ブラジルだけがポルトガル語のワケ。

メキシコ在住15年目、

「メキシコの素顔を世界に!

をモットーに、メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

ブラジルだけがポルトガル語のワケ。

これ、たぶんずっと前にも書いたような気がします。

 

ラテンアメリカ諸国の中で、

なぜかブラジルだけポルトガル語の不思議。

知らない方もいらっしゃると思うのでもう一度書きますネ。

 

大学受験にも出てそうな事柄ですが(笑)

でもこれは試験のための勉強でなければ、

「講義」でもありませんので、

気楽にお願いします。(笑)

 

答えから先に言ってしまうと・・・

 

1494年に定められたトルデシジャス教皇子午線のため。

 

教皇ってつくぐらいですから、

カトリックと関係があります。

 

今の資本主義の時代、

おカネがものをいいます。

 

何をするにしてもおカネです。

 

ボランティアをするのにもおカネが掛かります。(苦笑)

 

お礼をするのにもおカネです。

 

おカネを持っている=成功者、

なんて呼ばれたりもします。

 

ワルイ人なら、

おカネで政治家を買う事もあります。

 

おカネで囚人が脱獄もできます。(どこかの国では)

 

スピード違反で捕まってもおカネで行かせてもらえます。(どこかの国では)

 

でも悪い事ばかりではありません。

 

おカネがあれば、

メキシコに旅行できますネ。(笑)

 

良くも悪くそんなおカネが支配する世界に今日の私達は生きています。

 

しか~し、

そのおカネ以上にパワーがあった人がいた時代があります。

中世と言いますが、

この時代はカトリックが世を仕切っていました。

 

この時代に文芸が廃れてしまい、

それを復興しようという動きに繋がりますね。

それがルネサンスです。

 

そんなカトリックの頂点にいたのが教皇です。

 

「世を仕切る教皇」は文字通り、

世を区切ることができました。

 

15世紀後半、

日本は室町時代。

国をスペインと海に囲まれたポルトガルは、

発展するためにはインドの香辛料貿易をするほか手がありませんでした。

後ろにスペインがあって、

陸路は使えませんので、

海路でアフリカ西岸を伝い、

東方面の航路を開き、

インドへ到達し、

はれて香辛料貿易を始めます。

 

1481年にポルトガルは、

スペインにこのルートを譲るまいと教皇に先鞭をつけます。

教皇は、スペイン領カナリア諸島がある北緯30度から南には、

スペイン船は航行できないと決めます。

その逆も然り。それより北にはポルトガルは行けません。

これが世を南北に2分したアエテルニ・レヒス教皇線です。

(スペイン語の発音をそのまま日本語で書いています。日本語では別の読み方がされているかもしれません。)

 

これで南下するポルトガルの航路を、

スペインは使えなくなります。

 

アジアに行くために南に行けなくなったスペインは、

果てしなく続くかのように見える大西洋を西に行く事にしたのです。

 

これが有名な1492年のコロンブスの航海で、

見つけた島を「インド」と勘違いします。

これが西のインド、つまり西インド諸島と呼ばれ、

アメリカ大陸にいる“先住民”をインディアンとかインディオと呼ぶ所以ということはご周知の通りです。

☟コロンブスの航路。青線がアエテルニ・レヒス線

それで、

この“発見”を知ったポルトガルは教皇に抗議します。

不公平だと。

 

そこでその教皇は、

今後はカナリア諸島のある島から、

西に100リーグ(550キロぐらい)の地点を東西に分ける線を決めます。

これをインテル・カエテラ教皇子午線と呼びます。

☟赤線

つまり、その線の東で発見された陸はポルトガル、

西はスペインのものと“決めた”のです。(苦笑)

 

これが当時はまだヨーロッパ人が存在を知らなかった、

南米大陸の東端、

ブラジルにたまたま掛かっていたのです。

 

その翌年1494年に、

ポルトガルはスペイン王イサベルに直談判し、

その子午線をさらに210キロぐらい西にしてもらいます。

それが後のポルトガル領ブラジルを更に広げるものなります。

これをトルデシジャス子午線といいます。

☝青線

 

“無事に”1500年にポルトガルのカブラルがブラジルの東端に到達(または漂着)し、

ブラジルを“見つける”のです。

 

だ・か・ら、

中南米をスペイン語圏が占める中、

ブラジルだけがポルトガル語なんですね~。

 

500年前以上前に教皇が決めたことが、

現代の地図に影響を及ぼしている、

ていう話でした~(苦笑)

 

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