今年ももう12月、メキシコはあと10日でクリスマス!(1/2)

2025年ももう1ヵ月をきっています。2026年を迎える準備はできてます?
その前に大事なことといえば、ここメキシコはカトリックの国なのでクリスマスがクライマックス。
メキシコではガチクリスマスを祝います。
でもこれにはあるストーリーがあるんです・・・

旅行、してます?
早いもので2025年ももう最後の月。
皆さんはいかがお過ごし?
今年の冬は暖冬になる?例年通り?
まあ、どっちになっても「今年は!」とニュースになる。
仮に暖冬でも突然の寒さに見舞われることは毎年のことだと思うので、
しっかり備えをして慌てないようにしたいですね。
ところで皆さんは旅行してらっしゃいます?
コロナが明けて2年?ですが、
その後日本の人達の海外旅行意欲は戻ったのかしら?
コロナは終われど、円安は続く・・・
そんなことを言っている内に人生終わっちゃう気がします~。(苦笑)
形はなんであれ、
「旅」にでることはとってもいいこと。
そりゃ、自分のコンフォートゾーンから出るわけなので不愉快なことも多少はあるでしょう。
でも、それ以上に発見や新たな学びも多い。
その積み重ねがたった一度の人生を豊かにしてくれるのです。
出不精の人はまずは国内から。
そしてぜひ海外旅行へ。
メキシコへは12時間飛行機に乗れば着いちゃいます。(笑)
メキシコの旧暦の“クリスマス”
それで今日の話題。
「メキシコの旧暦ではあと10日でクリスマス」
(笑)
なんかめちゃくちゃなタイトルですが、
はい、めちゃくちゃです。
これまでに何度かメキシコの旧暦について書いてきたと思います。
メキシコの旧暦といってもいくつかあって、
しかも“ややこしい”ので、
ご興味ある方は、
ツアー時にちゃんとじっくりと説明させていただきますので、
ご遠慮なく仰ってくださいね。(笑)
例えばマヤ暦ですと、
僕のツアーを使っていただくと、
マヤの石碑に彫られている“数字”を解読できるようになりますので、
その後の遺跡巡りがより面白くなりますよ?(笑)
メキシコの旧暦は旧暦でも、
今日のタイトルのものはメシカ(アステカ)の旧暦。
メシカの暦は3つぐらいあって、
その中でもシウポウァリ(Xiuhpohuali)という暦は、
1ヵ月20日を18ヵ月+5日で回していました。
ただし、
現代の西暦のような通し番号は52までしかありませんでしたので、
人が何歳なのか、
車のモデルが何年だとか、
年金がもらえるまであと何年、
という考えには至らなかったと考えられます。
この52年の歴をシウモルピリという。今でいう1世紀100年のようなもの。
で、メキシコの「旧暦」というものでこの時期をパンケッツァリストゥリ月と呼んでいました。
信仰の目的
で、現代人のように今何歳だとか、平均寿命が何だとか、余命が何年だとか、ということよりも、
毎年毎年やってくるその日その日にどう神様と繋がり、
恵みの雨や作物をもたらすかの方が大事でした。
来年食えなかったら全てがそこまで。
人が今何才だろうが、
べつに対して重要なことではないのです。
今みたいに冷凍庫や温室も化学肥料も遺伝子組み換え技術もありませんから、
全ては自然まかせ。
でも自然は自分たちの力ではどうにもできません。
「超自然」
自然を超えた状態。
つまり「神様」などの、
自然を超えた存在に頼っていました。
まあ僕なんかだと、
テストの結果は神様に頼るしかないってとき、
お賽銭を投げ入れて、
自然を凌駕する何かにお願いごとをするっていうのをやります。(苦笑)
神様だけじゃなくて、
例えば奇形児や、
今風に言えば「障害者」という人達も神聖な存在として扱われました。
あとは、
博物館に行くと「変な格好」をした土偶などがありますがこれもその類。

そして忘れちゃいけないのがシャーマン。
変身するシャーマニズムも重宝されていました。
「普通じゃない」=「超自然」≒「自然をコントロール」
それがメソアメリカの宗教であり、
メキシコ各地にある宗教的建造物、
旅行者がドカドカと登るピラミッドってやつの建造目的であり、
戦々恐々とする生贄だったりするわけです。
メシカの神々とナワ族
で、そのメシカ(アステカ)の暦の一つ、
シウポウァリでは、
各月はメシカの「神」へ捧げられていたのです。
神様へのお祝いといえるでしょうか。
多神教社会だったメシカ時代にはたくさんの「神」がいるんですが、
中でも取り分けて大事な神様というのがいました。
ウィツィロポシュトゥリ(Hutzilopochtli)という神なんですが、
なんかまたややこしい名前ですよね。(苦笑)
この神様はメシカの神。
メシカというのはアステカ族の一部ということは何度か書いてきました。
クラシコ期AD900年ぐらいかけて北部から人の大移動があったんですが、
メキシコの考古学では「ナワ系の7部族」が、
メキシコ北西部になったとされる「アストラン」を段階的に出発し、
今日メキシコシティある一帯に広がっていた湖の湖畔に住むようになります。
これらの人々を総称して「アステカ族」と呼びます。
例えば筏で有名なソチミルコ。
ココにはソチミルカ族というナワ系の人々が住んでいました。
で、
そのナワ系の部族の中でも最後にメキシコ盆地に入ったのが、
後に「メシカ族」と呼ばれることになる部族。
説によると、
このグループはAD1116年頃にアストランを出発し、
後にスペイン人に征服されることになるメシカ帝国の首都、
テノチティトランを建設したのが1325年。

1116年にアストランを出発したナワ族のグループを率いていたのが、
上述したウィツィロポシュトゥリさんなんです。
だから「メシカの神」の中でも最高位の神として崇められ、
テンプロマヨールで知られるウェイ・テオカリ(ピラミッド)の頂上右側に祀られて、
その前で皆さんがギョッとするような(汗笑)
生贄の儀式が行われていたのでした。
ちなみに左がトラウァク神、
嵐の神様です。
次回👇はメシカの暦とクリスマスの繋がりです~
https://mexicoct.com/category/blog/mexicalanavidad-2
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