遺跡と自然を両方満喫した谷の旅・後編

メキシコ在住16年目、

「メキシコの素顔を世界に!をモットーに、

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いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、

公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

今日も呑気にメキシコから書いています~

 

遺跡と自然を両方満喫した谷の旅。岩絵は何を意味するのか・前編

☝今回アテンドしてくれた61歳のアンヘルさん。元気で良い方でした。

 

昨日の続きです~。

 

話はちょいと地理の話に戻りますが、(苦笑)

僕がこれまでに遺跡の紹介をしてきたときに散々書いてきたのが

「メソアメリカ」

というワード。

 

実はこの岩絵があるバハカリフォルニア半島は、

考古学ではメソアメリカではなく、

アリドアメリカ(Aridoamerica)

といいます。

 

ソノラ州とシナロア州の一部を除く、

メキシコ北西・北部のエリアをそう呼ぶのです。

アリドって「乾燥した」っていう意味で、

その名の通り、

メソアメリカ文明が存在したエリアにある森林地帯といいうのが少なく、

乾燥した砂漠のような大地が広がります。

 

もちろんそれに伴い植生も大きく変わるわけでして、

メソアメリカでは比較的珍しいサボテン地帯も、

バハカリフォルニア半島では普通の光景となります。

 

乾燥した大地とはいえ、

もちろんこの地域にも「ヒト」は住んでいたわけです。

 

北部で有名なのは、

チワワ州にあるパキメ(Paquime)という都市跡、

遺跡です。

 

あと有名なのが、

このサン・フランシスコ・デ・ラ・シエラの洞窟。

 

皆さんも一度は聞いた事がある、

メシカ(アステカ)とかマヤ、オルメカと呼ばれる文化の規模には発展しませんでしたが、

ちゃんと存在の痕跡を残したというわけです。

 

それが今回ご紹介している「岩絵」。

 

ガイドブックにもちょこっと紹介されているようですが、

きっと日本の方には殆ど知られていませんね。

 

その理由は

十中八九「遠いから」と「ピラミッドがない」からでしょう。

 

そんな有名なメキシコの文化が興るはるか前に存在していた人の生活。

 

はるか前っていうのははるか前。

 

メシカ(アステカ)の、、、、

ウン千年前です。

マヤだって、、、

やっぱりウン千年前。

メソアメリカ最初の文化オルメカだって、、、

やはりウン千年前です。

 

そんな途方もない時を経て、

殆どその形を変えることなく現存しているヒトの痕跡。

 

当時の人々は何を思い、

何を考え、

バハカリフォルニア半島のこの土地で、

この岩絵を描いたのでしょうね~。

 

今回僕が行った谷一帯には、

少なくても5ヶ所の洞窟があり、

各洞窟に岩絵が描かれています。

岩絵はこのサン・フランシスコ・デ・ラ・シエラだけではなくて、

バハカリフォルニア半島の至る所にあるわけですが、

サン・フランシスコ・デ・ラ・シエラがある中央部がある一帯の岩絵というのは、

南北端のものと比べて比較的具体的なものが多いんです。

 

つまり、

「人」とか「鹿」などと判別できるのが特徴。

 

しかも同じエリアの洞窟でも、

年代によって変化が見られるのも興味深いです。

☝ある意味「雑」になっているように見えます。重要性が薄れていったのか。

 

ここで皆さんに質問です。

 

これらの岩絵を「アート」とする表記を見かける事がありますが、

「アート」だと思います?

 

当時の人達は絵によって「美」を追及したのでしょうかね。

 

僕からは「答え」は書きませんので、

ぜひぜひ、

現地に行っていろんなものを感じて想像してみて下さい。

 

どんな言葉を話していたのか。

そもそも言葉を話していたのか。

乾燥地帯でなにを食べていたのか。

なぜこの色使いなのか。

なぜ腕を上げているのか。

なぜ赤と黒で半々なのか。

動物は何を意味するのか。

なぜ重ねて描かれているのか。

なぜ顔が描かれなかったのか。

 

考えれば考える程、

ナゾが出てきますネ。

 

尽きないロマンです。

だから現地に足を運ぶ意味が出てきます。

 

次回は「谷の旅」について少し書きたいと思います~

 

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