メキシコの市場:ティアンギス
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“先住民”の市場、ではない
我が家では、毎週火曜日の朝は買い出しの日となっているんです。 理由は、拙宅近くで“市場”が開かれるためなのですが、 この市場、一般的にティアンギス(Tianguis)と呼ばれていまして、 日本の情報サイトなんかですと“青空市場”や“先住民市場”などと書かれて紹介されていますね。
ティアングィスの由来
で、そのティアンギスなのですが、 この言葉ってスペイン語ではなく、 元々はナワトル(Nahuatl)語でティアンクィストゥリ(Tianquiztli)から来ています。 “市場”と訳されるのですが、 スーパーのようにずっとそこにある建物ではないのですね。 このティアンギス、 ただ商品の売買が行われていたわけではないのです。 人々の生活と経済の中心として機能していました。 ようするに、ただ取引をするのではなく、 遠方から来た商売人と知り合ったり、 友人と交流を深めたりする場所でした。 その習慣を利用して、 入植してきたヨーロッパ人達はその市場の近くに教会を立てたのです。

メキシコの“貨幣”の登場
当時この場所には“通貨”は存在していなかったため、 取引にはトゥルエケ(Trueque)といって、 今でいうバーター取引(物々交換)、 またはカカノ豆を貨幣替わりにしていました。 その他には銅製の鉈や織物と交換していたのです。

市場は安くて新鮮
それで、そのウチの近くの“市場”なのですが、 モノが安い! ほうれん草15ペソ(約90円)、 大キャベツ半分15ペソ、 ジャガイモ、肉、ニンジン、 一週間分の食材を買い込んでも約1200円。 近代的スーパーの商売では、 中間マージンや廃棄を前提とした仕入れや価格設定、 そのために掛かるエネルギーコストや環境への負荷が多大です、、、 それに比べてこのティアンギスでは必要なモノだけを必要な量だけ仕入れて売ることができ、 家計にも環境にも地域社会にもエコなんですよね。 そして何よりも、 この商業システムは500年以上にも渡って人とモノの交流を促してきて、 現代メキシコにまで続いているのです。 そしてそのティアンギスそのものが当時から続いている場所は、 プエブラのクェッツァラン(Cuetzalan)だったり、 ゲレロのチラパ(Chilapa)だったり、 イダルゴのイスミキルパン(Ixmiquilpan)だったりします。 クェッツァランは僕のホームページでもおススメしていますよ~ 是非是非行ってみてくだいね。 [su_button url="https://mexicoct.com/category/blog/" style="flat" background="#ce608d" size="5" radius="round" icon="icon: chevron-right" text_shadow="0px 0px 0px #000000" desc="バックナンバーはこちら!"]メキシコ発【キオテ通信】[/su_button] 一番下に関連記事が表示されるようになりました~ 画面を一番下👇👇👇までスクロール~ 【お一人のお客様同士のライドシェア】 [su_button url="https://mexicoct.com/rideshare/" style="flat" background="#ce608d" size="5" radius="round" icon="icon: chevron-right" text_shadow="0px 0px 0px #000000" desc=""]お得なキオテのライドシェア詳細はこちら[/su_button]SNSにてメキシコの写真と動画を多数アップしています!
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