昔のメキシコで「生贄」が行われていたホントの理由とは・・・?(2/2)


 

世にある旅行について、

毎日行き当たりばったりにメキシコから好き勝手に書いている、

ゆるすぎるメキシコブログ【キオテ通信】の時間です。

 

メキシコ在住16年目、

「メキシコの素顔を世界に!をモットーに、

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いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供している、

メキシコ観光省認定日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウで御座います。

 

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昔のメキシコで「生贄」が行われていたホントの理由とは・・・?(2/2)

👆どこに焦点を合わせたらいいのか分からない写真ですが、(苦笑)
写真中央部やや右上にある「黒い四角い石」です。
テシュカトゥル(Techcatl)とよばれる「生贄の石」です。

 

ちょっと間が開いちゃいましたが、

前回の続きです~

前編はこちた☟をどうぞ~

生贄・前編

 

前回は、

テオティワカンと、

アステカで知られるメシカ族の首都テノチティトランにある(あった)通称「ピラミッド」とよばれる建造物の共通点、

というところで終わりましたね。

 

それは、、、

 

「東」に位置しているということ。

東と言えば太陽が昇る方角。

当時、日の出と言うのは、

新たな生命の誕生を意味していたんですね。

メキシコの考古学では「生の循環」、

Ciclo de Vidaって言われて、

ようは仏教の「輪廻転生」ようなものですね。

これって仏教・ヒンズー教が生まれたインドの世界観に似ていて、

それには気候条件も関わっています。

 

それは別の機会にお話しするとしまして、

生命の誕生って、

人間の生命だけではありません。

作物もです。

この「生の循環」という概念は、

メキシコ各地の異なった文化の都市跡(遺跡)でも見られます。

例えばベラクルスのトトナカ文化のエル・タヒン(El Tajin)。

東にある山を起点に都市設計がされています。

トラスカラのソチテカトゥル(Xochitecatl)、

この都市の真東にはあのマトゥラルクェジェ山、

通称マリンチェ山があります。

9月29日の日の出はちょうどマリンチェ山山頂に起こり、

この日には「生を産む」女性達によって儀式が行われていました。

メキシコ第3峰のイスタシワトル山。

この麓にはいくつかの宗教てき建造物が残されているのですが、

それらも山頂が東になるように配置されています。

 

太陽は「生」の象徴。

 

「日の出=生の誕生」

 

その太陽に、

「動」そして「生」の象徴でもある「心臓」を差し出すという行為、

これが冒頭の映画の中で描かれている心臓摘出の儀式です。

よって、

貴族連中が微笑ましくくつろぎながら、

生贄のシーンを余興的に「見物」するほど、

状況は楽観的ではなかったハズ。

とりわけ「ヤバそうなとき」なんか、

みんなガチでお祈りしていたことでしょう・・・

 

生贄にされる捕虜、

主には戦で得た捕虜が多かったようですが、

彼らが仰向けに寝かされる場所というか石ですね、

これをテシュカトゥル(Techcatl)といって、

当時の現物をですね、

ウェイ・テオカリ、

通称テンプロマジョール(テンプロマヨール)で見る事ができます。

冒頭の写真の中の黒い四角石👆👆👆

ちなみに「ホンモノ」なんですよ~

 

更には、

これは説が分かれるんですが、

通称チャックモルと呼ばれる「半寝の像」☟

これはテシュカトゥル(生贄の石)の左側に位置しています。

これもですねテシュカトゥルと同じように、

生贄の儀式に使われていたと考えられています。

チャックモルにもいろんな形があって、

詳しくは僕のツアーでご説明します~

 

ちなみに本来のチャックモルというのは、

これ☟

 

チチェンイッツァから見つかった、

「赤いジャガー」であり、

「半寝の像」は別物という見方があります。

僕は学者ではありませんので、

この辺の明言は避けさせて頂きます。(笑)

