テオティワカンが重要視されるワケ(6/7)
メキシコ在住16年目、
「メキシコの素顔を世界に!」をモットーに、
複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】な完全プライベート日本語ツアーで、
いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、
公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。
今日も呑気にメキシコから書いています~
テオティワカンが重要視されるワケ(6/7)
👆テオティワカンの住居地区ある宗教的建造物。こちらも階層になっているのが分かりますネ。
早いものでまた金曜日!?
今日はコロナで保留になっていた山ガイド研修の最終試験で、
また山に来ています~
コロナの危険信号が緑になったことで、
このような活動が少しずつ可能になってきています。
ワクチンも急ピッチで進み、
更なる感染拡大を抑えられればいいのですが・・・
まだ予断を許せません。
とういうわけで、テオティワカンの続きです。
1~5まではこちらをどうぞ。
テオティワカンはなぜ重要?1/7キオテ通信テオティワカンはなぜ重要?2/7キオテ通信
テオティワカンはなぜ重要?3/7キオテ通信
テオティワカンはなぜ重要?4/7キオテ通信
テオティワカンはなぜ重要?5/7キオテ通信
当時は鮮やかな朱色?を基調とした景観だったのですが、
その下地は漆喰でした。
漆喰?
はい、
日本の古墳にも使われていますね。
テオティワカンがあるメキシコ中央部には、
石灰岩が多く採れるんです。
それを高温に熱すると生石灰(酸化カルシウム)ができるんですが、
これに砂などを混ぜてゴリゴリして粉末状にし、
水を加えると、
水酸化カルシウムのペーストができます。
これが生漆喰。
これを壁に塗っていって乾燥させるとコンクリートみたいに固くなるんです。
当時のテオティワカンは、
こんな風にほぼ全体が漆喰で固められていたと考えられています。
いったいどれだけの石灰岩が必要だったのでしょう。
そしてそれを熱するための木材は?
ちなみに1キロの生石灰を得るのに、
3~4㎥の木材が必要だったとされます。
そりゃ木なくなりますわ~(苦笑)
そんな事で、
都市機能を維持するための環境が変化し、
結果としてその機能は崩壊していき、
その勢力は衰えます。
700年代と考えられています。
それから、
アステカで知られるメシカ人に“発見”される1467年頃まで“放棄”されます、
って言うのが定説ですね。
これには
“しかし”があるんです。
メキシコにいらしたことがある方、
トゥラ(Tula)には行かれました?
行かれた方はご覧になられたと思います。
トゥラって全然メジャーじゃなくて、
行っても景観が“つまらない”と感じてしまうんです。(苦笑)
観光地としては、
ちょっとインパクトに欠けてしまうのは、
正直僕も感じます。(苦笑)
でも歴史を知っていると重要度が格段に増すのです。
この“ピラミッド”、
みませんでした?
広場の東にあるのですが、
なんか見覚えありません?
👆ちょっといい写真が自分のライブラリーにないのですが、左の建造物です。
はい、
テオティワカンの月のピラミッドに酷似しています。(驚)
ちなみにトゥラにあるもう一個のピラミッドは、
ユカタンのチチェンイッツァのものとも酷似しています。
☟これ
トゥラ👇
チチェン👇
なんでしょう、
この酷似性。
トゥラとテオティワカン。
トゥラとチチェンイッツァ。
ちなみに、
トゥラとテオティワカンに交易関係はありませんでした。
テオティワカンは700年代に衰退、
トゥラはその後800年ぐらいから都市の形成が始まり、
900年ぐらいから繁栄が始まります。
その間200年弱ぐらいあるんですが、
実はこの期間にある部族が一時期テオティワカンに住んでいるんですね~。
そらが誰なのかというと・・・
続きはまた~
テオティワカンが重要視されるわけ・その7メキシコ発【キオテ通信】バックナンバーはこちら!
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