メキシコのバレンタイン。

メキシコ在住15年目、

「メキシコの素顔を世界に!

をモットーに、メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

メキシコのバレンタイン。

チョコのはじまりはメキシコ

日本の深夜、

東北地方で地震があったようですが、

その地域にお住いの皆様、

被害はありませんでしたでしょうか?

東日本大震災の余震ともみられているようですね。

今後もしばらくは余震にご注意下さい。

 

さてさて、

今日(日本)2月24日はバレンタインデー。

 

日本で一番チョコレートが売れる日だそうですね。

 

ちなみにチョコレートってメキシコ発ってご存知ですか?

ベルギーが有名ですが、

生まれはメキシコなんですっ!(笑)

 

スペイン語でも英語でもChocolateと書きます。

スペイン語では“チョコラテ”と発音します。

 

この語源はというと、

Xocoatl⇒Choc óllatl⇒Chocolate

と考えられています。(説)

 

Xocoatl(ショコアトゥル)は、

有名なメシカ(アステカ)帝国や周辺の広い範囲で話されていた(いる)言語で、

現在もメキシコ国内に130万人程の話者がいるナワトル語です。

 

Xocoatlを分解すると、

Xocoは苦い、

Atlは水、

「苦い水」という意味です。

 

昔は食べるチョコはなかった

現に当時は今の様に砂糖を入れまくって甘くしたものではなく、

(当時砂糖はなかった)

挽いて水に混ぜて飲んでいたんです。

 

カカオ100%を食べたことがある方なら分かると思いますが、

顔が梅干しの種みたいにクシャクシャになるほど苦いんです。(苦笑)

 

カカオ(チョコラテ)は滋養強壮ドリンクとして、

貴族はもちろん、

兵士にも飲まれていた特別なものだったのです。

 

これからは、

チョコ=メキシコでお願いします。(笑)

 

バレンタインのウソ(苦笑)

はい、

それでこれだけチョコの話をしたのにも関わらず、

バレンタインデーの歴史にチョコとの接点はない、

って知ってました?(笑)

 

あと女性⇒男性でもないんです!?(笑)

 

あと日本ではキリスト教とはほぼ関係なく行われていますネ。

 

☝これらは日本独特の習慣なんです。

ちなみにホワイトデーも日本(とあとは韓国?)だけです。(苦笑)

 

ガラパゴス化しやすいのが日本です。

 

バレンタインの日にしていたこと

てなわけで、

少し長くなってしまいますが、

メキシコのバレンタイン事情を書いてみます。

 

そのルーツにも諸説あるようですが、

メキシコの新聞に出ているのはこうです。

 

ローマ帝国時代に多産の神ルペルコと、

同じく古代ギリシャの多産の神パンのローマ帝国化を祝う

ルペルカリア(Lupercales)祭というのがあったんです。

 

もともとそのお祭りが行われていた場所というのが、

ローマにあるパレンティーノ丘という場所、

更にはそこにあったルミナル(Ruminal)という洞窟です。

 

ルペルカリアの語源はLupus(狼)なんですが、

これは多産の神ルペルコ神が狼に扮して、

このルミナル洞窟で、

ある2人の兄弟に食べ物を与えて命を救ったという場所で、

このお祭りはこの伝説に基づきます。

 

これは2月15日に行われていました。

 

それでその“お祭り”で何をするのかというと・・・

 

開催の儀式として、

イヌとヤギを生贄として殺します。

そうしてらその血で、

司祭に選ばれた若者の額を赤く染め、

今度はそれをヤギのミルクで湿らせた布で拭き取ります。

 

そうすると本番が始まるのですがこれが結構過激。(苦笑)

 

その儀式を終えた若者たちは、

素っ裸になって街の道へと繰り出します。

しかもその手にはヤギの皮で作った一種の“鞭”が握られています。

 

それで何をするのかと言うと、

“通り魔的”に、

道で出くわした女性をその鞭で叩くのです。

叩かれた女性の皮膚は内出血し青紫になりますね。

これが多産性を高めると信じられていたのです。

 

どうもこの行為により、

男性力を移すという考えだったようです。

 

ところが、

この“お祭り”が結構大変なことになっていたようで、

若者による性的な乱れが問題化します。

 

これに憂えた当時の教皇が、

このルペルカリア祭を禁止します。

 

2月14日の理由

その一方で、

キリスト教にはヴァレンティヌス(Valentin)司祭のある言い伝えがありました。

 

313年にキリスト教は、

はれてローマ帝国で認められることになるのですが、

それ以前は認められていなかったのです。

 

そんな時代に、

ヴァレンティヌス司祭は、

愛する若者の為に秘密裡に“結婚式”を挙げていたのです。

 

が、

それが帝国にバレて処刑されてしまいます。

2月14日に。

 

偶然にも?

古代から続いていた2月15日のルペルカリア祭と、

ヴァレンティヌス司祭の殉教日2月14日が一日違いということで、

ルペルカリア祭を禁止する一方で、

ヴァレンティヌス司祭の殉教日のお祝いを奨励したのです。

 

だ・か・ら、

2月14日は「愛の日」とされています。

 

チョコ、出てきました?(笑)

女性⇒男性でもないですね。

 

メキシコでは

Día de San Valentín(ディア・デ・サン・ヴァレンティン)、

またはDía del amor y la amistad(ディア・デル・アモォル・イ・ラ・アミスタッ)、

訳すと「愛と友情の日」

と呼ばれています。

 

メキシコのバレンタインデーの過ごし方

メキシコの人達はどんな過ごし方をするのかというと、

 

・プレゼント(チョコなど)を贈る

・バルーン(フワフワするやつ)を贈る

・花(バラなど)を贈る

・レストランで食事をする

・映画館に行く

・ラブホへ行く(デヘヘ)

・手紙を贈る

 

「愛」にもいろんな形があります。

友情だって一種の「愛」です。

お友達同士でもキャンディなどのプレゼントをあげます。

でもこれは基本的に女子から男子へ。

 

バレンタインデーは、

一年の内で、

クリスマス、母の日と並んで、

レストランが最も忙しくなる日です。

でも今年はどうなんでしょうね~・・・

 

皆さんはいかが過ごされますでしょうか~(笑)

 

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