酒蔵に行って初めてわかるテキーラの魅力
テキーラとは
日本でも認知度が上がって来ている世界4大スピリッツの一つ「テキーラ」
テキーラって今でこそお酒の名前ですが、地名なんです。メキシコの首都メキシコシティの北西に直線距離で515キロ、陸路で610キロの所に位置している街です。東京-大阪間より100キロ以上遠いと言えば距離感が掴めると思います。
テキーラは“強いお酒の代名詞”ともなっており、日本では罰ゲームとして使われてしまうこともあるようですが、、、(苦笑)ユネスコの【世界遺産】でもあるテキーラの蔵とアガベ畑の景観を見たら、もう罰ゲームで使うには勿体なくなります。
ところで、その起源には諸説ありどれが正しい説なのか、考古学的にいまだ解明に至っていません。三つの説があります。一つはスペイン人が1519年に今日のメキシコの地にやってくる以前のメソアメリカ時代から、マゲイ(アガベ)から得た甘い液体をアルコール発酵させ、さらにそれを蒸留していたというもの。オアハカのメスカル博物館に行くと、メソアメリカ時代の土製の蒸留器なるものが展示されています。二つ目の説はそもそもメソアメリカ時代にはそんな技術は発見されていなく、スペイン人がヨーロッパから持ち込んだ蒸留器によってテキーラの原型になるVino Mezcalが生まれたというもの。三つ目は植民地ヌエバ・エスパーニャの貿易船ガレオン・デ・マニラが連れてきたフィリピン人によってメキシコ中西部に蒸留技術が持ち込まれたというもの。一つ目の土製の蒸留器は、その形は再現されているものの、実際にそれを使って蒸留できていないことから、僕は2または3の説だと考えています。真相はいかに・・・
行きたい観光地からちょっと遠いけれど・・・
「メキシコまで行くけれど、テキーラは西の方でちょっと遠いし、グアナファトさサンミゲルなど行きたい観光地からも遠く行く手段も無いし無理かなぁ」と思われている方。諦めないで下さい!グアナファトやサン・ミゲル・デ・アジェンデに行かれる場合、もう1日頂ければ行く事は十分可能です。2泊3日頂ければ、ケレタロ、グアナファト、サンミゲルとくっつけることが可能で、より充実しお得な観光ルートとなります。「長時間の車移動が心配・・・」という方、帰りはグアダラハラ空港からメキシコシティに飛んで頂き、私のスタッフがお迎えにあがることもできます。そうしますと、例えばその翌日にはサボテン渓谷やオアハカ方面、タスコ、登山など、別の観光地へご案内することが可能です。
テキーラの工場といってもいろいろあります
テキーラには約28の工場がありますが、その大半は近代化され、工場内も金属のタンクが並び、製造も機械化されてしまっています。弊社では敢えてそのような近代的な工場でなく、ほぼ全工程を手作業で行う蔵へお連れします。(日程によっては、先方の製造スケジュールに合わず、実際に蒸留中の様子を見ることができない場合もありますのでご了承下さい。その場合でも工場内には入れます。)テキーラの工場直販も行っており、日本ではまだ珍しい銘柄もご購入頂きます。
よく「テキーラとメスカルは何が違う?」と聞かれますが、ご興味がある方は、ぜひメスカルの一大生産地の一つであるオアハカのメスカル蔵に行ってみてください。まだテキーラのように近代化された設備での蒸留を行う蔵は少なく、手作業での蒸留工程をご覧いただけ、多彩な品種のメスカルを試飲頂けます。
写真ギャラリー
Agave tequilana weber azul、通称ブルーアガベ
ヒマドール(Jimador)という葉を落とす人
葉の根元に隠れているピニャ(パイナップル)
手作業で行う蔵
こんな方々におススメです!
- 「メキシコの素顔」を感じたい方
- 「移動」の時間を「発見」の時間に変えたい方
- 一般的なツアーでは物足りなくなった方
- 女子旅
- 性的少数者(LGBTQ+)で羽を伸ばしたい方
- 文化・自然が好きな方
- ご高齢の方や御身体に不自由がある方でメキシコを存分に楽しみたい方
- 悶悶と過ごしている老若男女
- 少人数での記念旅行(卒業旅行、お誕生日、結婚記念、還暦祝い、親孝行など)
もちろん、上記の方々以外の方でも大歓迎です!