素朴で温かい、マヤの手仕事体験。民芸品制作に挑戦!

マヤのお料理体験をする意味
マヤ文明の中心地であるユカタン半島一帯は、メキシコ観光の定番エリアとして知られています。しかし、多くのマヤ遺跡ツアーは決まったルートで遺跡を巡るだけ。建造物や神殿は立派でも、当時の人々がどのように暮らしていたのか、特に「何をどう食べていたのか」はなかなか見えてきません。
実際には、チチェン・イッツァやカラクムルのような大都市でも、「食べる」ことは生活の中心でした。コンビニもスーパーもなかった時代、庶民の多くは食材を自ら採集・栽培し、調理し、保存して生きていました。
栄養を効率的に摂取し、いかに長く保存できるか──それはマヤの人々にとって、生きるための重要課題だったのです。
たとえば、今では当たり前の「トウモロコシ」。実は数千年かけて品種改良され、現在の形になりました。しかし、生の実をそのまま食べても栄養はほとんど吸収できません。そこでマヤの人々は「アルカリ処理」という技術を編み出し、効率的な食料へと進化させたのです。
また、農耕社会が成立した背景には「保存の工夫」もあります。狩猟採集だけでは食料の確保は不安定。そこで登場したのが「陶器」。これにより食品の長期保存が可能となり、定住と農業の発展が進みました。
私たちが今「当たり前」に食べているものの背景には、こうしたマヤの先人たちの知恵と努力があります。
時間の制限はあるかもしれませんが、この体験ツアーでは本物のトルティーヤ作りとユカタン名物パパツレ作りを体験できます。遺跡だけでは見えてこない、マヤの暮らしの一端を自分の手で感じてみてください。きっと、あなたのメキシコ旅がもっと深く、記憶に残るものになるはずです。
マヤのお料理体験観光の広げ方──他地域と組み合わせて深掘りする旅
メキシコシティからオアハカに行く途中で寄ることができます。2ヵ所の内一ヵ所は往復4時間ほどのハイキングのみが可能。ハイキングを終え、郷土料理店でご昼食を取っていただいた後、その日中にオアハカに到着することができます。
二つ目のコースは、距離が長めになるので、現地で一泊されることをおすすめします。宿泊方法は宿泊施設またはキャンプも可能です。
チアパスのマヤ前期の遺跡群からユカタンのマヤ後古典期の遺跡まで縦断
ルート▶チアパス空港⇒サン・クリストバル・デ・ラス・カサスと周辺➡オルメカ➡パレンケ➡カラクムル一帯➡お料理体験➡メリダ
内容▶ナワ文化とトトナカ文化が色濃く残るクェッツァランを加えることで、スペイン植民地化以前から現代に至るまでの、文化の変遷と融合を肌で感じられるルートに。
所要日数▶4日~5日

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