コロナは終わらないけれど、メキシコのクリスマスも終わらない。(苦笑)
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コロナは終わらないけれど、メキシコのクリスマスも終わらない。(苦笑)
なんか、
昨日頑張って書いたコロナの記事が、
フェイスブックで過去最低の反応率だったんですが、
えっ、なんで?(苦笑)
サムネイル画像が相当つまらないメキシコ国旗と太陽だったから?
コロナの話題はもうさんざん?
それにも懲りずにまた「コロナ」をタイトルに入れております。(苦笑)
これについては昨日書こうと思ったんですが、
無くならないコロナについてあれこれ書いていたら、
既定の文字数に達してしまい別のブログにすることにしました。(笑)
まだクリスマス!?
なんて思った方もいらっしゃるでしょう。
それもそのはず、
もうすぐクリスマスから1カ月が経ちます。
メキシコも、
街中のクリスマス関連の商品は撤去され、
またいつも通りのごみごみした街中に戻っております。(苦笑)
でも実際は、
「まだクリスマスは終わっていない」。(笑)
これについては今月早々に書くべきだったんですが、
例のチアパス・オアハカへの遠征で、
じっくり腰を据えて書く時間がなくてですね・・・
今日になってしまったわけでございます。
で、
何がどう終わっていないのかというと・・・
1月6日のレジェス・マゴスの日。
これってメキシコの習慣というか、
スペインをはじめ、
グァテマラやホンジュラス、
南米はコロンビアやアルゼンチンなど、
ラテンアメリカ諸国で広く行われている習慣です。
他のラテンアメリカ諸国の経緯はよく存じ上げておりませんが、
メキシコの場合はこうです。
これ、どんな習慣なのかというと、
この日に子供たちにプレゼントが届くんです。(笑)
はい、サンタクロースと同じ役割。
1月5日の夜は、
メキシコをはじめとするラテンアメリカ諸国の子供たちは、
サンタクロースの代わりにレジェス・マゴスに手紙を書き、
翌朝を楽しみにしながら寝床に入るのです。
これだって降って湧いた習慣じゃなくて、
やっぱり宗教的なものです。
レジェス・マゴスって、
日本でもそれに関する書籍などがあるようですが、
「東方の三賢者」とか、
「東方の三博士」などと呼ばれているようですね。
実際に新約聖書に登場するストーリーなんですが、
中には3人じゃなくて12人とするものなど、
若干の違いはあるものの、
とにかく「東の方から賢者たち」がくるというもの。
賢者といっても、
正式には占星術師と呼ばれていて、
星を頼りに占いをするという職業のようです。
星占いの専門家の彼らは、
神の子キリストさんの誕生を予言して知っていたそうです。
彼らは占星術を使い、
赤子のキリストの元へとたどり着こうとします。
ある夜、
ひと際明るい星が現れ、
彼らはその星の方向へと進み、
ホセ(ジョセフ)、マリア、キリストがいる現パレスチナのベツレヘムへ向かうのです。
そして生まれたばかりのキリストへの贈り物として、
金・お香・没薬を差し出します。
これが現代に子供たちが楽しみにする1月5日の夜の話で、
おもちゃなどのプレゼントの原型なんですね。
じゃあなんで日本を含めて広く世界に愛されているサンタが、
12月24日のクリスマスイブの日にプレゼントをこっそりもってこないのか。
これは他の各国には別々の事情があると思いますが?
メキシコはこうです。
そもそもメキシコにクリスマスのサンタが現れ始めたのは、
1800年末ごろにメキシコに住んでいたアメリカ人家族だったとか。
メキシコには暖炉はないから、
靴下をベランダに吊るしておいたようです。
時はポルフィリオ・ディアス政権下。
外資を積極的に呼び込み、
一応の“発展”はしたものの、
メキシコのアイデンティティが迷走した時期でもありました。
この時期にトウモロコシのトルティジャ(トルティーヤ)を食べていた庶民が、
ヨーロッパ風に気取ってガルバンソ(ひよこ豆)を食べ始めたことから、
ガルバンセラという「帽子を被ったガイコツ」が生まれます。
はい、これが現代メキシコのステレオタイプになっていて、
死者の日に登場する帽子を被ったガイコツ「カトリナ」の原型ですね。
カトリナとは壁画の巨匠ディエゴ・リベラがガルバンセラに命名したもの。
だから「死者の日」と「カトリナ」は、
もともと関係ないんです。
「死者」=帽子のガイコツ「カトリナ」は間違い。
もっとも、
ガイコツ自体はヨーロッパから持ち込まれたカタファルコ、
日本語では「官台」というのでしょうか、
その上に置かれていたガイコツが、
今日「カラベラ」と呼ばれるガイコツになっています。
ちょいと話がずれましたが、
そんなメキシコのアイデンティティが迷走したメキシコ革命前後の時代、
アメリカから外国製品が押し寄せます。
その一つがコカ・コーラ。
コカ・コーラは1929年にメキシコ市場に入ったのですが、
この際に広告塔なったのが・・・
はい、もうお分かりでしょう。
赤と白のサンタ様です。(笑)
当時のメキシコ政府は、
この“アメリカ野郎”はよくないよね、って考えて、
プレゼントはあげるから、
プレゼントをあげる側をアメリカ製のサンタではなく、
せめてメキシコの歴史に関係する「人物」にしようとしたのです。
それが羽毛が生えた蛇であり、
トゥラの王であり、
神でもあったケッツァルコアトル。
これが1930年の様子👇
15000人の子供を招待してプレゼントを配ったそうですが、
これが最初で最後になってしまったとか。
メキシコのアイデンティティが迷走してるのは分けるけど・・・
サンタのプレゼントはおカネになるし・・・
と、プレゼント屋のオーナーさんは、
サンタ排斥の傾向に反対します。
そこで白羽の矢が立ったのがこのレジェス・マゴス。
「東方の3賢者」というわけ。
これならカトリックの国民が信じる聖書に登場するストーリーだからと。
1900年代中頃の話ですね。
だからメキシコはサンタではなくて、
レジェス・マゴスがプレゼント届けにやってくる、
というお話でした~。
ちなみにこのメキシコのクリスマス関連の行事、
2月2日まで続きます。
詳しくはまた次回に~
では~
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