ただ、

この赤いジャガーの存在は一般的に知られていないので、

「チャックモル」と言えば「半寝の像」というイメージが定着してしまっています。

 

そしてもう一つ、

いろいろある「生贄」の方法として象徴的なのは「斬首」。

あのぉ、

繰り返しますが、

今どきのどこかの地域で流行っているような「処刑」ではないことを、

再度ご理解頂ければ幸いです。(苦笑)

 

これも「心臓摘出」型の生贄と同じで、

なんでわざわざ首を切り落とすのかという点。

ただの死をもって「生贄」とせず、

斬首するという行為。

これにもちゃんとメソアメリカ特有の根拠があるのです。

ただただむごたらしい、

見せしめ的な処刑ではなくて、

彼らの宗教観、世界観に乗っ取った

宗教的儀式の一つなのです。

だからここでも、

現代に別の世界観で生きる我々の主観で、

「斬首なんて残酷!」とか「斬首は悪!」という議論にはなりません。

仮に当時の彼らが、

仏教の火葬を知ったとして、

「新たな生命に繋がる死者を焼くとは何事だ!」と言ったとしても、

それは僕らにとったら知ったこっちゃなくて、

僕らは僕らの習慣にのっとって、

僕らが最良と思う方法で死者を葬っているわけですね。

 

だから一先ずそういう現代人的な感情を脇に置いて考えて頂く事をお勧めします。

 

先日デュアリティ(二重性)の話をしてあまりウケが良くなかったんですが、(苦笑)

片方の方から2本の腕が出ているとか、

頭が真後ろに向いているとか、

僕らにとっては「ありえない事」、

つまり超常現象は、

彼らには「神」と繋がる唯一の方法であったわけです。

 

それで斬首する理由、、、、

 

それは斬首の際に流れ出る「血液」というのは、

人間に生を与える(た)液体なわけです。

それが地面に落ちる。

「地」というのは死者の世界で、

死者が「生まれる」前に通る世界です。

その世界である「地」に落ちる生きていた人間の血液は、

地下の世界(死者の世界)では「水」となります。

死者はその「水」を得て、

新たな「生」としてこの世に生まれるわけなんですね。

 

そして大事なのは血液だけじゃありません。

切り落とされた「頭」。

これは当時「種」として捉えられていました。

「種」からは作物が育ちます。

 

特にメキシコ中央部、

オアハカなどの一部の地域を除いて見つかっていないものなんですが、

ツォンパントゥリという骸骨の祭壇がありました。

☟これ

特にメシカ(アステカ)の首都テノチティトランですね。

これはまた違った概念で、

「種まき」という意味ではありません。

これは「権力の誇示」だと考えられています。

 

「命を捧げる」という行為は、

形は違えど同じ観念のもとに行われていたのです。

チチェンイッツァのセノテの底からは人骨や遺品が見つかっています。

生贄は無かったと考えられていたテオティワカンのピラミッドの下からは、

後ろ手に縛られた人骨が見つかっています。

エジプトのピラミッドのように「お墓」ではありませんのでご注意を。

「ボラドーレス」って日本語でもガイドブックに書かれているものを、

今ではアクロバットショーみたいになってしまっていますが、

当時は生贄を伴う宗教的儀式なんですね。

 

こんな風に、

「生贄」や「ピラミッド」などはとりわけインパクトが強く、

観光商材としてはとっつきやすいテーマんです。

でもそれらを単体で捉えるんじゃなくて、

当時の宗教観や世界観、

それを基に行った都市建設や、

現代にまで受け継がれているメキシコ料理を見て行くと、

いろんなことが分かってきます。

生贄を単体で捉えると、、、

冒頭の映画になるのです。(苦笑)

だから僕はこの映画にはあまり賛同できない、

ということで御座います。

 

いかがでしょう。

昔のメキシコ、

メソアメリカの生贄について、

少しご理解頂ければ幸いです。

 

そんなわけで、

また明日~

 

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