効率が悪くアナログなコミュニケーションは、本当にもう過去のものなのか。
メキシコ在住１６年目、
「メキシコの素顔を世界に！」をモットーに、
複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】な完全プライベート日本語ツアーで、
いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、
公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
効率が悪くアナログなコミュニケーションは、本当にもう過去のものなのか。
☝郵便局で送りものの手続きをする人達。
ポルフィリオ・ディアス政権下、
独立１００年記念に向けて１９０２年～０７年に掛けて建造されたメキシコの郵便局の本部。
皆さんは現代のコミュニケーションについてどう思われていらっしゃいます？
僕が言いたいアナログとは、
時代の流れに逆行するかのような、
手間が掛かりある意味面倒な方法のコミュニケーション方法です。
例えば、
- 友達とはラインやSNSだけでなく実際に会って話をする
- 手書きの手紙を書く
- 手作りのプレゼントをつくる
- 年賀状はデジタルではなく葉書を出す
- 結婚式のプレゼントは、自分で相手の事を考えて、自分で選んで届ける(メキシコやアメリカでは、新郎新婦がデパートで好きなものもリストを作って、招待客はそのリストにある“プレゼント”のお金を支払い、デパート側が新郎新婦に発送するという習慣があります)
などというものです。
僕のガイド業の場合だと自分の旅行商品を、
敢えてお客様との対話を通じて、
その都度説明しご購入頂くようにしています。
一方で、
旅行業界でも時代の流れで自動販売機のようにツアー例が画面に並んでいたりして、
お客さんがガイド側と面倒なコミュニケーションを交わすことなく、
支払いもその場で完結するというものが主流です。
気にするのはもっぱら値段で、
だれがどんなツアーをしてくれるのかというのは二の次。
僕らはおカネをセーブするのに躍起になっています。
もちろん基本的なツアー情報はみることができますが、
ガイドさんがどういう人なのか、
どういう得があるのか、
っていうようなことを、
満足に知る事は難しいように思います。
てなわけで、
僕のビジネスモデルは全く時代の流れに全く即していない、
面倒で時間が掛かるものというもになります。
そういった意味ではキオテも超アナログです。
毎日調べて書いて、
いったいどれだけの労力を掛けているのでしょう。（汗）
いえいえ、
自分で好きでやっているのでいいんです。（笑）
これが苦痛になると大変、
というか続かないですから。
一方で、
僕が得意とするマーケット向けには間違っているとは思いませんので、
細々とアナログ式に続けて参ります。（笑）
仕事以外ですと、
僕は友達とはできる限り会って一緒に飲んだり、
お茶したりする時間をつくる様に心がけています。
今では「SNSもあるしラインあるし、どこにいても寂しくない」
という考えの方々も多くいらっしゃるようですが、
僕は寂しがり屋なので近くに人がいないと耐えられないんです（涙笑）
たぶん、
僕がメキシコにいるから、
というのも一理あるのかと。
どういうことかといいますと、
メキシコは
フィジカル・コミュニケーション（ハグとかキスとか）
によって挨拶をする文化だからです。
男同士は親しければハグして背中をパンパン2、3回叩いて、
「おー元気かぁ！」と、
ついでに握手もしながら一言二言言葉を交わします。
男性と女性でしたら、
ほっぺとほっぺを触れさせてチュッと口で音を立てて、
親しければその後ギュってハグして
「元気ぃ～～？」
って一言二言言葉を交わします。
女性と女性もほっぺにキスですね。
別れ際もその繰り返しで、挨拶して別れます。
だから、
ビデオ電話とか、SNSとか、ラインとかだと顔は見えてもこれが出来ない。
日本的な感覚ですと、
べつにどーでもいい事だと思いますが、（笑）
出来ないとなんか物足りないんですよね～。
なんか疎遠になっていっているような、、、
気がするんです。
不思議なもので。（苦笑）
日本てそれがなくて、
あっても握手だけじゃないですか。
だから実際にいようがいまいが、
感覚的に関係ないから、
「別に離れていてもいいじゃん」
という結論に落ち着く事も多いのだと？
いや、僕の場合ならもし日本に居ても、
アナログ的な部分は大事にしたいかも、、、
多分、年賀状も最低名前とメッセージの部分は手書きにするかと。
字が下手くそでも、、、（困）
それが自分が心を込めて書いたお手紙の証ですから。（笑）
☝はい、自己満です。
世界に一つのお手紙を、
大切な人達に贈るわけです。
受け取る相手にとっては、
それがステキだと思う人もいれば、
プリンター製でもどちらでも良いという人もいるでしょう。
でも相手を想うってステキだと思うんです。
それぐらいできる余裕が欲しいですね。
日本は「想いすぎる」ところがあるようで、
ちょっと窮屈ですが。（苦笑）
そこに金銭的価値はお年玉抽選以外一銭もないですけど、
それが愛情だったり友情だったりだと思うんです。
オンラインで散々繋がっているクセに、
人間関係が希薄になってきているって、
良く分からないです。
でも実はこういう所から来ているかもしれません。
そんな事で、
何でもデジタル化という風潮など歯牙にもかけず、
これからもアナログ的に、
折角人間として生きているんだから、
人間的なコミュニケーションを
大事にして行きたいと思っています～～～（汗笑）
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