メキシコの死者の日とハロウィン、一緒じゃないよの巻。(苦笑)


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世にある旅行や海外生活について、

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ゆるすぎるメキシコブログ【キオテ通信】です。

 

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メキシコ観光は弊社におまかせを。

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育児期間中につき、

投稿が断続的になっております~。

落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。

 

メキシコの死者の日、だから世界無形文化遺産です。

👆ミチョアカンの祭壇

 

前回の続きです~👇

前編

ハロウィーンとメキシコの死者の日とは何ぞやって話でした。

 

ハロウィン、とりあえず騒ぎたい?(苦笑)

現代って、

伝統とか風習とかあんまり関係なく、

「とりあえず騒ぎたい」という人が多いらしく、

ハロウィンともなると、

東京などで大きな騒ぎがあるようですね。(苦笑)

 

メキシコでもこの時期になると、

店ではハロウィングッズが並び、

学校などではハロウィンの仮装イベントなどが行われたりします。

 

あとメキシコと言えば仮装パレードで有名。

毎年多くの人達がパレードに参加します。

 

映画の舞台にお連れします~

あの映画、

2015年に公開された007 Spectreでメキシコシティ中心部が舞台となり、

そこに大規模パレードが行われる様子が出てました。👇

ちなみに、

僕におまかせ頂ければ、(笑)

その撮影スポットのいくつかにお連れすることができるので、

もしご興味がある方は仰って下さい~(笑)

これって海外旅行の楽しみの一つでもあるでしょう。

世界の有名映画のロケ地に行く!(笑)

👇例えばこんなシーンの場所

 

その映画の影響で、

「実際にパレードをしちゃえ」ってことになったのが2016年。(苦笑)

だからあの有名なメキシコシティのメガパレードって、

最近できた新しいイベントなんです。

 

僕としては、

イベントをやって盛り上がって、

旅行者や見物客からメキシコにお金が落ちるのは良いことだと思います。

そういう目玉のイベント目当てにではあっても、

国外から旅行者がじゃんじゃか訪墨して、

更に空いた時間、

空いた日に僕ら観光ガイドを使って頂けるって素晴らしいことです。(笑)

 

ハロウィンと死者の日は同じものか。

で、

メキシコの「死者の日」とハロウィンの話。

 

毎年この時期に書いていますが、

結論から先に言うとですね、

メキシコの「死者の日」とハロウィンは「別物」。

「関係ない」ってことです。

 

いや、

超厳密に言えば、

一応「キリスト教」繋がりと言えないことはないですが、

現代のハロウィンとメキシコの「死者の日」は、

土着の習慣が基になっているものなので、

アメリカ大陸とヨーロッパ、

そもそも全く接点がない者同士。

 

ちなみに、

一部のキリスト教教会は、

ハロウィンを「キリスト教の習慣ではない」と断言する学校もあるとか。

 

だから関係ないっちゃ関係ないし、

元の元をたどって「キリスト教」と言う点では、

いちおう「繋がりはある」、

でも習慣自体は「別物」です。

 

え、ややこしい?(苦笑)

 

大丈夫です。

簡単に、

サクッとご説明します。(笑)

 

メキシコの「死者の日」の原点。

これはですね、

今日のメキシコがあるエリアの原住民(スペイン人との混血が進む前)が、

トウモロコシの収穫の時期(秋)に行っていたもの。

 

収穫祭っちゃ収穫祭なんでしょうが、

ちょっと現代の収穫祭とは意味が異なっていたようす。

 

収穫と言うのは作物が穫れてめでたしめでたしなんですが、

当時の人達は、

二重性を重んじていました。

 

どういうことかと言うと、

「収穫」⇒ジ・エンド

じゃなくて、

「収穫」⇒「発芽」。

つまり、

「収穫」はいわば「死」⇒「終わり」であり、

「発芽」は「生」⇒「誕生」「生命の始まり」です。

 

考え方としては、

仏教の輪廻転生のようなもので、

「死」は「生」を生むと信じられていました。

生と死は「逆」という捉え方ではなくて、

「同じ世界のもので性質が異なるもの」と言えますでしょうか。

「天」と「地下」も同じ。

逆ではなくて同じ世界の中の違う性質の場所。

「死」は「生」を生む、

だから「生贄」があったんですね。

👇黒い四角いものが「生贄の石」のオリジナル。メシカ時代にそこで生贄を仰向けに寝かせ、黒曜石のナイフで胸を切り開き、心臓を取り出していました。

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ヨーロッパとの融合

「トウモロコシの収穫」⇒「死者を敬う」

そんな土着の習慣が、

大航海時代、

スペイン人が持ち込んだカトリックの信仰と「融合」します。

 

この融合によって持ち込まれたヨーロッパからの輸入品として、

あのカラベラという「ガイコツ」だったり、

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パン👇やキャンドル、

そしてお供え物などを置く階段状の祭壇が登場します。

👇リメンバーミーの故郷、ミチョアカンのとある村の祭壇

ただ、

スペイン人がメキシコの地に押し寄せて直ぐに、

今風の死者の日の習慣が生まれたのかと言うとそうじゃありません。

「今風」の祭壇が広まったのは、

1930年代のラサロ・カルデナス大統領が、

ミチョアカンの習慣をモデルにして、

メキシコ全国各地に広めたもの。

👇今では簡素化する家庭も多いです。

 

メキシコシティではミスキク(Mixquic)の墓地は有名ですが、

それってミチョアカンはパツクアロのそれと酷似しています。

 

じゃあ、

スペイン人が入ってくる前の時代は、

何を使っていたのかというと・・・

 

続きは次回に~👇

後編

 

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