メキシコではバレンタインをどう過ごす?


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メキシコ在住20年、

「メキシコの素顔を世界に!をモットーに、

広くて奥が深すぎるメキシコをわかりやすく案内しています、

メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コ功(こう)です。

 

ちょっと最近忙しすぎて・・・

ブログの投稿が何もできていないのですが、

これから動画もあわせて、

メキシコ現地から「生」の様子を、

観光色に色付けせず、

赤裸々にブログと動画>で伝えています~

 

バレンタインデーで「愛」を伝えましょう。(笑)

オアハカの民族衣装を着てダンスをする男性と女性

 

メキシコのバレンタインデー

ここ数日のメキシコシティ冷えます。(振)

寒冷前線が入っているようで、

気温も20度に届きません。

今現在、

パソコンの画面には12度と出ていますが、

もっと低く感じるほど。

ユニクロの薄手のダウンを家の中でも着ています。(苦笑)

 

今日、日本は2022年2月14日。

はい、愛の日ですね。(笑)

日本で最もチョコが売れる日?

 

この習慣も、

クリスマスと同じでキリスト教が関わっていますよねぇ。

日本には宗教的な意味合は殆ど全くなく、

クリスマスはサンタ、

バレンタインはチョコ、

って小さいころから「そういうもの」って自然に刷り込まれて、

大人になった今でも毎年の妙な恒例行事として、

淡々とその習慣に従わされているっていうのも、

外からみるとなんか面白い。(苦笑)

 

例えばクリスマスの場合、

こちらメキシコはキリスト教の本場なので、

その習慣に重みがあるんですよね。

プレゼントが売れるっていう経済効果も去ることながら、

自分の信仰そのものに関わる習慣だから、

そのお祝いも本気です。

 

一方、

バレンタインもキリスト教関連。

でもそこまで宗教色は強くなく、

単に「愛の日」という位置づけで祝われます。

 

「愛」ってべつに恋人同士の濃厚な愛だけじゃなくて、

家族や親子間、

そして友情だって一つの「愛」のカタチ。

 

だからメキシコでは、

Día de San Valentín(ディア・デ・サン・ヴァレンティン)、

またはDía del amor y la amistad(ディア・デル・アモォル・イ・ラ・アミスタッ)、

訳すと「愛と友情の日」

と呼ばれるこも多いんです。

 

どうやって過ごすのかというと、

この日はレストランが、

母の日、クリスマスの時期と合わせて、

最も忙しくなる日の一つ。

愛する人と一緒に食事をするっていう人が多いようです。

 

あとは、

  1. プレゼントを贈る
  2. バルーンを贈る
  3. 花を贈る
  4. ラブホへ行く
  5. 映画館に行く
  6. 手紙を贈る

とういう具合で、

この辺は日本でも同じような感じなのか?

 

ちなみに4番について、

11月半ばが誕生日の人は、

Hijo/a del amor y la amistad(愛と友情の息子/娘)といって、

オープンな家庭では両親を揶揄うこともあったり。(苦笑)

(👆我が家)

 

バレンタインデーの起源

で、

そのバレンタインの起源については諸説あるようですが、

僕が持っている説はこうなっています。

 

話は遡ることローマ帝国時代。

ローマ帝国時代の初期は多神教国家でしたが、

急速に広まるキリスト教を禁止するようになります。

313年のミラノ勅令で正式にローマ帝国でキリスト教が認められることになりますが、

それは皇帝コンスタンティヌス1世の姑がキリスト教徒で、

それがバレて姑が処刑されてしまうのは分が悪かったから。(苦笑)

 

あとは、

独身の男は有能な兵士と考えられており、

「愛」により女性と一緒になることを良しとされず、

「結婚」が禁止されていたから。

 

👆キリスト教禁止のための建前か。

 

ヴァレンティヌス司祭はそれに反対し、

密かに若者の結婚式を挙げていたそうです。

しかしそれがバレて270年に処刑されてしまいます。

 

2月14日の日に。

 

それがキリスト教がローマ帝国の国教にまでなった395年の更に99年後、

494年に初めて「バレンタインデー」として正式に祝われます。

 

で、これが起源ではあるんですが、

実はこの話には先があるんです。(苦笑)

 

なんで494年に始まったのか。

 

バレンタインデーの前にあった習慣

ヴァレンティヌス司祭の殉教を敬う習慣として始まったとされるバレンタインデー。

 

実はこれ、

ある習慣から「引き継がれた」習慣のようです。

 

つまり、

司祭の死の翌年271年から突然始まったわけではなく、

それ以前にあった習慣をやめる代わりに、

ヴァレンティヌス司祭を敬う「愛の日」を始めたというもの。

 

その習慣とはルペルカリア祭というもので、

(日本語の名称と違うかもしれません)

ローマの丘の洞窟の伝説にもとづき、

2月15日に行われていた行事です。

 

ルペルコというローマ帝国の多産の神がいたんですが、

ローマのパレンティーノ丘という丘にあったルミナル(Ruminal)という洞窟で、

その多産の神ルペルコがオオカミに扮して、

二人の兄弟に食べ物を与えて命を救ったという伝説に基づきます。

 

ちなみに、

ルペルカリアはLupus(オオカミ)が語源。

 

で、

そのルペルカリア祭で何をするのかというと・・・

 

犬や山羊を生贄にします。

そしてその血で司祭に選ばれた若い男達の額を塗り、

それを山羊ミルクで湿らせた布で拭き取ります。

 

一連の儀式が終わった後、

男達は素っ裸になって街に繰り出し、

山羊の皮で作った鞭のようなもので、

通り魔的に女性を叩いていたそうです。(!?)

 

叩かれた女性の皮膚にはあざが出来るわけですが、

それが多産性を高めると考えられていたとか。(苦笑)

 

しかし次第に街の風俗が乱れ、

ついにこのルペルカリア祭を禁止することになるんです。

 

そこに白羽の矢が立ったのがヴァレンティヌス司祭の殉教記念、

今の「愛の日」の習慣です。

 

1日早めて2月14日。

 

世の風俗を乱す荒っぽいルペルカリア祭の代わりに、

平和的にヴァレンティヌス司祭を祝いなさいと、

始まったのが494年2月14日のバレンタインデーというわけ。

 

歴史の重みを感じ、しっかり「愛」を伝えましょう。

古くはギリシャ帝国時代の神にも繋がる神話から引き継がれたバレンタインデー。

 

多産から愛へ。

 

愛は必ずしも結婚ではありませんが、

愛は多くの良いものを生み出してくれます。

 

お相手の方をただの金づるだと思わずに、(苦笑)

しっかりと「愛」をもって接してあげるいい機会ではないですか。

 

日本はもう2月14日の半分が終わってしまいましたが、(苦笑)

まだこれから半日あります。

 

照れずに、

しっかりと「愛」を表現する、

「愛」という感情を「出す」ということ。

 

無言の愛なんて格好つけずに、

素直に「愛」を家族、恋人、友達に伝えてみてはいかがでしょう?

 

幸せって実は、

そういう身近なところから生まれるもの。

 

どうぞお試しあれ~(笑)

 

あ、チョコレートの話出てきませんでしたね。(謎)

チョコの話はまた今度~(笑)

黒いチョコレートが6個ある

👆本物のチョコレート。

 

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