!」と言い張っている人も、

自然の一部である脳は、

遺伝的にそれをそう簡単に受け入れられない。

 

かく言う僕だって、

集団行動は大の苦手。

元々はどこに旅行するにしても大体一人でした。

でもそんな僕の旅行スタイルにも、

僕の脳が「なんであんたの周りには誰もいないんだい」

と反応し始めていたようなんです。(苦笑)

だから今では、

ボッチの時間が長くなると、

一人前に寂しくなるんです。(苦笑)

 

ちょっと話がズレましたが、

そんな人間の生活に欠かせない「お互い様」とか、

「持ちつ持たれつ」という相互依存性。

それを素直に受け入れ、

素直に有難く思う、

それってたぶん、

一番人間に安心感を与えてくれるものだと思うんですよね。

頼れる場所があって安心感が与えられれば、

どうにかして自分もその共同体内で他人の役に立とうとします。

そうすると自ずと「幸せ」も生まれます。

 

日本の若い人たち?は、

「自分の居場所がない」

「自分探しをしたい」

なんて嘆いている人が5000万人ぐらいいるようですが、

それも「脳」が異常を察知して、

警報を鳴らしているんでしょうね、きっと。

 

そんな警報器鳴りっぱなしの状態が続けば、

そりゃおかしくなりますって。

それが無差別殺人とか、

自殺とか、

あとはイジメもそうなのか、

そんな歪んだ形で社会にポツポツと出て来るのかと。

 

SNSは散々「繋がる」ものと言われているのに、

ちっとも「繋がっている感」がしないのは僕だけか。(苦笑)

 

そんな本来の「人間同士の繋がり」がベースの一部になっているのが、

オアハカのゲラゲツァ祭。

 

現在のように盛大に行われるようになったのは、

実はそこまで古いものではなく、(!?)

今からちょうど90年前のことです。

はい、今年はちょうど90周年です。(祝!)

 

続きはまた次回に~👇

(投稿は後日)

ゲラゲツァ祭の話・後編

 

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