文化や自然の観光資源あっての「観光」です。(2/2)


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世にある旅行や海外生活について、

ほぼ毎日行き当たりばったりに、

メキシコ現地から好き勝手に書いている、

ゆるすぎるメキシコブログ【キオテ通信】です。

 

成田から直行便でたったの12時間、

アメリカ・カナダの各都市から5時間以内、

2022年の年末年始の海外旅行、2023年の春休み旅行、ゴールデンウィーク、そして夏休み、

メキシコ観光は弊社におまかせを。

メキシコ在住17年目のメキシコガイド兼ドライバーが、

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育児期間中につき、

投稿が断続的になっております~。

落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。

 

遺跡はテーマパークじゃないよ。

そもそも展望台じゃないピラミッド

前回の続きです~

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神社やお寺内部の、

宗教的儀式が厳かに行われる空間と同じ意味を持つ空間。

 

昔のメキシコの人々にとって、

そういった建造物というのは、

天の神様と繋がれる唯一の場所、

生命が生まれる「地」でもありました。

 

だから「神聖な場所」として捉えられ、

その配置にもちゃんと理由を持たせて建造されています。

 

「テーマパークのアトラクション」ではないんですね~。(苦笑)

 

だから毎日毎日、

何千、何万という人達がドカドカと登ってしまうと傷みが出るのは当然。

 

「どうせ修復されてるんでしょ?」

というご意見。

 

表部分はですね。

でも中はそのままです。

もともとチチェンイッツァもテオティワカンも、

こんな👇状態で発見されました。

👇チチェンのエル・カスティジョ

 

草木が茂り、こんもりとした山のような状態。

とうぜん周辺には石材が散らばっていたんですが、

修復作業というのは、

考古学的研究に基づいて、

(テオティワカンのように基づかない場合もある)

元々あったであろう場所に石材を配置し、

セメントなどで固定します。

 

たしかに当時以上には強度はあるんでしょうけれど、

鉄筋を入れているわけでもなく、

耐震補強のように新たに鉄柱を入れているわけでもないので、

そりゃ傷みが出ますって。

 

「登らない遺跡観光」のすゝめ

だから「登頂禁止」だったり「立ち入り禁止」なんです。

 

旅行者には期待を裏切ってしまうかもしれませんが、(苦笑)

実は遺跡観光って登らなくても十分楽しんです。(笑)

 

どうかこれからはですね、

「登らない遺跡観光」

「一歩先の遺跡観光」

を目指してみてはいかがでしょう。(笑)

 

歴史的な背景や、

建造物の配置、

石碑、

壁画、

遺跡を楽しむ要素はたくさんあります。

 

あ、難しいですよね。(苦笑)

でもご心配なく。

少しでも分かり易く、

そして何よりも楽しんでいただけるよう、

僕らメキシコの観光ガイドは存在しますので、

ぜひ手ぶらで、

頭の断捨離だけしていらしてください。(笑)

 

 

ちなみに・・・

「禁止事項」は法律で決められていますので、

これを破った場合には罰金、

さらに、

法律を破って器物破損をした場合、

これは「大罪」になりますのでご注意を。

 

あとは遺跡内になる遺物、

ちょっとした陶器の破片でも、

「これぐらいいいや」って持ち帰ると、

これも「罪」です。

罰せられます。

ガイドと居る場合にはガイドも罰せられますので、

どうかご勘弁を。(苦笑)

 

外国に行くと開放的になって?

羽目を外す人がいますが、

冗談抜きでやめてくださいね。

少なくてもメキシコでは。

 

町中で羽目を外してトラブルになるのは自業自得ですが、

文化財にダメージを与える行為、

法律、罰云々もそうですが、

「人類の遺産」、

現代人のご先祖さんたちの遺産ですから、

大事に守られて然るべき。

 

一度失われた遺産は元には戻らない

合わせて、

建造物のみならず、

習慣や言語など「無形の遺産」もあります。

そういったものは一度プツっと切れてしまったものは、

もう二度と基に戻ることはなく、

永久に失われるのです。

 

そういうものに価値を感じない人もいるのでしょうけど、

表面的な物質に依存すると、

脆い人間になっちゃいますから、

僕は大事にした方が良いと思うんですけどね。

 

人それぞれですが。

 

まあとにかく、

「他人の文化」「みんなのもの」というのは、

どこのだれであろうと、

ちゃんとリスペクトしましょう。

 

その「一歩」は自然にもインパクトを与えています

ちなみに・・・(再)

 

「皆さんの一歩」って、

遺跡もそうなんですが、

自然にも与えるインパクト大です。

 

ハイキングや登山をされる方なら見たことあるかと思いますが、

人が歩く道って草が生えてないじゃないですか。

あれだって立派な環境へのインパクト(損傷)なんです。

 

見えない地中に昆虫がいるかもしれません。

何かの幼虫もいるかもしれません。

植物の胞子があるかもしれません。

 

そういう「命」がですね、

僕らの「一歩」x人数分の回数の圧を掛けられれば死にます。

生命が生きられない「死の土」の連続が登山道であり、

そこを僕を含めたハイカーやクライマーは、

「自然すてき~」と呑気に歩いているわけです。

 

これ👆だって立派な環境破壊。

 

今ワールドカップが行われるカタールのドーハ?だって、

結構な面積の海を埋め立てて偽ヨーロッパを造ったようですが?(苦笑)

一体どれだけの自然が代償となったのでしょう?

まったく「持続可能」な観光の姿とはかけ離れたものです。

 

というわけでして、

またもや話が長引き、

チチェンの不届き者の話から、

文化や自然へのインパクトについてダラダラと書いちゃいました。(謝)

 

でもですね、

ほんとに大事なことなので、

「観光だから楽しければいい」的な考えは、

僕ら一人一人がそろそろ改めてですね、

いかに観光資源へのインパクト(損傷)を小さくしながら楽しめるか。

全てをゼロダメージにするは無理ですから。

これもバランスです。

 

そういう方向に「観光」や「旅行」というものを、

もちろん僕らガイドもそうなんですが、

旅行者自身も意識を変えて行く必要があるのかなって、

ガイドになってようやく分った私、岩﨑功でございます。(苦笑)

 

その辺、

何か気を付けられていることや、

意識されていることがある方、

どうか僕や他の方々にもご紹介いただければ嬉しいです~。

 

ではまた~。

 

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