人身売買の温床になることを危惧しています。


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メキシコの旅行関係のみならず、

メキシコ生活約20年の私岩﨑功が気まぐれながらも赤裸々にボヤくメキシコブログ【キオテ通信】です。

前回の続きです~

メキシコでは「人身売買」は「人身援助」になるらしいよ。

 

結局、おカネで解決できちゃいます。

👆田舎に行くと子供たちがのびのびと走り回っています

 

【お断り】

ここに書いてある情報は、

深く調べたわけでなければ、

本人に直接聞いたわけでもない、

又聞きした話です。

この情報が間違いであることを願います。

 

合法じゃないことも“合法”になることも?

僕の友人である法律家の友人に相談したんです。

「民間企業が金銭のやり取りを介して養子縁組をあっせんすることってできるのかい?」

と。

 

彼の返答は・・・

 

「確かに道徳的には絶対アウト、でも法律には必ずどこかに抜け穴があるから、

それをうまく使って“合法的”にやっている可能性があるよね」

 

ということ。

 

メキシコという国、

外国の人からすると「おおらか」という言葉が思い浮かぶと思いますが、

その裏返しは腐敗です。

 

簡単にいうと、

おカネで全てが解決しちゃうような世界。

 

たとえば、

ひき逃げをされて被害者が亡くなっても、

犯人はカネさえ払えば罰せられずにのうのうと暮らせます。

そもそも捕まりませんが・・・

 

ということで、

一応“合法的”にやっていることにはなりますが、

合法ならなんでもありなのかっていう話。

 

“人身売買”の擁護が成立する理由

僕の周りには、

この“合法的な人身売買”を擁護する人達もいます。

 

彼らの主張は

「確かに金銭が動くのは良くないと思うが、親を持たない子供たちの将来が、

これによって少しでも良いものになるのであれば“援助”という見方もできる」

とのこと。

 

僕からすると、

「援助」であれば、

もっと違った形の援助ができるはずだと思うんですよね。

 

孤児院やそれに相当する施設が不足しているのであればそこをまず充実させるとか。

最悪それができないような事情があるならば、

おカネのやり取りによって事実上「人身売買」をするのではなく、

最低でも引き取る側の親が、

子供が生まれる前から妊婦さんに寄り添い、

自分たちが身籠った状態と同じことをして過ごすなどが健全な援助だと思うんです。

 

もちろん、

産後の養子縁組というケースもありますが、

一定期間、

経済的なことも含めての実子と同じ“子育て”を行って上で、

晴れて養子縁組成立となるべき。

 

おカネを払って、

出産日を楽しみに待って、

生まれたら“商品”を受け取るというのは、

人身売買以外なにものでもないような?

 

少なくても僕の耳目に入った情報だと、

生まれたら“商品”を受け取りに行くらしい。

 

人身売買の温床になることを危惧しています

子育てって、

妊娠中から既に始まっているんですよね。

一度でも親になったことがある人ならお分かりいただけると思いますが。

 

そのプロセス抜きにして、

“前金”をいくらかはらって、

“商品”を受け取って、

今日から子育てヨーイ・ドンて、

あまりにも不自然です。

 

妊娠中や出産、養子縁組に必要な費用を、

金銭によって援助するという目的は妥当だとおもいますが、

企業さんの目的って営利じゃないですか。

儲からない存在意義がないのが企業さん。

 

「何年何月何日に生まれる予定の子がいるからどうです?」

という話から始まって、

「この件は~万ペソです、こちらの口座に振り込んでください」

となり、

「入金証明を送りました」

「じゃあ、出産予定日の~日に引き取りに来てください」

というような会話が、

公然と行われている現状。

 

非営利団体なら100万円は100万円分の支援に回るんでしょうけれど、

営利団体は100万円のコストに利益分を上乗せします。

この時点で「おカネ儲け」なんですよね。純粋な支援ではなく。

 

「おカネ儲け」のために「人の“所有権”がAからBに移る」

どうみても人身売買にしか見えない。

 

何らかの理由で養子縁組不適格者とされ、

正規ルートで養子縁組を結ぶことができなかった人たちは、

こうした民間企業にお金を払えば“合法的に”養子縁組が結べてしまうわけです。

つまりフィルターの目が粗い?

 

そうすると今度は、

非合法に人身売買する人達が目を付け、

“合法的”に“商品”を仕入れ、

闇の世界で売買されるというケースにも繋がりかねません。

 

詐欺のリスクを冒してでも赤ちゃんを“買いたい”貪欲な人達

中には真っ当な人もいるんでしょうけれど、

たとえ一人でも、

そういった闇ルートへ流れてしまうような事実や可能性があるのであれば、

なお悪い。

 

結局、

「売られた後」のことって、

実態の把握って難しいと思うんですよね。

特にこういった民間企業だとコストも掛かる。

でも子育てって長い時間を要する行為だから、

アフターケアにそんなにコストを掛けられないと思うんです。

 

もっとも、

僕の法律家の友人曰く、

「買う方」にとってリスク高いとのこと。

だって、

お金を支払った先が「詐欺」をやっている可能性も否めないから。

 

その“ビジネス”の特性上、

いくら“合法”とはいっても、

「何年何月に生まれる赤ちゃん~円ですよ~!」

なんていう広告は打てませんし、

「売れない」理由なんかいくらでも出すことができます。

  • 直前で母親が拒んだ
  • 母親が子を連れて突然姿を晦ました
  • 死産だった
  • 新たな買い手が現れた

など。

 

しかもこれについて不満を持ったとしても、

買い手はどこにもクレームを出せません。

だって人道的に間違ったことをしているから。

 

「~社という人身売買を手掛ける会社に100万円支払ったんだけど、

商品(子供)を受け渡してくれない・・・・・!」

といったところで、

もうお察しの通りです。

 

そんなわけでして、

直接関わる人、

そしてその人を助ける(親ですが)人というのが僕の周りにいて、

僕はこれからどうやって付き合っていけばいいのかって、

すごく悩んでるんです・・・

 

営利目的で金銭のやり取りがある以上、

僕はそういった人たちと関わることによって、

たとえ法律の穴をついたような“合法”なことであっても、

「人身売買」を「黙認」するようなことはしたくないしできません。

 

それを行っている人たちを支持することはもちろん、

それをサポートする人(彼らの親など)なんかと交友関係を持つこと自体が、

そういういった「人身売買」に加担するのでは悩んでいます。

 

考えすぎなんですかね?

 

皆さんはどう考えます?

 

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