ユカタンの郷土料理コチニタ・ピビルとは。
メキシコ在住15年目、
「メキシコの素顔を世界に!」
をモットーに、
メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
ユカタンの郷土料理コチニタ・ピビルとは。
☝コチニタ・ピビルのタコス(激ウマ)
メキシコ料理と言っても、
イロイロあります。
たまに、
「メキシコ料理キライ」
という人がいますが、
何をどこで食べられたのか聞いてみたくなります。(苦笑)
概して、
メキシコ料理と言えば「辛い」
という固定観念が先行していて、
多分それがココロのブレーキをかけてしまっているのでは・・・
なんて勝手に想像しています。
辛いソースとして知られるサルサだって、
主な材料、95%はトマトなんです。
トマト、玉ねぎ、ニンニクを潰して、
チリですこ~し辛みを付けるんです。
だから、
「チリソース」
という名称自体
「間違い」なんです。
(思い込みを取っ払いましょう!)
サルサ一つとっても、
美味しいサルサ、
いまいちなサルサ、
辛いサルサ、
程よく辛いサルサ、
イロイロです。
これも、
「おいしいサルサ」
を一度知る必要があります。
それに巡りあえれば、
サルサ無くしてタコスを食べられなくなりますヨ~。(笑)
そんなメキシコ料理の一つに、
コチニタ・ピビルというものがあります。
ココで紹介しているということは、
無論僕の好物でもあるのですが、(笑)
ユカタン地方発祥の郷土料理です。
☝タコス型の他に、トルタ(パンで挟む)型もあります。
これは先日拙宅近くに開いたコチニタ・ピビル店のもの。
スッゴク美味しかったです!
ユカタン料理といっても、
ユカタンでないと食べられないというワケではなく、
首都のメキシコシティでもあります。
なんでこれがユカタン地方の郷土料理なのかといいますと、
マヤ文化に端を発する料理だからです。
マヤ文化と言ってもとっても広い!
という事は数カ月前のブログにも書いていますが、
とりわ北西部ですね。
カンペチェやメリダがあるエリアです。
メキシコのお盆(死者の日)は
「ディア・デ・ムエルトス」
というスペイン語で呼ばれるのが通例となっている今日ですが、
この地方の習慣では、
Hanal Pixan
と呼ばれる習慣があります。
元々はそのマヤの習慣の為に作られていた料理です。
現代のコチニタ・ピビルは豚肉を使います。
コチニタはコチーノ=豚、
ピビルはマヤ語のPibに由来し“地中のオーブン”を意味します。
ようするに、
「地中で焼く豚」。
☝酒の肴としてもバーで出しているところもあります。通常のタコ(ス)よりも小さめです。
でも、
ヨーロッパ人が入り込む前には、
アメリカ大陸には豚はいなかった。
何を使っていたかというと、
鹿や七面鳥です。
そのような理由で、
名前からして、
本来は「地中」で焼かないと、
“Pibil”が意味をなさないんですね。
いくらレストランのメニューに、
「コチニタ・ピビル」とあっても、
大半のレストランではわざわざ毎日地面に掘った穴で、
古来の調理方法で仕込みをするわけではありません。
てことは「ニセモノ」。(笑笑)
ビジネスに忙しいい現代のレストランでは、
普通のナベを使って調理します。
よってこの場合、
ピビルではなく、
ユカタン風コチニタというのが正しい呼び名でしょう。(笑)
☝せめて、そういうことだけでも知って食べるといいですよね~。
主要材料は、
豚肉、
アチオテ(スパイスの一種でタコスにも使われます)、
オレンジ果汁、
オレガノ、
胡椒、
ニンニク、
ラード・・・
こんなところがメインです。
アチオテさえ手に入れば、
日本でもできますね。
☟アチオテ
☟ペーストのものも売っています。
メキシコにお越しの際は、
ぜひユカタンまで行って頂き、
ホンモノをお召し上がり下さいネ。(笑)
僕にお任せ頂ければ、
良いローカルのお店にご案内します~(笑)
では~
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