“世界遺産”のメキシコ料理はウマい？マズい？（笑）
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育児期間中につき、
投稿が断続的になっております～。
落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。
メキシコ料理をおいしく食べたかったら、畑に行こう。
👆ミチョアカンのモレ・デ・オジャ。たぶん、僕が食べた中で一番おいしかったと記憶に残るメキシコ料理の一つ
先に答えを書いてしまうと、
「どっちでもない」です。（苦笑）
そんな主観的な「おいしさ・まずさ」なんて、
僕が決められるわけないです。
でも現実的には、
「日本食っておいしい！」と言われて、
世界中で日本食が盛り上がっている、
ということもあります。
メキシコでも10年ぐらい前から日本食ブームで、
日本人が食べてもそん色ないほどおいしい日本料理店が、
ボコボコでき始めました。
それまでは、
ロールと言えばフルーツロールや、
中にサワークリームを入れて巻き込んだロールなどが主流でしたが、
カウンター席で握り寿司を食べるメキシコの人達の姿も多く見られるようになりました。
フルーツロールと言われて想像つきます？（笑）
その名の通り、
イチゴやマンゴーなどのフルーツが、
海苔の代わりに使われているものなんですが、（苦笑）
これがですね、
コンビニのレジ横で売られていたのを何度も目にしました。
最近はあまりコンビニ行かなくなったので、
どうなんでしょう・・・
ちなみにどういうものなのかというと、
ザックリと、
外からフルーツの薄切り、
その下が酢無しのごはん、
中がサワークリームとアボカド、
という具合です。（苦笑）
蓼食う虫も好き好き、
自分から見てギョッとするものでも、
他人にもそうなるとは限りません。
逆に、
生粋の日本食がウケずに、
そういったフルーツロールや、
サワークリームロールが好まれて、
メキシコの「寿司経済」は長らく成り立っていたわけです。
いえ、
現在形でして、
まだそういう寿司を売りにブイブイ言わせている“スシチェーン”、
今もありますあります。
中には、
日本食とか寿司だとか思わずに、
全くどこか知らない国の料理と思えば、
食べられるものもありますが。（苦笑）
で、
日本の「メキシコ料理」だってそんな「なんちゃって」が多い？
僕はまだ日本ではメキシコ料理を食べたことがないのでわかりません。
「おいしいメキシコ料理店マップ」
のようなものを掲載しているサイトもありますが、
ん～、どうなんでしょう？
そもそもですね、
日本にはメキシコ料理の主原料の一つでもある、
緑トマトや唐辛子が無いとか少ない問題というのがあって、
僕の知り合いが本物のサルサを作ろうにも、
「できなかった」ということがあります。
だからですね、
「ん～メキシコ料理、なんかいまいちだったぁ～」
という方、
もしいらっしゃいましたら、
どうか諦めずに、（苦笑）
次回はぜひホンモノをですね、
メキシコで召し上がって頂ければと思います～。
で、そのメキシコ料理、
「世界遺産」と言われることが増えているようなんですが、
厳密に言いますとですね、
残念ながら「間違い」なんです。
👆これ知らない人が多いのも無理ありません。
ユネスコのサイト見ても、
ちょっとややこしい書き方しているんです。
だから、
勘違いしちゃった人が、
タコスとか、
酷いとブリト（ブリト―）も世界遺産と言っていることもあって、
それで食べる人が気の毒になるのです。（苦笑）
ブリトー食べて「世界遺産」と勘違いして帰るとか、
虚しすぎます。
厳密に言いなおしますと、
まず「世界無形文化遺産」なんです。
日本食と同じで、
スシとか天ぷらとかうどんとか、
特定の料理またはその有形物の集合体そのものが「世界遺産」じゃなくて、
その料理にまつわる習慣が無形の価値を有することが評価されているんです。
👆このことからタコスやブリト―そのものは、
世界遺産じゃないんですね。
もう一つ、
「ミチョアカン州の郷土料理の習慣」に限られるということ。
習慣だから無形ですね。
オアハカのモレは確かに美味しいですが、
オアハカのモレの習慣はこれに属さないんです。
ゲレロのポソレは最高ですが、
これも入らない。
ユカタンのレジェノネグロ、
病みつきになりますが、
残念ながらこれも違う。
この辺の文化財の登録、
政治的なものもあってですね、
「どうしてミチョアカン料理に限定的なのか」
といいことの説明に苦しみます。
いや、
確かにミチョアカン料理はおいしいし、
それだけ評価される価値はあるのですが、
なんでそこに限定されるのか、という話。
その土地の料理をおいしく食べるために、
料理が「うまいかまずいか」を判断するまえに、
遺跡やその他の観光地などと同じで、
そのルーツを知るって大事だと思うんです。
（またそこか・苦笑）
なんでメキシコ料理ってトルティジャ（トルティーヤ）なのかとか、
なんで「辛い」のかとか、
なんで付け合わせが豆なのかとか、
ですね。
自ずと「ウマいかマズい」で完結しなくなるのが、
ホンモノのメキシコ料理で、
そこに世界遺産として評価されて然るべき「おいしさ」があるんです。
ココまで引っ張っておいて、
「何だいそのおいしさって？」
続きはメキシコで～（笑笑）
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