復活祭、メキシコでは何をする?・2/3
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美しい教会にはワケがある。
👆プエブラのサント・ドミンゴ教会。美しいんですがCapillaという、割と低いカテゴリーの教会です。
前回👇
美しいだけじゃない教会。
てなわけで、
そんな興味と無関心、
海外旅行と宗教、
メキシコとカトリック教、
カトリック教とメキシコの遺跡、
メキシコの遺跡とメキシコ料理、
メキシコ旅行に行かれる際、
自分のコンフォートゾーンを抜け出す機会としてちょうどいい、
と思って頂き、
「美しい教会建築」もさることながら、
その「裏」のイベントについても一つでも知って頂くと、
メキシコや、
はたまたそれをヨーロッパ旅行にも応用して頂けることでしょう。(得!)
そんなメキシコと切っても切り離せないキリスト教(カトリック教)。
キリスト教、カトリック、プロテスタント、正教会、
いろいろ出てきて、
ぶっちゃけ何が何だかよくわからないという方もいらっしゃると思いますが、(苦笑)
その辺は検索ボックスで、
「キリスト教」などと入れて頂くと、
最低1稿ぐらいは説明がでてくると思います。(苦笑)
だからそれらのその違いについてはココでは割愛しますが、
宗派は何であれ、
源流はキリスト様に通じるのです。
キリスト教も「春」、大切な時期です。
2月2日の稿で、
「やっとクリスマスの行事が終わりました~」
なんてことを書いたと思いますが、
その約2カ月後には、
今度は「生誕」と「真逆」として捉えられている、
キリストさんの「死」に関わる行事があるわけです。
僕としては、
つい2ヵ月前にはキリストさんの教会へのお披露目の儀式、
カンデラリア祭があったばかりで、
今月は「死」ですかい、
とちょっと複雑な心境になってしまうんですが、(苦笑)
まぁ、一年は365日しかありませんから、
仕方ないこともありますよね。
英語ではイースター、
でもメキシコではセマナ・サンタといいます。
Semana Santaですね。
Semanaはスペイン語で「週」、
Santaは聖人とか聖なるという意味。
英語のセイントです。
「聖なる週」
「灰」の水曜日・・?
この週では通常、
最低でも4日間の連休になります。
(でも正式な祝日ではない)
毎年ズレるんですが、
これはユダヤ暦によるもの。
ニサン月という、
春の最初の月と言われる月があって、
その15日目が満月なんですね。
その日を復活祭としているため、
毎年3月から4月中旬と、
かなりズレが生じます。
といっても、
この習慣というのは、
なんと、
この40日前から始まっているのです。
この40日間をクアレスマ(日本語では四旬節)といって、
祈りを捧げる期間になります。
その最初の日を「灰の水曜日」と呼びます。
スペイン語ではMiercoles de ceniza 、
英語ではレント(Lent)と呼ばれるようです。
なんで40日なのかっていうと、、、
聖書ではこの40日というの期間が多く登場するようです。
40日の大雨だとか、
モーセが40日間山を彷徨したとか、
キリストさんが40日間40夜砂漠を歩いたとか、
ユダヤの聖地を40年間探し続けたとか、
さらに・・・キリストさんが処刑されてから40時間後に「復活」したとか、
だから40日というのはキリスト教ではシンボリックな数字なんです。
で、
そのクアレスマの初日が「灰の水曜日」なんですが、
あの「灰」です。
この習慣は一説によると384年に始まったようですが、
何をするのかというと、
灰を使っておでこに十字を書きます。
👇こんな風に。
「灰」の意味・・・
これが灰の水曜日の儀式。
なんで「灰」なのかというと、
「神が地の粉から人間をつくったから」
というもの。
ちなみにこの「灰」といのは、
前年の「枝の日曜日」に使われたパルマの燃えカス。
カスっていうと怒られるのかもしれませんが、(謝)
そういうことになっています。
なんかまた新しい日が出てきましたね。(苦笑)
「枝の日曜日」。
適当な日本語訳がないので僕が勝手に「枝」としたんですが、
この枝というのが、
キリストさんがエルサレムに入城した日に、
群衆がオリーブの葉、というか枝を持っていた、
というところからこう呼ばれています。
現在も「枝の日曜日」にはこれを模した、
ヤシの葉製のものを使っています。
スペイン語、メキシコではDomingo de Ramosといいます。
👇これ
これがその様子を描いたもの👇
ロバに乗ったキリストさんとオリーブの木。
それが「復活」の8日前の日曜日、
つまり今週の日曜日で、
今年は4月10日なんです。
スペイン語、メキシコではDomingo de Ramosって呼ばれています。
続きは次回~
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