遺跡と自然を両方満喫した谷の旅：谷底で感じた事・考えた事（１／３）
メキシコ在住１６年目、
「メキシコの素顔を世界に！」をモットーに、
複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】な完全プライベート日本語ツアーで、
いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、
公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
今日も呑気にメキシコから書いています～
遺跡と自然を両方満喫した谷の旅：谷底で感じた事・考えた事（１／３）
独り言を言いたい事がたくさんあるので、
まだ「岩絵」関連です。（苦笑）
興味無い人はまた３日後に覗いてください～
この岩絵がある谷に行くには、
車での長距離移動は避けられません。
３６０キロ程のところにロレト（Loreto）空港がありますが、
飛行機は便数が限られる上、
テントや寝袋などの荷物もあるので
あまり便利ではありません。
南端のロスカボスから８７０キロ。
車で１２時間ぐらいの行程です。
１日で着けないことはないですが、
暗くなると途中の景色が楽しめないので、
2日に分けた方がいいですね。
海が好きな人、
高級リゾートロスカボスもいいですが、（苦笑）
もっといいビーチがあるんです。
超ローカルで小さく、
ホテルもレストランもありませんが、
水がキレイ！（笑）
入園手続きを済ませ、
唯一の入り口である村に着き、
ココで地元のガイドさんが待ってくれていて、
持って行く荷物をラバに積み込みます。
あの、
僕はちゃんと資格を持ったメキシコガイドですが、
場所によっては地元のガイドさんを雇わないといけない場所、
或いは地元の人を雇った方がイイ場所というのが少なからずあります。
地元の事をよく知っているというのもありますが、
彼らに任せた方がコトが上手く運ぶのです。
そもそも、
そういう場所というのは元々彼らの居住区域ですので、
まずは彼らの生活を「尊重」すべきなんです。
ケチって「人の家に土足で上がりこむ」といい事ありません。
そういう所は事前に事情をお知らせしますので、
「ガイドは二人もいらん！」
なんて言わないで下さいネ～（笑）
そんで、
ココはというと
「地元の人を雇わないといけない」
というルールがあり、
荷物を預けるロバやラバのこともあるので、
僕みたいな「よそ者」が自分達だけでは行けないんです。
コースは２つあって、
１つは1日で往復できるもの。
もう１つは２日ないしは3日コース。
メインの岩絵は１日じゃいけません。
あと、
もちろん温かいシャワーと浴槽があってご飯が自動的に出て来るホテルなんてありませんので、（笑）
キャンプになります。
でも谷底に最低限整備されたキャンプ場があるのでご安心を。
世界遺産であり、
国の保護エリアですので、
どこでもキャンプできるわけじゃなく、
薪で火を起こせません。
だからごはんには、
コンロを持って行き調理する必要があります。
もちろんテントと寝袋、懐中電灯などのキャンプ用品も必要。（笑）
僕みたいに山に登っている人なら当たり前のキャンプ用品ですが、
そうじゃない人には持って行くのは結構大変ですね。
だからラバが必要なんです。
もちろん山歩きをしたければ、
全部自分で持って行けばいいですが、
谷と岩絵を見る前に疲れてしまったら元も子もない。（苦笑）
あとはラバをお借りして、
地元の人達に還元するのも大事な要素の一つです。
荷物を積み込みいざ出発。
最初の３０分は比較的平坦な道。
でも谷に入ると急勾配になります。
山に慣れていない人だと、
これが結構怖いようで、
お客さんの中には怖さで失禁してしまった人もいるとか。
でもそこはラバ君たちを信じるしかない。
というか、
ラバ君たちを信じた方が安全。（笑笑）
いや、
ホントに。
こんなところ、
よく降りるねって所も慣れたものでスイスイ。
彼らも「死にたくない」という本能が働きますから、
「死にたくない」
と思わないハイテクロボット自動運転車のような事故は起こらないのです。
だからご安心を～（笑）
続きはまたあした～
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