メキシコの独立記念日が大事なワケ。メキシコの歴史はブロックで分けると分かりやすい。(1/2)


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メキシコ在住16年目、

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いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供している、

メキシコ観光省認定日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

メキシコの数々の遺跡からグルメ、地方の見所、そしてメキシコの雄大な山まで、

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今日も呑気にメキシコから書いています~(笑)

 

メキシコの独立記念日が大事なワケ。メキシコの歴史はブロックで分けると分かりやすい、の巻。(1/2)

👆独立記念グッズ・撮影岩﨑

 

先日ざぁ~っと、

メキシコっていう国と「アメリカ」、

そして「アメリカ」って呼ばれる所以や、

日本人が「アメリカ」と聞いて思い浮かべるアメリカっていうのは、

大分違うんですよ~ということを書きました。

この記事☟

アメリカとは

 

日本の人は、

外国の独立記念日で大騒ぎする習慣というのがあまり理解できないと思いますが、

メキシコも含めて、

彼らの「国ができた日」なんですね。

そりゃ「お祝い」もします。

こんな事書くと「無礼だ!」と怒られるのかもしれませんが、

日本は「建国記念の日」とされていているけれど、

それが戦いによって誰かから勝ち取ったものではなく、

更には紀元前660年という、

途方もなく遠い時代の「神話」に基づくもので、

事実かどうかというのは分からないのが現実だと思います。

 

だから、

あくまで「想像」の域を出ないというか、

だからあんまり親近感が湧かないのかな?と。

淡路島のあの岩、何でしたっけ、

日本という国が出現したという歴史がある場所なんですが、

☟この島というか岩(今年1月)・撮影岩﨑

日本の起源に迫ったようで、

暫しそこで感慨にふけっていました。

でもそれも「神話」であって、

地殻変動で~年にココで隆起して日本ができて云々ていう、

そういう科学的証拠があるわけじゃありませんね。

 

でも、

「信じない・信じられない」とばかり言っていても、

何も感じることはでいないし、

科学的根拠がないという事自体も、

日本の歴史の一部として捉えていく必要があるとおもうんです。

 

遺跡では当時の人々の生活の痕跡が目の前で見れるんですね。

日本の数々の遺跡でもそれは同じ。

テオティワカンの初期の頃と被る有名な吉野ケ里遺跡だって、

弥生時代の遺物を見られます。

 

メキシコではそれよりも更に前、

ウン百・ウン千年前の建造物や土器などの遺物、

土器ではなくて「建造物ベース」だと、

あのオルメカよりも前、

モカジャ(またはモカヤ)と呼ばれる人の集団が、

今のチアパス州の南、

太平洋岸に住んでいた時代のものもあります。

「ピラミッド」は無いのですが、

例えば推定紀元前3000年~2500年前後の「球技の儀式場」があって、

これはその後広くメソアメリカで行われる同種の儀式の最古の儀式場と考えられています。

☟コレ

 

アジアから人類が”アメリカ”大陸に渡り、

小規模な人間社会を形成しながら洞窟に岩絵を残し、

紀元前7000年頃から徐々に定住生活が始まり、

紀元前3000年頃からより比較的大きな社会を形成して宗教の原型がモカヤ(モカジャ)で始まり、

紀元前1800年頃からあのオルメカ圏のサン・ロレンソで、

「メソアメリカ最初の文化」の形成が始まるのです。

 

一気に時代を3000年ぐらい進め、(苦笑)

時はAD1519年、

あのエルナン・コルテス率いるスペイン人が、

アステカで知られるメシカ帝国に到達し、

1521年8月13日(先月からちょうど500年前)、

とうとうメシカ帝国は陥落。

当時、今日メキシコあるエリアで最大の勢力を誇っていたメシカの崩壊は、

メソアメリカ全土がスペイン人の手に渡ったということ。

ここからメキシコの、

そしてアメリカ大陸のヨーロッパ化が始まったのでした。

 

更に時計の針を更に289年進めます。(苦笑)

時は1810年9月。

カトリック教のスペイン人は、

布教という大義名分の下、

彼らにとっての新大陸「アメリカ」やってきたのですが、

その実情は散々たるものでした。

同時にメキシコ生まれのスペイン人、

「クリオジョ」からの反発を招くなど、

300年近くに及ぶ統治に綻びが出始めていたのです。

 

そこで立ち上がったのが、

これまでに何度か書いていますが、

この方☟ミゲル・イダルゴさん。

(出典:MNH

 

スペイン本国生まれのクリオジョで、

グアナファトから1時間半ぐらいのところにある、

ドローレス・イダルゴという街で牧師さんをしてたんです。

この方が1810年の9月16日の未明に、

群衆に向かって、

スペインの植民地政府への宣戦布告をしたのでした。

👆その現場(ドローレス・イダルゴ)・撮影岩﨑

👆イダルゴさんの銅像・撮影 岩﨑

👆イダルゴさんの書斎・撮影岩﨑

 

これが9月16日のメキシコの独立記念日となって、

現代のメキシコの人々によって毎年祝われるのです。

 

ちなみに、(苦笑)

この日に何をするのかというとですね、

普通コロナが無ければソカロという、

メキシコシティの中心部にあるデッカイ広場で、

そこにある国立宮殿の中央部にあるテラスに現職大統領が登場し、

「VIVA MEXICO!」

と叫んで、

メキシコの独立を国民と祝うというイベントがあります。

ただ、去年もそうですが、

まだコロナなので人が集まるのかは・・・

 

そのVIVA MEXICO、

日本語で言うなら「メキシコ万歳」となるのでしょうが、

これにはある逸話があるんです。

まぁ、

確かに神父さんが、

「独立のために戦おう、メキシコ万歳!」

と言えば格好いいし、

群衆の心も一つになると思われます。

ここで「ん?」となった方は、

キオテ賞を授与します。(笑)

 

ここからは僕独自の推論です。(苦笑)

間違っていたらすみません。

「MEXICO」という部分ですが、

当時1810年というのは、

そういう独立の流れがあったものの、

まだMEXICOという場所も国もあったわけではありません。

しかもイダルゴさんの本拠地はグアナファト。

アステカで知られるメシカ人の伝説に出て来る、

「Mexi神の場所」を意味するMEXICO、

その場所というのはテノチティティトランという、

今日のメキシコシティの中心部にあった島です。

だから北西に300キロ以上離れた

グアナファト在住のイダルゴさんが、

特定の「Mexi神の場所」、

つまりMEXICOという固有名詞を使って、

「MEXICO万歳!」とはならないと思うんです?

例えば、

静岡県の田舎出身の僕が、

いくら東京が首都とはいえ、

「東京万歳!」と叫んで群衆を扇動するのは、

ちょっと求心力に欠けると思うんですね。

皆さんはどう思います?(笑)

 

はい、

これにはちゃんと正式なバージョンがあるんです。

じゃあ、

グアナファトのドローレスの神父イダルゴさんは

何と言って群衆の闘争心に火をつけたのか。

 

それは・・・

続きは次回に~👇

後編

 

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