2006年、チアパスでの出会い。

メキシコ在住16年目、

「メキシコの素顔を世界に!をモットーに、

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いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、

公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

2006年、チアパスでの出会い。

 

僕がメキシコに来てからもうすぐ丸15年が経ち、

16年目に入ろうとしています。

21の時にカナダに渡った僕は、

あと数年で人生の半分を外国で過ごしたことになります。(苦笑)

 

もう半分外国で過ごした気になって考えると、

前半の日本の部分て物心ついていなかった幼少の時期や、

学校大嫌いで憂鬱な期間が長かったので、

達成感というか、

「これをやった!」

というものが何一つないんです。

 

密度が薄い。

 

片や後半の20年はというと、

全てが「達成」のような感覚で、

密度が濃かった故、

時間が過ぎるのが火星行きのロケットぐらい早かったのです。

 

“もう丸15年”

という感情と、

“えっまだ15年?”

という二つの感情が交錯し不思議な感覚です。

 

映画「Passenger」みたいに、

到着まで120年ぐらいかかる目的地に向かって、

もの凄いスピードで宇宙船が進んでいるのにも関わらず、

目的地の星につく90年ぐらい前に目が覚めてしまって、

「え、もう30年も経った?、けど、でもまだ着くのに90年もある・・・」

に似たような感覚?(笑)

 

僕の場合は失意でなく、

逆に

「え、70まであと30年しかねぇ!」

って感じでしょうか。(苦笑)

 

15年と言えば、

小学校1年生だった子が大学3年生を終える時期?ですね。

そう考えるととても早く過ぎ去った時間と言えます。

 

逆に、

その当時の事をかなり鮮明に思い出せるので、

「まだあれから15年しか経っていないんだな」

という感覚が生まれます。

 

2006年、

メキシコ1年目にまだスペイン語もままならず、

社会経験もゼロの青二才が、

リュックサック一つで南に貧乏旅行に出かけました。

行先は前マヤ文化が栄えていたチアパス州で、

地元の人の足であるコンビ(小さなバス)やピックアップトラックで、

小さな村を回っていました。

 

その頃からあまり有名な観光地には興味がなく、

カンクンに観光で行ったのはその5年後ぐらい。

 

趣味が写真だったので、

いかにもメキシコらしい、

田舎の住民の生活がモロみえる場所を探していたのです。

☝☝☝シタラからグアキテペックに徒歩で行く途中に出会った家族。
女性はこの地域ツェルタルの民俗衣装を着ています。

 

そんな折、

チアパス州のチロン(Chilon)という村に行き、

たまたまあった宿に泊まる事にしたのです。

夜、夕食用に商店で買ってきたパンを共有スペースで

1人寂しく食べていたところ、

同じような年代のカップルが隣に来て

気さくに話しかけてくれたのです。

 

レティと、

グアテマラから来たアルフレド。

まだ覚えています。(笑)

 

拙いスペイン語でやり取りしていたら、

「明日シタラ(Sitala)村の親戚の家に行くから一緒に行かないか?」

と誘ってくれたのです。

☟ここ。ズームアウトすると位置がよくわかります。

 

二つ返事でOK。

翌日その村に彼らと向かいました。

 

そこで出会ったのがコンスタンティーノご一家。

その日の夜はその辺の空き地にテント張って野宿しようと思ったのですが、

この見知らぬアジア人を快く泊めてくれたんです!(笑)

☝☝☝2006年コンスタンティーノご一家。

 

しかもオイシイ家庭料理までご馳走になってしまって。

その日の夜は村人が狩りに行くとの事で、

銃を持って連れて行って貰いました。

あいにく獲物は捕れませんでしたが、

皆で息を潜めながら真夜中の森を歩いたのを思い出します。

 

そんな素敵な思い出があるコンスタンティ―ノご一家に、

4年前の2017年に12年ぶりに再会したんです。

2006年当時は電話も持っていなかったので連絡を取れず、

突然の訪問となってしまったのですが、

みんなちゃんと覚えていてくれたんです。(喜)

☝☝☝2017年の様子

 

その時もちゃっかり一晩お世話になってしまい、

この11年間にあったことを語りあいました。

 

赤ちゃんだった末っ子も中学校に行っていたり、

高校一年生だった子がもう立派な大人になっていたり、

掘っ立て小屋が改築されていたり、(笑)

台所は相変わらずで、薪式。

 

生活スピードは超ゆったりではあるものの、

日本もメキシコシティもチアパスの山奥のシタラも、

 

同じ地球上。

 

どこにいても、

時間は同じスピードで進んでいるんだなぁって

しみじみ思いました。

 

今ではフェイスブックで繋がっていて、

何かあればたまにコンタクトを取れるようになりましたが、

でもやっぱりたまには会いに行きたいですね。

約1000キロ離れてて週末に行くにはちょっと遠いけれど、、、(苦笑)

 

やっぱり、

人となりを知るって、

興味深い。

 

国や地域が違っても分かり合えるって、

ス・テ・キです。(笑)

 

みなさんも、

スペイン語が分からなくても、

是非チャレンジしてみてくださいねぇ~(笑)

 

【キオテQ&A】

神奈川県・吉見さん

Q.仕事をしているのであまり纏まった休みがとれず、ようやく月~金まで5日間の休みが取れそうです。まだコロナでいつになるかわかりませんが、メキシコはどんな所にいけるでしょう。

A.月から金曜日に5日という事は、その前後の土日を合わせると計9日間ご旅行できるということですね?

仮にそうなりますと、かなりいろんな場所に行けるでしょう。

もちろん僕にお任せ頂ければの話ですが。(笑)

もしご自分で行かれるとなると、

飛行機やバスなどを使う事になりますが、

どうしても非効率になります。

途中の見所に文字通り飛ばしてしまったりと、

あまりおススメしません。

お連れ様といらして頂ければツアー料金は割り勘頂けますので、

よりお得になる上、

濃密なメキシコ旅行になるでしょう。

首都近郊だけではなく、

チアパスやユカタン方面にも足を延ばせます。

一両日中にアンケートと、

いくつかルートの提案をさせて頂きます。

 

【お知らせ!】

当メキシコ通信では、
皆様からのメキシコに関するご質問にお答えする企画、
【キオテQ&A】を始めました!
全てにお答えできるかはお約束でき兼ねますが、
皆様がお持ちの素朴な疑問をドシドシお送り下さい!
私メキシコガイドの岩﨑への個人的なご質問もどうぞ!(笑)
他の方々のご参考にもなるよう、
可能な限りキオテ通信の中でお答えさせて頂ければと存じます。
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