ワンランク上のあなたへ、ワンランク上のメキシコ旅行のご提案。（笑）・１/２

そもそもその「ランク」って何なのか、

どこなのかってことによって、

その「ワン」が到達する位置も変わってきます。

一般化できる事じゃないですネ。

最初に言っておきますが、

僕が言う「ワンランク上」って、

エコノミークラスからビジネスクラス、

ビジネスクラスからファーストクラスに上げるっていう意味じゃないです。（苦笑）

各々自分のランク、

この場合「自分の現在位置」というのがあって、

一つ上の高みを目指すという「ワンランク上」というもの。

やっぱり僕の場合、

他人との比較による「現在地」じゃなくて、

自分の主観で決められる「現在地」が大事なんだと思うんです。

山登りが分かりやすいので山登りを例にしましょう。

富士山の７合目を登っています。

ゆっくりだけど自分のペースで一歩ずつ着実に。

酸素が薄くなってくるのが一歩を踏み出すごとに体に堪えるのが分かるから、

それ以上速くは進めない。

でも日没の時間もあるからそれ以下でも進めない。

それが自分のペースです。

頂上まであとどれぐらいかな～、

なんて地図を見ながら予想するとき、

８合目を行く友人達の現在地を基に考えません、よね？

地図って、

いくら詳細に作られていても、

自分の現在地が無いと何の役にも立たないのです。

メキシコの観光地でよく見るのですが、

案内板がありますね。

地図もそこにあるんですが、

皆が触り過ぎて塗料が剥げているんです。（苦笑）

だから「ココが現在地なのか」って想像するんですが、

矢印がないとどうも不安なのです。（苦笑）

それだけ「自分の現在地」って知ることが大事なんですが、

なんかこう、

現代社会って「あの人みたいに金持ちになりたい！」とか、

「あの人みたいになりたい！」とか、

「あんな風に成功したい！」

というような、

「他人の現在地」で地図を見る事が多いと思うんですよ。

僕はそういう状況を「アイデンティティの欠如」って思っているんですが、

ようは「道に迷った」状態。

だからとりあえず分かりやすい、

「うまく行っているように見える人を目指そう」、

「社会が正しいということをやっておこう」、

「皆が進んでいる方向に進んでればとりあえずいいだとう」など、

皆でゾロゾロで同じ方向に向いて進んでいくのです。

それが良いとか悪いとかっていうのは置いときまして、（苦笑）

今回僕がご提案したいのは、

「自分の現在地の一歩上」のメキシコ旅行はいかがぁ～？

ということで御座います。（笑）

その内の一つが「ハイキング」や「山登り」または「トレッキング」。

ようは外国の、メキシコの自然と触れ合って頂くことですね。

自然との触れ合いって、

簡単に言えば「自分と触れ合う」ということです。

なぜかっていったら、

「自分は自然」だから。

それ以上でもそれ以下でもありません。

もっと言えば、

「自然と触れ合って下さい～」

「メキシコの自然と触れ合ってみてはいかがでしょ～」

なんて僕がご提案すること自体おかしなことだと思っていて、

そもそも論、

自分という人間と自然を切り離して考えること自体、

異様なことなんですよ。

例えば「家」という場所に、

「普通」は現代人の我々は住んでいるわけですが、

その「家」って自然じゃないと思うんです。

人口物ですね。

その人口物の中に椅子やテーブルがあったり、

パソコンがあったり、

化学薬品まみれの食品を体内に取り込んで、

その化学薬品が我々の身体の一部となっているという現実。

むしろその方が自然じゃなくて「異常」だと思うんですが、

僕ら現代人はそっちが「普通」、

山や森にいって「自然と触れ合う」ことが「異常」だと考えているようです。

「人工物」って、

所詮人工物で、

何でも操作可能ですよね。

自分が好きなように。

暗いと思ったら電気をつけます。

水が冷たいと思ったらボイラーを焚きます。

部屋が寒いと思ったらストーブつけます。

何か非現実的な世界を見たいと思ったらネットフリックスつけます。

他人が気になったらＳＮＳでその他人をチェックします。（苦笑）

全ては自分の都合通り。

だから、

自分に都合が悪いものは、

必然的に身の周囲からは消えて行きます。

それはそれで快適だと思うんですが、

それだとやはり「インプット」が限られますね。

という事はそのインプットを受け取る「感覚」が鈍ってきます。

動物の感覚が鋭いのはその為なんでしょう。

あと動物って言葉が使えないから、

例えば「木」にしても、

「木」という大枠で感知できないから、

一本一本別のモノとして捉えます。

「音」だってそうです。

人間は耳に入るもの全てが「音」という、

１単語で認知できますが、

動物はあの音、この音、あっちの音、こっちの音、

全部別々のものとして認知します。

だから「感覚が鋭い」。

人間にはその「感覚」というのが、

動物に比べて圧倒的に鈍いのはご存知の通り。

じゃあ今から山に行ってその動物的感覚を取り戻そう、

とやったところで、

人間の進化の過程でそうなってきたのですから、

今更「動物」時代には戻れっこない。

でも、

これだって「現在地」を一つ、

二つ高めることは可能だと僕は思っています。

これにも個人差がありますね。

生まれつき自然なんかに１ミリも興味ないっていう人もいるでしょう。

でも子供の時からよく山に登っていたという、

僕みたいな人もいます。

だからそれぞれ現在地が違うのが普通ということ。

これを現代人のように一緒くたにするのがまた「異様」なんでして、（苦笑）

それがまた個々の感覚を鈍らせるのだと思うのです。

続きは次回に～