遺跡と自然を両方満喫した谷の旅・前編
メキシコ在住１６年目、
「メキシコの素顔を世界に！」をモットーに、
複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】な完全プライベート日本語ツアーで、
いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、
公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
今日も呑気にメキシコから書いています～
遺跡と自然を両方満喫した谷の旅・前編
前回このＰＣを開いてから５日。
週に２日しかパソコンを使わない生活っていいですね。(笑)
週に２日というのは、
妻の仕事でどうしても２日はリモート会議しないといけないので、
それに乗じて僕もＰＣで物書きをしているわけです。
できれば携帯も使いたくないのですが、（苦笑）
大切なお客様からのメッセージを拝見するためにどうしても必要なんです。
でも返信を差し上げる時間がない・・・（沈）
ホントにないんです。
運転の休憩中にやろうと思っても、
電波が無い。（苦笑）
ホテルについてからも、
意外と疲れているもので、
「ちょっと休む」が寝てしまったり。
そんな２週間半の旅ももう終盤です。
デジタルデトックス（デジタル毒抜き）も程よくでき、（笑）
メキシコの大地を文字通り余すところなく満喫しているというわけです。
そんな折に行ってきたのが３日間の山、
いや谷の旅。
これが想像以上に良くてですね、
僕のツアーでもおススメしていきたい場所です。
ちょいと遠いですが。（苦笑）
「ぜひロスカボスに行くついでに！」
というように簡単にはいかないんですね～
残念ながら。
バハカリフォルニア半島って、
南北に細長ぁく伸びる、
１６００キロぐらいある半島なんですが、
この“谷”というのがその真ん中あたり。
ロスカボスから８７０キロぐらいのところです。
最寄りの空港は３６０キロぐらいの所にあり、
公共の交通機関もない。
しかも谷に入るには手続きがあったりして、
初めての人にはちょいと難しい。
そんな場所になんでわざわざ今回行きたかったのかというとですね、
「岩絵」があるからです。
スペイン語ではピントゥラス・ルペストゥレス（Pintura Rupestre）といいます。
ユネスコの世界文化遺産にも指定されています。
なんの岩絵なのかというと、
お・そ・く・て・も、
推定７５００年前（ＢＰ）に描かれたというもの。
７５００年前（ＢＰ）っていうと、
紀元前５５５０年ぐらいです。
日本は何時代？
お・そ・く・て・も、
ですのでもちろんこれより以前に描かれた可能性もあるわけです。
考古学の調査によると、
お・そ・く・て・も、
１万８００年前には、
この谷で人々が居住していた事が確認されています。
世界を見えれば、
フランスなどには３万年や６万年！？を超すものなどもありますが、
メキシコのこの岩絵も気が遠くなるような年月を経た今もなお、
現代の我々が目にすることができる貴重な遺産なのです。
この岩絵、
というかこの谷については、
まだまだ十分に調査が進んでおらず、
謎が多いんですね。
だから今までに見つかっているものは上記の年代のものですが、
もしかしたらそれより以前のものが見つかる可能性だってあるわけです。
ココの岩絵が有名になったのは保存状態がとてもいいといいうの一つあります。
あたかも数年前に描かれたかのように見えます。
ちなみに僕が小学校だった３０年ぐらい前に
校舎の壁に描いた恐竜の壁画は、
無惨にも剥がれ落ちていました。（苦笑）
メキシコの、
バハカリフォルニア半島のこの岩絵がある場所、
サン・フランシスコ・デ・ラ・シエラ
（Ｓａｎ Ｆｒａｎｃｉｓｃｏ ｄｅ ｌａ Ｓｉｅｒｒａ）
といいます。
シエラ（Ｓｉｅｒｒａ）って、
「山脈」っていう意味があるのですが、
その名の通り、
平野部にある高速道路から見ると一帯が「山」になっています。
だから「山に行ってきます～」
と書いたわけですが、
この地形が壮観なんですね～。
いくつもの「谷」が形成されているんです。
上から谷底までの高さはざっと、、、数百メートル。
この岩絵を見るには、
一度この谷底に降りる必要があります。
車で散々走って、
さらに谷を降りるんです。
どうやって？
ラバでです。（笑）
ラバってロバと馬のハイブリッド。
急斜面を降りる道を２時間です。
乗馬が怖いという人、
山登りが得意な人、
もちろん歩いても良いんですよ。（笑）
でもたぶん、
下りは３時間ぐらい、
上りは、、、４時間ぐらい掛ります。
その先にあるものとは・・・・
続きはまたあした～
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