メキシコの真面目なガイドが発信する、真面目なメキシコ旅ブログです。
今回は、ジャングルの奥深くに眠るヤシュチラン遺跡の後編。
前編では、ヤシュチランという名前の由来や、マヤ文明に欠かせない蛇信仰についてご紹介しました。
今回は、この遺跡ならではの魅力と、ぜひ一緒に体験していただきたいラカンドン原生林についてお話しします。

前編はこちら↓
ヤシュチラン遺跡の本当の魅力

ヤシュチラン遺跡。
日本人旅行者にはまだあまり知られていません。
その理由は、おそらく「遠い」というイメージがあるからでしょう。(笑)
でも実際には、「遠い」のではなく「アクセスに少し時間がかかる」だけ。
もし主要空港のすぐ近くにあれば、きっとテオティワカンやチチェン・イッツァと同じくらい人気になっていたはずです。
一般的なツアーでは、パレンケから日帰りでボナンパクとヤシュチランを駆け足で巡るコースが多く見られます。
もちろん、それでも訪れる価値は十分あります。
ただ、個人的には少しもったいないと思っています。
せっかくここまで来るなら、ぜひ1泊2日で巡っていただきたい。
そうすることで、ヤシュチランだけでなく、この土地が持つ自然や歴史までゆっくり味わうことができます。
旅程は、お客様の興味や旅行日数に合わせて自由にご提案していますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
ジャングルの中に築かれたマヤ都市
ヤシュチランがあるのは、ラカンドン原生林の真っただ中。
メキシコ有数の野生動植物が生息する、豊かな自然に囲まれた場所です。
遺跡そのものはマヤ文明クラシコ期を代表する都市の一つで、同じ時代にはパレンケやカラクムル、トニナなども栄えていました。
都市として大きく発展したのは西暦600年以降ですが、人が住み始めた痕跡は紀元前150〜100年頃までさかのぼります。
現在見学できる範囲はとても広く、じっくり歩けば3時間ほど。
実は僕も初めて訪れたとき、「思ったより広い…」と少し甘く見ていて、最後はかなり疲れました。(笑)
最も古い建造物は7号建造物の一層目。
その他は殆どが600年以降の繁栄期に建造されています。
そう考えると、 そこまで古ぅい遺跡でもないようです? まだテオティワカンの方が古い。
その後、都市の繁栄とともに多くの神殿や宮殿が築かれていきました。
「記録」が数多く残るマヤ遺跡
ヤシュチラン最大の特徴の一つが、豊富な石碑や碑文です。
確認されている建造物は120以上。
さらに、石碑や祭壇、神殿入口のまぐさ石などに刻まれた記録は110点以上見つかっています。
内容の多くは王朝や戦争、政治に関するもの。
もっとも、最初の石碑(エステラ)は359年とされています。
もちろん、まだ解読されていないものもありますが、当時の歴史を知る重要な手がかりになっています。
石碑の多さでは、あとはカラクムルや、イサパというイツメニョからマヤに変遷したマヤの初期の遺跡の特徴でもあります。
もちろん全てが解明されているわけではありませんが、戦いや政治についての記録が多く見つかっています。
僕は考古学者ではないので遺跡に点在する文字で書かれた石碑を読むことはできないのですが。(汗笑)
でも、マヤ暦や数字の仕組みなどは現地で分かりやすくご説明できます。
「なるほど、そういう意味だったのか。」
そんな発見があるだけで、遺跡歩きは何倍も楽しくなります。
ラカンドン原生林というもう一つの主役
ヤシュチランの魅力は、遺跡だけではありません。
その舞台となるラカンドン原生林も、この旅の大きな見どころです。
現在はメキシコとグアテマラの国境によって分かれていますが、ウスマシンタ川を挟んで広がる森林は、およそ180万ヘクタール。
日本ではなかなか想像できないほど広大なジャングルです。
カラクムルの自然保護区ですら中核部とその周辺の緩衝地帯も含めて70万ヘクタール、 テワカン―クイカトゥラン渓谷は50万ヘクタール。
今は合併されて水窪の山奥も「市」に含まれた僕の故郷の浜松市の約10個分。 いかに広大なエリアに広がるかお分かりいただけますでしょうか。(苦笑)
パレンケはその北端。
トニナは山岳地帯。
そしてヤシュチランはウスマシンタ川沿いという、それぞれ異なる環境に築かれました。


同じマヤでも、 それぞれの都市や年代でその都市の象徴でもある建造物の様式が変わる、これがマヤの複雑性であり面白さの一つでもあるんです。
マヤの遺跡巡りをする際には、 ぜひぜひ、 建造物の特色にも注意しながら周ってみるものいいでしょう。
ラカンドンジャングルも、ぜひ体験してください

もし時間に余裕があれば、ラカンドンジャングルもぜひ歩いてみてください。
野鳥のさえずり。
巨大な樹木。
時が止まったように森へ溶け込む未発掘の遺構。
ここでは「観光地を見る」というより、「自然と歴史の中へ入っていく」という感覚になります。
大型哺乳類との出会いは運次第ですが、それもジャングルならではの楽しみ。
さらに一泊すれば、昼とはまったく違う森の表情も味わえます。
当時のマヤの人々も、この自然の中で暮らし、祈り、都市を築いていました。
その空気を少しでも感じられることが、この旅の一番の魅力なのかもしれません。
メキシコ政府公認ガイドと、本物のマヤを巡る旅へ
ヤシュチランは、有名だから訪れる場所ではありません。
「なぜここに都市が築かれたのか。」
「なぜこの建物なのか。」
そんな背景を知りながら歩くことで、遺跡はただの石の建物ではなく、生きた歴史として見えてきます。
メキシコ在住20年・政府公認日本語ガイドとして、お客様の興味や体力、旅行日数に合わせて、ヤシュチランとラカンドン原生林を組み合わせたプライベートツアーをご案内しています。
カンクンやユカタン半島へ向かう周遊ルートに組み込むことも可能です。
「誰もが知るメキシコ」ではなく、「まだ知られていない本物のメキシコ」を旅してみたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
初めてのメキシコ旅行で不安な方へ
とはいっても、知らないメキシコで個人で対策しても心配・・・
そんな方は、メキシコ政府公認ガイドの岩﨑功にお任せください。安心して楽しい体験だけに集中していただけます。
SNSにてメキシコの写真と動画を多数アップしています!
20年に渡りメキシコの社会にどっぷり浸かり生活している私から見た「メキシコの素顔」を、文章、写真、動画でご紹介しております。「飾らないメキシコ」をほぼ毎日撮り続けて1500投稿以上、日本語のメキシコ関連では最大規模のSNS!Mexico Complete Travel でも検索🔍いただけます。ぜひフォローをお願いします!
人生のリバイバルコーチング事業
私岩﨑はICF(インターナショナル・コーチング・フェデレーション)認定ライフコーチング業も営んでいます。
皆さんが一度限りの人生、限りある人生を有意義に生きられるようお手伝いさせて頂きます。
詳しくはこちらのホームページをご覧ください。




