オアハカの端っこで感じる歴史と、メキシコのご先祖様が生きた大地を行く
前回のつづきです~👇
前回は、
オアハカとチアパス、実は北部の観光列車チェペ鉄道よりも近いよ、
ってことを書いたような。
一般的な観光の真逆を行くメキシコの陸の旅。
面倒な分、きっと良いコトあるよってことを書きました。
自然と文化、繋がっています。
👆陸の旅の途中でオアハカの女性
「観光地がない」ということはない
やることが無いから苦痛、
だからやることを探そうというところで、
メキシコ現地ガイドの出番です。(笑)
僕はこの点がガイドの仕事だと思っていて、
観光ガイドたるもの、
埋もれている文化・自然の遺産を掘り起こし、
既にあまねく知られている観光地のそれらとの接点を見つけて繋げ、
旅行者に伝えること。
地理的な問題や、
そもそもお客さんには解りづらいテーマだったり、
ただ紹介したところでそれが観光商品になるとは限らず、
一筋縄ではいきませんが・・・(沈)
でも僕の場合は大事だと思っていて、
たとえ工数は掛かっても続けようと思っています。
これ👆って事業者にとっては超コスパが悪い。(苦笑)
だって、
一つ一つ自分で行って調査しないといけないから。
ちなみにChatGPT君に訊いても真顔でデタラメいうような場所だから、
横着ができない。(苦笑)
これってメキシコシティからオアハカ間も同じことが言えます。
「メキシコシティ」と「オアハカ」と、
有名観光地を局所的に見てしまうと、
「え~メキシコシティからオアハカまで車で7時間とか無理ゲー」
となってしまいます。(沈)
でもですね、
僕のお客様は皆、
これまで100%陸路で行かれ感動していただけているんですよね。(嬉)
陸路でのアクティビティをいくつかかましているので、
7時間の陸移動が苦にならないようです。
それをオアハカーチアパスでもやろうというのが今回の話。
観光と自然と文化は三位一体
一つはハイキング。
僕は観光と自然との接点て不可欠だと思っている派でして、
なるべくお客様にも自然系のアクティビティもおススメさせていただいています。
自然だからといって、
それが標高5000mの登山という過酷極まるアクティビティである必要は全くなくて、(汗笑)
ハイキングで良いんです。
はい、自然の中を歩くだけ。(笑)
お身体に不自由があって、
歩けない、または長時間歩けないという方でも、
自然が見える場所、
自然の中に居られる場所、
自然と文化が繋がる場所などにご案内いたします。
今回偵察に行ったのもそれが目的でして、
全行程を歩くと往復3時間ぐらいなんですが、
全部行かなくて5分、10分歩くだけでも、
林道というかサボテン道を歩いていただくたけで、
日本やメキシコシティ近郊とは違った植生がみられ、
珍しい植物やたまには野鳥や動物などにも遭遇することもあります。
今回行った場所は全長約2㎞、高低差200数十メートルのルートなんですが、
テワカンークィカトゥラン渓谷の支柱型サボテンとはまた異なるサボテンが生え、
食べたらおいしそうな?(苦笑)甘いマスクを被ったような木の実だったり、(痛笑)
綺麗な野鳥だったり、
そんなものに遭遇できるルートなんです。
終着地点には知られざる遺跡があって、
そのまた上には渓谷一帯が見渡せる展望台もあってと、
陸の車旅の疲れを癒すにはお手頃のハイキングコースなんですね。
上の遺跡はぶっちゃけ、
テオティワカンやチチェンのようなでっかいピラミッドを想像されていくとちょっとガッカリします。(苦笑)
遺跡=でっかいピラミッドじゃない!よ
ということは、
これまでにも口酸っぱく幾度か書いてきましたが、
まあそういうことです。(苦笑)
中心部には大きな建造物が二つ、
その脇には「球技の儀式場」が一つ南北を向いて建設されています。
以上!(苦笑)
しかしちょいとお待ちを。
周辺の森へ入るとですね、
それがちゃんと「町」だったことがわかります。
中心部の開けた場所にある建造物は、
その「旧都市」のほんの一部にすぎず、
その一帯には居住区と思われる場所や、
その他の宗教的建造物だと思われる建物の跡がみられます。
有名観光地のように補修工事をしていないので、
当時の建造物が崩れたまんまになっているところにロマンを感じます。
「へ~、ここで600数十年前に人々が実際にこれを建設して、
住居として使っていたのね~」と。
そこで疑問に感じること。
「なんでわざわざこんな高台にこの都市を作った?」
その理由をあれこれ推察すると、
そのハイキングに“味”がついてきます。
一部の建造物の壁面には、
当時の漆喰と思われる部分が残っているのも興味深い。
中(石の積み重ね)がむき出しになった状態なんですが、
当時(650年ぐらい前)は、
全面に漆喰が塗られていたことがうかがえます。
たぶん遺跡初心者には言われないと気付かないような特徴。
そんな観光地向けに整備されすぎた有名遺跡では感じることができない当時の面影が脳裏に刻まれ下山開始。
帰りは行の半分ぐらいの時間で下りちゃいました。
次の目的地はそこから40分足らずの場所にあるフチタンという町。
この地方はイツモ地方といって、
幅が200㎞足らずになる地峡部分にある町。
イツモって地峡という意味。
オアハカには8つの地域があるんですが、
イツモ地方はその内の一つ。
フェイスブックとインスタの投稿にも書きました「イツメニョ文化」。
まさにこの一帯からチアパス・グアテマラ方面に栄えた文化でして、
オルメカとマヤを繋いだ文化として知られています~。
続きは次回👇~
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