
リアルなメキシコをご案内中のメキシコ公認ガイドの岩﨑功です。

メキシコ旅行の悩み事。
メキシコを車で地球5周以上を旅をしていて、 もちろん好きでやっているので、 長時間ドライブでもいつもルンルン気分なんですが、 たまに困ることもあるんです。(苦笑)
それは何かというと・・・
「ごはん」の問題。
以前にも書いたと思いますが、 食べるものが「ない」というときが、 一番ツライ。(辛)
日本だと、 いつ、どこにいっても、 「食べられるもの」ってたくさんあるじゃないですか。
最悪、 深夜で食いっぱぐれそうになっても、 コンビニっていう、 便利すぎるものもあって、 「ごはん、どうしよう・・・」と悩むことは殆どありません。
でも、 メキシコでは、 ご飯は至福のひとときをもたらすものであると同時に、 悩みの種にもなるのです。
その理由にはいろいろあるんですが、 僕がいつも気にするのが「衛生状態」。 これは一部、前職の職業病でもあるんですが、(苦笑) ヤバいキッチンに入り過ぎたせいで、 食べる場所には人一倍気を遣うようになってしまいました。
オーダーした後にヤバいことが分かったことがあって、 キャンセルするのはマズかったので、 お持ち帰りにしてもらって捨てたこともあります。(困)
(食品を捨てるのは罪と思いつつも・・・)
メキシコにも一応コンビニはあるんですが、 直ぐ食べられる炭水化物は、 水分を含んでビシャビシャになりかけたマズいサンドイッチとチンするだけのハンバーガーぐらいしかない。(沈)
日本の幕の内弁当のようなものはなければ、 一部を除いて豊富な種類のおにぎりもない。
余談ですが、 セブンイレブンではおにぎりが売られています。はたしてその味は・・・

店舗数はOXXO(オクソ)というチェーンが約2万店で断トツ。 かたやセブンイレブンは1800店強と、 特に地方では影が薄い。
道端で売っているタマルがうまくて腹持ちがいい。
というわけでして、 地方への旅行で途方に暮れているときに、 道端でタマルを売っているときがあるんです。(嬉!)
メキシコ全土ではありませんが・・・

もちろん、 食堂のようなところでもある場合もありますが、 タマルと言えば道端で売っているものを食べることが多いですね。
一般家庭のお母さんが作って、 それを自分か家族が売っている場合が多い。
一口にタマルといっても、 メキシコは広く文化も複雑ので、 いろんな種類があり、 地域によっては名称が異なる場合もあります。




各地域のタマルの違い。
実は僕、 気付いてしまったんですが、 メキシコシティのタマルは、 確かに美味しいんですが、 あんまり量は食べられないんです・・・(苦笑)
ちょっとヘビーなんですよね、僕には・・・
一方で、 一番好きなのがオアハカのタマル。
大きな違いは、 マンテカ(ラード)を入れるか入れないか。
オアハカといってもまた広いので、 地域によって異なるとおもいますが、 僕がいつもお世話になっているサポテカのご一家が作るタマルは、 ラードを入れないんです。
そのためか、 もの凄い軽やかな味わいで、 結構もりもり食べちゃうんです。(笑)
「タマルの音」が聞こえたら。
あともう一つタマルで助けられること。
夜、小腹が空いたとき、 ちょうど良いタイミングで、 タマレロ(タマルを売る人)が巡回してくるんです。
一個20ペソ(120円)とか25ペソぐらい。
寸胴のようなでっかい鍋に入れて運んできます。
ちなみにこれはオアハカスタイルのタマル。

タマルこそがメキシコ料理。
そんな、タマルというメキシコに住む庶民には「欠かせない」メキシコ料理、 おそらく日本の方々は知らない方も多いのでは?
Tamalと書きます。
たまにタマレという人がいますが、 正しくはタマル。
複数形にするとタマレス(Tamales)となりますが、 単数の場合はタマル。
この語源というのがTamalliという、 ナワトル語の単語なんですが、 その意味は・・・ ナワトル語の辞書には 「葉で包まれ鍋で蒸されたパン」 と出ています。
「パン」とスペイン語に訳されているのが興味深い。(笑)
タマルを作るには、トルティーヤ (トルティジャ)を作るときみたいに、 トウモロコシ粉を練って弾力を付け、 それに具材を詰め、形を整えて蒸すんです。
そういった点では、 順序は違いますが、 お米を蒸して練って形を整えるお餅と似ていたりもして?
お餅は「ケーキ」だそうですが、タマルは「パン」です。(苦笑)
その違いはぜひご自身で作っていただき、 確かめていただければと思います~



タマルの歴史。
で、 タマルの歴史なんですが、 日本でも有名な「タコス」よりもずぅ~と古いと考えらえています。
タコスは同じナワトル語のTlahcoが語源になっているんですが、 「半分の」という意味。
なんの「半分」なのかというとトルティーヤ(トルティジャ)なんですが、 このトルティーヤ(トルティジャ)がメキシコの人達の食卓にあがるようになるのは600年以降。
トルティーヤ(トルティジャ)を作るには今でいう鉄板、 コマルというんですが、 昔は土製のもので焼く必要があるんです。 ところが600年以前にそのコマルがあったという根拠が出ていない。
もちろん、 メソアメリカに多く残された壁画にも、 「タコス」と考えられるような描写は見つかっていない。
一方でタマルは壁画にも描かれているんです。 最古のタマルの姿は紀元前100年頃の壁画に。グアテマラのサン・バルトロ遺跡。 丸いものがタマル。

これぞ、メキシコの大地の味。
そんな「メキシコ料理」の中でも「最も古いメキシコ料理」、タマル。 味付けはいたってシンプルですが、 だからこそ、 メキシコの大地から生まれたトウモロコシや、 サルサに使われるトマト、 そして唐辛子などの素材が奏でるメキシコの味の融合、 これを味わって頂くことをおススメします~
ではまた~
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