8M ・3月8日は世界女性デー。メキシコの「女性」は何を求む?
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一部の「女性の権利」が何なのか分かっていない“女性”が暴徒化する日・・・
今日はオアハカ州出身のリラ・ダウンズさんの「La Cumbia del Mole」と一緒にどうぞ~
正直、僕はこの日が憂鬱です。(苦笑)
今年もこの日が来ました。
世界 #女性デー 。
日本ではあまり馴染みがない?ようですが、
メキシコではある意味“盛大に”祝われます。(苦笑)
ぶっちゃけると、
僕はこの日をメキシコで迎えるのが「嫌」なんです。
僕は「女性デー」があることも、
それを記念してデモをするなども良いと思うんですね。
女性の権利向上に必要であるならば、
「女性」はもっともっと声を上げていいと思います。
でもですね、
“一部の”勘違いしている女性たちが、
至る所で破壊行為をするのが毎年の「恒例行事」となっているのです。
(他の国の状況は知りませんが・・・)
👆いやいや、権利の向上を求めるのと、
破壊行為・暴力行為を行うのは別物でしょってことです。
あと、
「女性の権利向上を求める動き」に乗じて、
男性を無暗矢鱈に卑しめる女性というのも意味が分からない。(苦笑)
「あれ?あんた昨日まで僕の友達・同僚じゃなかったっけ?男の僕はゴミでしかなかったのね・・・涙」
なんて思うこともしばしば。(苦笑)
「男なんてこの世から消えちまえ~」という勢いなんですよ。
ホントに。(汗)
👆いやいや、それちょっと違わない?って思うんです。(呆)
なんか正論をツラツラ書いていますが、(苦笑)
毎年そういう暴力・暴言行為が起こるのを見ていると、
正直ウンザリするんですよ。
👆これが、「女性の権利」は大事だけれど、
毎年この日が憂鬱になる僕の理由。(苦笑)
そもそも女性デーってなに?
で、
この国際女性デーという日、
なんで3月8日で、
いつどうやって始まったのかというと・・・
1910年の国際会議からとするものが多いんですが、
元の元はというと、
実は日本は開国直後の江戸時代、
1857年の3月8日に遡ります。
時代は産業革命後。
産業革命によって、
社会に大変革が起こったことはご周知の通りですね。
「時間」や「個人」という概念が生まれたのもこの時代。
ちなみに、
ここメキシコでも、
奇しくも同じ1857年に、
メキシコ #社会 に大変革をもたらすことになる動きが出かけていました。
当時のコモンフォート大統領が、
それまでのカトリック教会の権利をはく奪する、
という趣旨を盛り込んだ憲法を発効しようとしたんです。
👆これ、すごい事だったんです。
「女性」どころか、
この時代のメキシコはカトリック教会によって牛耳られており、
「大きな格差」が生まれていたのでした。
それを「やめます~」と大統領が言ったところ、
保守派が激怒。
大統領を脅し、
大統領は逃亡してしまい、
結局この憲法の発効は「キャンセル」に。
この事件を「プラン・デ・タクバヤ」というんですが、
メキシコでこのような大きな変革が起ころうとしていた時、
お隣のアメリカはニューヨーク、
布工場の女性労働者たちが、
賃上げと女性労働者への待遇の工場を訴えて
ストライキを行ったんです。
これが1857年3月8日。
その2年後には労働組合を結成します。
更にその56年後の1908年3月8日、
15000人もの女性が再びデモ行進を行います。
この際のスローガンは「Bread and Rose」。
パンは賃金の向上、バラは生活の質の向上を象徴しています。
いつから女性は不当に扱われる対象に?の謎。
そもそも、
いつから「女性」は「不当に」扱われるとうになったのでしょう?
