あのテキーラじゃないテキーラの話・1/2(笑)
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育児期間中につき、
投稿が断続的になっております~。
落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。
テキーラの歴史よりももっと深いテキーラの歴史を紐解くと・・・(笑)
👆テキーラのマゲイ(アガベ)畑の景観は世界遺産です。
テキーラの誤解
意味不明な題名ですが、
その通りなんです。
テキーラと言えばあのテキーラですよ。
強いお酒。
ショットグラスに注いだあの液体を、
なぜかグビッっと一気飲みするのが、
テキーラの正しい飲み方のように誤解されていますが、
本当はお猪口に注いだ日本酒のように、
チビチビやるのがいいんです。(苦笑)
テキーラとメスカルの飲み方の違い
同じくメキシコの強いお酒メスカルと違って、
テキーラは飲み方がいろいろあるんです。
というのも、
テキーラは一種類のマゲイ(アガベ)しか使えず、
それぞれ違いを生み出すには、
貯蔵容器と貯蔵時間によって殆どが決まります。
もちろん他の細かい要素もありますが、
「大方は」それでテキーラの種類が決まります。
だからとは言えないと思いますが、
テキーラは、
ジュースと混ぜたり、
サングリタ(Sangrita)という、
ピリ辛の赤い液体と交互にチビチビ飲んだり、
ロックだったり、
もちろんストレートだったり、
いろいろな方法で飲めるのがポイント。
片やメスカルは、
同じくマゲイから造られても、
原則ジュースや氷と混ぜて飲んだりしません。
たまにカクテルはありますが。(苦笑)
僕が好きなのは、
もちろんストレートでも飲むんですが、
グレープフルーツ炭酸と割ったパロマ、
そしてサングリタです。
👇サングリタとテキーラ
👇市販されているサングリタ。
タバスコとオレンジジュースを使って自家製もできますよん。
テキーラのテキーラじゃない話(苦笑)
世の中にはテキーラにメチャ詳しい人達がいるので、
僕の方からは技術的な話はあまりしません。(汗笑)
てことでですね、
今回は、
飲む方のテキーラじゃなくて、
地名の方のテキーラの話。
テキーラというお酒が、
メキシコのお酒ということ、
メキシコの中でも、
ハリスコ州テキーラ市というか町から命名されている、
ということは知っている人も多いでしょう。
アルファベットでは、
Tequilaと書きます。
そのTequilaという名称について、
文化的、歴史的な背景から書いてみようと思いますぅ~。
今日、
僕らが日常的に当たり前のように使っている単語の中には、
実は、
メキシコ生まれの単語が結構多いということに驚かされます。
「メキシコ生まれ」をどう定義するかにもよりますが、
僕の場合は、(苦笑)
輸入品であるスペイン語由来ではないということ。
これが「メキシコ生まれ」の定義としています。
スペイン語じゃないんなら何語だい!
てことですが、
メキシコの場合はこの「~語」の部分がやたら多いんです。
それがメキシコの複雑性であり、
多様性であり、
そして「面白さ」でもあるんですね。
メキシコはマルチリンガルの国
日本にいるとあまりイメージできないかもしれませんが、
例えば、
日本という同一国内でありながら、
公用語の日本語以外に、
英語、
スペイン語、
中国語、
インドネシア語、
・・・・
という言語が、
日常的に使われているという状態。
メキシコにはなななんんと、
50以上の「言語」が、
今日も日常会話で使われているんです。
よく68言語という人がいますが、
これって2010年の国勢調査の数字で、
この10年でかなりの数の言語の話者数が減っていると思われます。
だから僕は50ぐらいといつも言っています。
ついでにマヤ語の話・・・
皆さんも知っているものだと、
「マヤ語」というもがあります。
「マヤ」は日本の学校で習う世界史にも出てきますから、
誰でも一度は聞いたことがあるはず。
ただ、
その「マヤ語」といったって、
広義にはたくさんあるんです。
マヤーユカテカ、
チョル、
チョンタル、
マム、
ツェルタル、
ツォツィル、
マヤーラカンドナ、
トホルバル、
ウァステカ、
などなど。
これらすべては「マヤ」という幹を共有している兄弟言語なんです。
狭義には、
「マヤ語」と言えば、
ユカタン半島北部で話されている、
マヤーユカテカ語を指す場合が多いですが、
本当は簡単に「マヤ語」を一言で定義できるわけじゃないんです。
マヤ語は一例で、
メキシコには15の言語ファミリーがあり、
マヤ語ファミリー(幹)はその一つ。
んで、
今回の話題の「テキーラ」という単語。
これの語源は・・・
続きは次回👇に。(笑)
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