昔のメキシコでは何を飲んでいた?

メキシコ在住15年目、

「メキシコの素顔を世界に!

をモットーに、

メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

昔のメキシコでは何を飲んでいた?

 

メキシコと言えば世界トップクラス、

いやトップの肥満大国ですが、

その犯人の一角は清涼飲料水です。

 

コカ・コーラを筆頭に、

いろんなものがありますが、

メキシコの人達の多くは、

これらを日本のお茶のように、

毎食飲んでいます。

 

もともと昔(メソアメリカ時代)のライフスタイルには、

肥満になる要素など無かったんです。

肥満には糖質が密接に関わってきますが、

毎日そんな砂糖水ばかり飲んでいたら、

そりゃ体もおかしくなります。

 

今月より、

規定以上のカロリー、塩分、脂肪を含む食品には、

こんな風に、

ドカンッと醜い表示をしないといけないルールになりました。(苦笑)

☟こんな風に

そんな僕もたまに仕事や勉強で、

ゴール前1キロでラストスパートでパワーが欲しい時なんかは、

半分ぐらいを目安にコーラやスプライトを飲んでしまうことがあるんですが、

この表示があると、

「やっぱり我慢しよう・・・」

となります。

 

お菓子も同じです。

こんな風に☟

 

メキシコではお茶というのはあんまり飲まないですね。

あることはありますが、

日本のように毎食飲んだり、

お~いお茶のようなものがあるわけではありません。

砂糖たっぷりのお茶もどきはありますが・・・

 

じゃあ、

メソアメリカ時代の人は何を飲んでいたんですか、

という話になります。

 

まずは、

以前に少し書きました、

メキシコのお酒のところで、

プルケについて書きました。

☟プルケ

マゲイの中心部に溜まる樹液を

アルコール発酵させたお酒なんですが、

この発酵前の樹液をアグアミエル(Aguamiel)というんです。

 

あとは、

先日のセンパスチルを煎じてのんだり。

これは薬としての効果を期待して飲んでいた、

という方が正しいかもしれません。

 

あとは、

今や知らない人はいないチョコレート。

チョコレートって聞けば、

板状などの固形物を思い浮かべると思いますが、

元々は飲み物だったんですっ!

ってことは数か月前にも書いた通りです。

☟チョコラテ

 

「???」

 

なんで僕がそんな事を知っているのかというと、

チョコレートはメキシコ出身だからです。(笑)

 

チョコレートはアルファベットで、

Chocolate

と書きます。

これは、

研究者によると、

Choc óllatl

が語源です。

Chocolate自体は、

1570年頃まで、

文字として登場していなかったんです。

 

で、

このChoc óllatlは

どこから来たのかというと、

イロイロ説があるようでまだ特定は出来ないようですが、

どうもナワトル語のXocoatlではないかと。

 

XocoはXococ=苦い、

Atlは水です。

これはカカオの実と砂糖を挽いてペーストにしたものです。

これに徐々に香料のバニラやシナモンが加えられていくことになります。

 

メソアメリカの地に乗り込んできたスペイン人達は、

のっとったメシカ帝国の言語ナワトルをベースにして、

様々なスペイン-ナワトル語を造っていき、

今日の様々なメキシコ料理の名称になっています。

 

スペイン人によって、

甘味料“砂糖”がもたらされ、

メソアメリカの食に大きな影響を及ぼしたわけですが、

スペイン人が来る前はというと、、、

砂糖がなかったわけですから、

カカオと水だけで「カカオ飲料」をつくっていました。

これは上流階級(Pipiltin)の人達や、

戦士、

メシカの商人(Pochteca)によって飲まれていました。

栄養価が高いですからね。

 

これをカカウァトゥル(Cac á huatl)といいます。

 

ヨーロッパ人と初めて接触したメシカでは☝こう呼ばれていましたが、

昔はオルメカ時代から、

カカオ自体は食されていた、

という考古学的証拠がちゃんとあります。

実は今回は、

もう一つ重要なメキシコの飲み物を紹介する予定だったのですが、

また次にします。(笑笑笑)

 

ではでは~

 

#MexicoCentralTours

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