旅行なんて安くてなんぼ?良いとこ取りしようとする観光の末路・・・


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乗り物が発明されてから、

いつしか「旅」は「有名観光地巡り」になりました。

 

そう聞いて違和感がない人が大多数だと思いますが、

次の有名観光地に行き付くための行程が蔑ろにされているという現代の旅行の現実。

 

その「行程」では、

これから行く観光地がどんな場所かということに想像を巡らせ、

その観光地を成り立たせる要素を知ることが出来る貴重な機会なんです。

 

そうするとですね、

あなたの「メキシコのお土産話」が、

「すごかった~!楽しかった~!」から、

「あの距離、馬がいなかったメキシコでどうやって交易したんだろうね?」とか、

「あそこのケレタロに着く前のバルバコア、激うまだったよね」とか、

「あのオアハカのハイキング、山の遺跡は何に使われていたんだろうね?」とか、

話の内容が変わってきますよね。

 

まぁ、

言ってしまえば余計なお世話ですが、(苦笑)

敢えて僕は、

余計にお世話するようにしています。(笑笑)

 

お客様のメキシコ旅行を<裏から>しっかりサポートします

僕は遺跡や教会などの観光地のガイドをしているんですが、

合わせて登山やハイキングなどのガイドもしています。

 

「ガイド」ってきくと、

昔の僕は自動的にバスガイドさんを連想していましたが、(苦笑)

ガイドさんの「種類」って多岐にわたります。

 

でもその種類ってべつに法律で規定されているわけではなく、

結構各々のイメージによるところが大きいです。

僕の「ガイド=バスガイド」みたいに。(苦笑)

 

そんな各々のガイドさんのイメージとは裏腹に、

僕自身の場合は、

「ガイドっぽくないガイド」を目指しております。(苦笑)

もちろん「良い意味」で。(笑)

 

どういうことかっていうと・・・

 

自分で行くメキシコ旅行

お客様主体のメキシコ旅行のためですね。

 

良い意味で、

必要以上に「干渉しない」ガイドさん。

 

もちろん、

現地を知るガイドとして、

痒いところに手を伸ばしお手伝いは無限にさせて頂くのですが、

最後の最後はお客様。

お客様が「自分でメキシコを旅行した感」を持って頂くこと。

 

これが僕のサービスの大事な目的の一つであります。

 

やっぱり自分で行った旅行って、

記憶に残りやすいと思うんです。

 

「自分で行く」ってある意味面倒で大変なんですが、

元々それがが「旅行」だったはずですよね~?

 

いつしか「自分で行かない旅行」が普通に

いつしか、

「旅行」は「連れて行ってもらうもの」、

になってしまいました。

 

昔は車などの乗り物が一切なかったわけですよね。

てことは、

どこに行くにしても必ず「歩く」という工程を入れざるを得なかった。

泣いても笑ってもお腹が空いても下痢になっても、

「どこかに行きたい」、

「どこかに行く必要がある」ならば、

必ず自分で歩かなければなりませんでした。

 

これにより主要五街道は元より、

陸全浜街道や薩摩豊前街道など、

200キロ、300キロの“歩道”ができたわけです。

 

道半ばでできる出会いと発見

歩いていくとなれば、

いくら健脚でも1日では全行程を行くことはムリムリ。

そうすると自然と適当な距離間で宿場町ができます。

人が1日に無理せず歩けるであろう、

適当な距離を保ってですね。

 

そうすると人が集まり旅人同士や旅人と宿の人の交流が生まれます。

歩けば自然の景色も嫌でも目にはいります。

同じ道でも季節の移り変わりも感じるでしょう。

地域が異なれば、

生育する作物も異なり、

その土地の郷土料理も生まれます。

途中で体調を崩せば、

通りがかりの人に助けを乞い、

そして頼まれた多くの人は助けたでしょう。

 

そのメキシコ旅行でそのメキシコの旅を回顧できる?

そうして晴れて「目的地」に到着するわけです。

その到着地での目的が、

書類の配達であれ、

日本酒などの商品の輸送であれ、

なんであれ、

出発から到着までの「徒歩」を抜きにして、

その「旅」を回顧することはできないのです。

 

大半のお土産話はその「行程」の話になるはず

そうすると、

自ずと99%の旅の思い出は徒歩の行程にならざるを得ません。(汗笑)

 

「いや~、あの掛川宿あたりで下痢になってさぁ、

30キロ弱離れた浜松まで必死で歩いたよ~ははは~」

 

みたいな思い出、

べつに要らないと言われればそれまでですが。(苦笑)

 

今なら、

「いや~、次の町まで100キロぐらいの高速上でエンジン止まってさぁ、

レッカーするのにも時間が掛かった上、保険会社の対応がクソで大変だったんだよ~ははは~」

という思い出は忘れにくい。(苦笑)

 

「あの時、海産物が美味しかったベラクルスに家族3人で行った時だったよね」

と付け加えれば、

まあ、

いい思い出に変貌するじゃないですか。(苦笑)

 

(👆実際の話)

 

もっとも、

日本には4世紀ぐらいから?

馬はいましたが、

みんながみんな馬を使えたわけじゃないですよね・・・

 

「くだらない」から「くだった」メキシコ旅行にするために

ちなみに余談ですが、

上方から下るお酒を「下り酒」と言われました。

逆にそうでないお酒は「下らない酒」と言われ、

「大したものではない」と言う意味で、

今日にまで「下らねぇ!」と言われつつけています。(苦笑)

 

江戸時代は天皇のお住まいが京都でしたから、

関西地方を「上」とし、

江戸は「下」とされていました。

灘や伏見のお酒の質が高いのは当時も同じで、

江戸で造られた「下っていない酒」は「大したものではない」、

と考えられていました。

 

1620年からは海運が始まりましたが、

それまでは陸路。

お酒はさすがに人が運ぶわけにはいきませんでしたから、

基本、馬に括り付けて、

陸路を500キロぐらい運んでいたわけです。

 

当時はそれが当たり前だったのに、

今では「歩かない」が当たり前、

それどころか、

「地上で動かない」がもっと当たり前に。(苦笑)

 

地上すらないような日本―メキシコ間なら仕方ないけれど、

車で行けば1日で着けるような場所でも、

「地上では動かない」派が多数のようです。

 

「地上で動かない」とどうなるか。

 

続きは次回👇に~

元々僕らの旅は陸の旅、ならばそうするのが最も自然な旅のカタチ。

 

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