ちなみに・・・
昔のメキシコ、
メソアメリカ時代には、
女性は「生命を育む存在」として、
神聖な存在でもありました。
現にですね、
この前の「メキシコシティの最初の住人」の稿でも少し触れましたが、
男性ではなくて「女性」の土偶(中央)が数多く発見されているのです👇
時は紀元前3000年頃のトラティルコ。
お産のシーンと思われる土偶があります👇
さらには、
メキシコで農業改革が始まる前、
つまり狩猟採集民族として、
非定住型の生活をしていた時代ですね、
その頃は「男」も「女」も関係なく、
野を駆け回り、
マンモスなどの大型哺乳類を捕っていたのでした。
「男女」の役割が分かれ始めたのは、
作物の栽培が始まってから。
「女性」がより人間に適した作物を選び、
より大量に収穫できるように、
作物の選別を担うようになったと考えられています。
なんでメキシコでは「暴動」になるのか?
メキシコでこのような「過剰」ともいえるような反応が起こる背景として、
日本の男女雇用機会均等のようなものもそうなんですが、
メキシコでは多くの女性が「男性による」暴力の被害に遭う件数が多いことが挙げられます。
年間に3000人の女性、
さらにもう3000人の少女(14-17歳)が「行方不明」になっているのです。
そしてこの10年間に約25000人の女性が殺害されています。
そもそも男と女が「不自然」なんです。
そういう背景があることは許しがたいです。
男尊女卑という考え方は、
日本にも根強いものだと思います?
「女性役員の積極登用!」なんて言えば、
男性役員からは「女性に下駄を履かせるんかい」と言われるようで、(呆)
いえいえ、
てか男性が下駄を脱げばいいっていう話だと思うんです。
「性別」っていう自然の摂理の中に生まれるものを、
人工的に形成された人間社会が、
無理やり「性別」二分して「男」と「女」というジェンダーを造り出しているところに、
もう限界がきていると思うんです?
僕が小学生の頃は、
女の子のランドセルは赤、
男の子は黒って決まっていました。
女=赤、
男=黒と真っ二つに分けること自体不自然であって、
ザックリといえばですが、
黒に近い赤があってもいいし、
赤に近い黒があるのが普通なんですよね。
もっと言えば、
一般的に「赤」って言われているものを、
自分には「黒」というのものオッケー。
だって赤も暗闇では「黒」、
赤を限りなく濃くして行けば、
「黒っぽく」なります。
今では「ゲイ、レズビアン、バイセクシャル」などなど、
いろんな言葉が生み出されていますが、
そもそも「男」か「女」で分けようとするから、
その「どちらにも属さない」という人に、
また別の呼称を付けたがるのが人間。
ハッキリさせないと生きられないのが現代人?(苦笑)
僕はいっそのこと、
性別表記というのを無くせばいいと思うんです。(苦笑)
だって、
「性別」が重要視されてるのって、
役所関係の書類とスポーツ大会だけ?じゃないですか。
役所関係なら今なんかマイナンバーやパスポート番号という、
個人の識別番号というのもあるわけで、
もう「性別」なんてどうでもよくね?って思うんです。
スポーツ大会も、
競技者は性別を二分するのが不自然というのを理解した上で、
それでも競いたいなら競えばいいし、
それに「納得できない」なら、
アマチュアで楽しめばいいと思うんです。
そもそもこの世からスポーツイベントが消えても、
人間は生き延びられるし、
必要不可欠なものではないですから。
なんでも地位や名声、おカネに結び付けるから、
「自然」を受け入れられなくなるのでは?
なんて僕は思っちゃいます。
ちょっとですね、
そもそも僕ら人間て何よ?っていうことを、
一度考える時期に来ているのでは?
そんな風に、
3月8日の憂鬱を感じながらふと思ったわけでございます。(苦笑)
性別とジェンダー、
一言ではなかなか「決着」がつきませんが、
つかなくて当然で、
それが自然なんです。
なんで花にいろんな色があるのか、
というのと同じ議論だと思います。
ランドセルの「赤」と「黒」だけじゃないよねって。
皆さんは昨今の「性別」と「ジェンダー」問題について、
どう思います?
では~
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