2023年も桜が咲き誇る3月、僕には悲しい思い出がある時期です。


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成田から直行便でたったの12時間、

アメリカ・カナダの各都市から5時間以内、

春休み旅行、ゴールデンウィーク、夏休み、そして年末年始、

2023年の海外旅行は「未知の国メキシコ」への旅行はいかがでしょう。

 

こちらは世にあるメキシコ旅行やメキシコ生活、海外旅行について、

ほぼ毎日行き当たりばったりに発信しながらも、

ゆるすぎるのが人気のメキシコブログ【キオテ通信】です。

 

メキシコ在住17年目のメキシコガイド兼ドライバーが、

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育児期間中につき、

投稿が断続的になっております~。

落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。

 

「死」を考えると生活が変わるよね。

👆メキシコの桜ジャカランダ

毎年3月のテーマは「別れ」

今日は個人的なことなんですが、

毎年、

この日は僕の心情を吐露する目的だけに書いています。

 

これはメキシコ通信として、

日々起こる日常やメキシコの観光情報、歴史などを、

現地在住視点でツラツラと書いている空間なんですが、

まぁ言っちゃえばブログという名の僕の日記帳なので、(苦笑)

いろんな自分の想いをしたためる場としても使っています。

 

てなわけでして、

毎年3月17日の僕のテーマは「別れ」。

 

そもそもこの季節「春」というのはそういう季節でもあります。

(日本はね)

卒業式というのがあって、

これまで毎日嫌でも顔を合わせて来た同級生たちと、

一応「お別れ」する時期です。

 

生きていれば出会いがあれば別れもあります。

最愛の家族、友人、恩人、同僚・・・

出会っては別れ、

最後は自分がそれらの人達全員とお別れする瞬間が訪れます。

地球上の誰一人として例外なく、

そんな今周りに普通にいる人達全員と、

「お別れ」する日が来ます。

 

そんな「悲しい」日が必ず来るということを、

今この瞬間に感じながら生きている人、

どれぐらいいますかね?

 

僕はつい最近まで、

そんなことは薄々頭では分かっていても、

そう簡単には起こらない、

身近な現実とは考えていませんでした。

 

2018年3月17日までは。

 

あの日から5年

言うまでもあく「死」のことなんですが、

「死」については嫌と言うほど、

他人事として毎日毎日メディア界隈で耳に入ってきます。

 

一度も会ったことがない人でも有名人となれば、

「え、マジ!?」

と一瞬だけ感じたりします。

でもその後は何事もなかったかのように、

他人の日常生活は営まれます。

 

5年前のあの日、

僕は妻とメキシコの家族一緒に、

日本で行う結婚式のために、

まさに家を出ようという時でした。

 

母の余命一カ月という現実に頭がパニックになり、

それが現実なのか夢なのか、

ただただ茫然と空港へと向かっていました。

 

余命一カ月といっても、

「まだ一カ月ある」

とプラスに考えていたのかもしれません。

 

飛行機の中でも、

その一カ月をどう過ごすかを考えていたのかもしれませんが、

今となっては何も思い出せません。

 

ただ、少なくても、

家を出てから24時間足らずで、

息を引き取り変わり果てた母と対面することになるとは、

微塵も考えていませんでした。

 

最期ぐらい、

自分で看取りたいという方向に、

自然と頭が考えていましたから、

まさかもう会えないなんて・・・

 

あの「3時間」は僕の人生で最大の悔やみ

こっちの家族といろいろ予定があってので、

僕は妻と先に実家に戻ることにし、

日本のことが何もわからないメキシコの家族のために、

成田に着陸後空港レストランで家族会議をしていました。

 

その間約3時間。

 

僕はその後の人生を、

そのたった「3時間」のために、

後悔し続けることになります。

 

とにかく自分の手際が悪かったです。

東京の宿のメールを探すのにひどく手こずった記憶があります。

勝手なこじ付けなのかもしれませんが、

きっと、

母は苦しむ自分の姿を、

息子に、

そしてこちらの家族に見せたくなかったのかなと。

 

きっとそんな気持ちが僕のメール探しを手こずらせ、

「3時間」もウダウダと空港で “家族会議”に費やしてしまったのかなと、

今となってはそう感じずにはいられません。

 

最終的に、

僕は30分間に合わず、

母の死目に立ち会うことが出来ませんでした。

 

最後に合った日から1年半後に、

1万キロ以上離れたメキシコから帰ってきて、

たった30分間に合わず、

最後に会えないなんて、

よっぽど親不孝なんだなと思うのでした。

 

ちょうどその日は、

静岡は桜が満開でした。

2023年はどうなんでしょう?

 

当たり前に表れた変化で感じる喪失感

それ以来、

たまに掛かってきていた電話はパタリとなくなりました。

メールも全く来なくなりました。

 

当たり前ですよね。

だってもう居ないんだから。

 

最後の“会話”は11日前の3月6日。

僕がメキシコの夜中の11時に、

支払いをしない不真面目な客と、

支払い交渉をしていた時に掛かってきた電話。

内容は僕らの結婚式についての相談だったんですが、

“商談中”だったので冷たく切ってしまいました。

そのクダラナイ客のために。

 

そしてもう、

二度と母の声を聞くことはありませんでした。

 

だからですね、

多くの人にとって3月は嬉しい「春」なんでしょうけれど、

僕にとっては後悔まみれの、

未だに心が痛む時期なんです。

 

そんな誰にも話すことが出来ない心情に耐えかねて、

この場をお借りして、

こんな自分の後悔について書いているわけで御座います。

 

お許しください。

 

また明日~

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