メキシコの「ガイコツ」ってアレだったんです。(笑)


ロゴ,メキシコ,観光,ツアー,ガイド

 

世にある旅行や海外生活について、

ほぼ毎日行き当たりばったりに、

メキシコ現地から好き勝手に書いている、

ゆるすぎるメキシコブログ【キオテ通信】です。

 

成田から直行便でたったの12時間、

2022年の年末年始の海外旅行、2023年の春休み旅行、

メキシコ観光は弊社におまかせを。

メキシコ在住17年目のメキシコガイド兼ドライバーが、

複雑で広大なメキシコを、

【お得】で【楽】で【濃厚】完全プライベート日本語ツアーで、

数々の遺跡からグルメ、各地の見所、そして雄大なメキシコの山まで、

尽きる事のないメキシコの魅力をお得にご案内しております!

 

育児期間中につき、

投稿が断続的になっております~。

落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。

 

ガイコツの背景を知ったら、もう顔にガイコツペイントできない!?(苦笑)

 

前回の続きです~👇

3/4

 

2/4

 

1/4

 

もう一つのガイコツ「カトリナ」。

👇これ

たぶん、

ハロウィンとか死者の日のパレードで仮装する人達って、

こっちのイメージが強いのでは?

 

実はカトリナは本名ではなくて、

元々は「カラベラ・ガルバンセラ」と呼ばれていました。

これには「発明者」がちゃんといて、

彼の名をホセ・グアダルーペ・ポサダ(Jose Guadalupe Posada)さんと言います。

👇この右の方

👇現在

 

今風に言えば彼は印刷物へ挿入するキャラクターなどのデザイナーで、

彼の才能を使って風刺的に作ったのがカトリナ。

これが出来たのが1870年代中頃と言われていますが、

この時代、

1800年代末期ごろから始まったポルフィリオ・ディアス大統領政権下、

外資を積極的に呼び寄せ、

国の発展に大きく貢献しました。

メキシコの鉄道や電話の整備が大きく進んだのはこの時代。

 

がぁ、

それに合わせていろんな外国からの「輸入品」も入ってきます。

しまいには、

ウン千年前から続くメキシコ固有の食べ物や習慣を、

古く劣ったものと見下す人々が出てきます。

元々は主食のトウモロコシを食べていたのに、

ヨーロッパ風に気取ってひよこ豆=ガルバンソを食べるようになった人々、

それを許す政府や新しいものに目がない裕福な人々(カトリン)を揶揄、非難したもの、

それが「カラベラ・ガルバンセラ」であり、

後にディエゴ・リベラの壁画「Sueño de una tarde dominicalde la Alameda」(👆冒頭の絵)でカトリナ(Catrina)と命名されます。

 

カトリナ(Catrina)はカトリン(Catrin)の女性形。

カトリンとは裕福な人々を意味します。

 

はい、てなわけでして、

同じ「ガイコツ」でも二つあるっていう話。

でもその基は棺台の上のガイコツに由来するよ~

という話でした。

 

今年の仮装パレードは10月29日土曜日だそうですよ?(笑)

日本人の海外旅行が「解禁」となりましたので、

このパレードをめがけてメキシコに旅行される方もいらっしゃるでしょう。

 

お節介と思われるかもしれませんが、

政府公認ガイドとして毎年書かせて頂いていること、

 

仮装パレードやガイコツペイントやガイコツ仮装を、

メキシコの伝統だと思わないでください。

メキシコの死者の日の習慣は、ユネスコの世界無形文化遺産ですが、仮装パレードは世界遺産じゃありません。

 

メキシコのいわゆる伝統からは外れたものです。

これも2000年ぐらい続けば「メキシコの伝統」と言えるようになるのでしょうが、(苦笑)

それまで地球があるかどうか。

パレードはたったの6回目です。(痛笑)

 

ハロウィンの話

最後になっちゃいましたが、(苦笑)

ハロウィンとの違い。

 

ハロウィンの由来って、

ヨーロッパのケルト族。

特にスコットランドやアイルランドなどの地域で行われていたサウィンという習慣。

「冬の第一日目」で、

収穫の秋や、

秋から冬への変遷を祝うもの。

その時期には、

あっちの世界とこっちの世界の境界線が揺らぐと考えられ、

揺らいだ境界線から悪霊が人間界に戻り、

いわば生前の復讐をしようとする“悪霊”から身を守るため、

「仮装」をし始めたというもの。

仮装は16世紀ぐらいから始まった、

わりと“新しい”習慣です。

その前は、

魔よけの意味で火を焚き、

フルーツを供えていたようです。

そしてこれが、

イギリスのプロテスタントと混ざったもの、

これが現代のハロウィンの原点。

 

アイルランドはカトリック教国ですが、

お隣のイギリスで、

同じキリスト教でもプロテスタントと混ざり、

それがアメリカに持ち込まれ、

今もアメリカで広く認知されています。

 

どちらも土着の習慣と、

キリスト教のハイブリッドですが、

どう見ても「別物」ですよね。(苦笑)

 

ハロウィンをメキシコ過ごそうとして、

実はメキシコの死者の日はハロウィンとは関係なかったって、

日本に帰ってから知ったら目も当てられません。(苦笑)

 

しつこいようですが、

悪いことはいいません。

その旅行でご自身が何を見ているのかぐらいは、

知ってから行った方が得策だと思うんです。

 

日本へのご帰国後、

ちゃんと世界遺産である「メキシコの死者の日」と、

ハロウィンの違いを自慢げに話せるように、(笑)

貴重なメキシコでの時間をお過ごし頂ければと思います~。

 

てなわけで、

今日はこの辺で。

たぶん、

死者の日にまた同じようなことを書くと思います。(苦笑)

 

👆それだけ大事なことなんです・・・

 

ではまた~

 

メキシコ発【キオテ通信】バックナンバーはこちら!

一番下に関連記事が表示されるようになりました~
画面を一番下👇👇👇までスクロール~

【お一人のお客様同士のライドシェア】

お得なキオテのライドシェア詳細はこちら

SNSにてメキシコの写真と動画を多数アップしています!

#MexicoCompleteTravel

20年近くメキシコの社会にどっぷり浸かり生活している私から見た「メキシコの素顔」を、文章、写真、動画でご紹介しております。

ぜひフォローをお願いします!

Facebook

Instagram

メキシコ旅行相談窓口

 

【人生のリバイバルコーチング事業】
私岩﨑はICF(インターナショナル・コーチング・フェデレーション)認定ライフコーチング業も営んでいます。
皆さんが一度限りの人生、限りある人生を有意義に生きられるようお手伝いさせて頂きます。
詳しくはこちらのホームページをご覧ください。

ラテン式人生のリバイバルコーチング事業はこちら