「プルケ」と散々書いていますが、プルケはメキシコ語じゃありません。(苦笑)


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世にある旅行や海外生活について、

ほぼ毎日行き当たりばったりに、

メキシコ現地から好き勝手に書いている、

ゆるすぎるメキシコブログ【キオテ通信】です。

 

成田から直行便でたったの12時間、

2022年の夏休み、年末年始の海外旅行、メキシコ観光は弊社におまかせを。

メキシコ在住17年目のメキシコガイド兼ドライバーが、

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育児期間中につき、

投稿が断続的になっております~。

落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。

歴史上の一つの出来事で、今日の自分の行動が違うものになっていたかもと考えると・・・

👆プルケ⇒オクトゥリ⇒ネウトゥリ

 

ちょっと近況を含めた余談から失礼しまぁす。(苦笑)

 

最近ちょっと、

というか大分忙しく、

キオテ通信の投稿がままなっておりません!(沈)

 

べつにやることの種類は多くないんですが、

一種類ごとのやることが多いという感覚。

「子育て」

「お客様のご案内」

「家事」

という種類はそんなに多くないんですが、

各項目の量が多いという状態でして、

まぁ、

それだけ充実しているということなので良いとしましょうか。(苦笑)

 

「子育て」と「家事」、

家でできる仕事関係は「同時進行」というやつをやっていて、

子供をあやし乍ら勉強したり、

子供をあやし乍ら掃除や料理したり、

というのをやってもう3か月。

 

夜は大分寝てくれるようになり、

仕事関係は21時過ぎから、

やるときは明け方ぐらいまでかけてやることが増えたような。

 

その代わり昼間は「ながら」なので、

あんまりはかどらないことが多いんです。

 

有難いことに、

この2週間で続けてご依頼を頂き、

その準備もしつつなので、

今週末まではちょっと慌ただしくなりますが、

来週は家族でちょっと地方に遊びに行こうと思います。(笑)

 

そんな忙しくも、

充実して過ごしているメキシコガイドの岩﨑功です。

あんまり「忙」という字を使いたくないですよね。

「心を亡くす」ですから、(苦笑)

「心を亡くさない」程度に、

適度に過ごしたいもの。

 

メキシコのお酒プルケはメキシコ生まれじゃないらしい。(苦笑)

 

はい、

てなわけでして、

余談はこの辺にしときまして、

今日の本題は「プルケ」の話。

Pulqueって書きますが、

ご存じの方もおおいですよねぇ?

 

これまでにも我メキシコ通信でも何度か書いてきましたプルケ。

 

はい、メキシコのお酒でしたね。

👆冒頭の写真

 

メキシコのお酒と言えば「テキーラ」とか、

最近日本でも市民権を得てきている「メスカル」と思われる方が99%だと思いますが、

違うんです。(苦笑)

メキシコのお酒といえばまずは「プルケ」。

 

一体プルケがいつからメキシコで飲まれるようになったのか、

ハッキリしたことは謎のままなんですが、

「ずっと昔」であることは間違いない。

少なくても、

チョルーラというところにあるこの👇壁画。

全長約60mもあるメソアメリカ3大壁画の一つなんですが、

この壁画のタイトル「呑兵衛=Los bebedores」

という名の通り、

酒盛りの様子と思われる場面が描かれているんです。

そこで飲まれていると思われるものがこのプルケ。

この壁画が描かれたのは200年頃。

 

200年頃に、

これだけ「大々的に」、

壁画で残そうと考えた当時の人達。

それだけプルケは「重要な」存在だったはず。

いえ、「はず」じゃなくて「神聖な」飲み物で、

宗教的儀式で飲まれていたのです。

娯楽で飲んで「酔っぱらう」のはご法度でした。

 

で、その「プルケ」という名称。

実はこれ、

出所不明なワードなんです。(苦笑)

 

メスカル然り、

タコス然り、

メキシコ料理にはナワトル語由来の名称が多くて、

その意味をすると「おー確かに!」となるんですが、

これだけ歴史に名を残すプルケは、

そんなメキシコ生まれのナワトル語に由来しないらしい。(苦笑)

 

メキシコ生まれのトウモロコシ、

スペイン語ではマイス(maiz)というんですが、

実はこれだってメキシコ生まれの単語じゃないんです。

ナワトル語ではcentli(セントゥリ)とかelotl(エロトゥル)といって、

現にCenteotlというトウモロコシの神様がいます。

これ👆を祝う行事が、

オアハカの年中行事ゲラゲツァ祭の前身、

ということはこの前書きましたよね~。

 

メキシコでは、

焼きもろこしよりも茹でもろこしを良く食べるんですが👇(笑)

(白いのは粉チーズ)

こうやって調理した状態になるとelote(エロテ)といいます。

言うまでもなく、

これはナワトルのelotl(エロトゥル)が語源。

 

そんな風に、

今日のプルケにも違った名称で当時(スペイン人が来る前)は呼ばれてわけで、

じゃあなんて呼ばれていたのかというと・・・

Octli(オクトゥリ)

 

アルコール発酵前の状態、

マゲイの芯から取れる液体アグアミエル(Aguamiel)だと

Neutli(ネウトゥリ)とか、

Neutle(ネウトゥレ)と呼ばれてました。

 

でもそもそも、

メソアメリカに現在のテキーラやメスカルのような蒸留酒は「無かった」、

とするのが僕の推測でして、

(当時のものと思われる蒸留器で蒸留できた試しがない)

そうすると「オクトゥリ=プルケ」以外にそんなに種類はなかったはず?

テフイノ(テスグィノ)👇が発酵して・・・

というのは考えられますが、

酔っぱらうほどの量だったのか、は不明。

 

どうもですね、

Pulque という単語は、

スペイン人がメキシコに到着する前に立ち寄り征服した島々(西インド諸島の大アンティル諸島)で、

アルコールを意味するpulcreという単語を得たようです。

スペイン人の行事等でよく使われるようになり、

いつしかメキシコ国内(当時は植民地時代)でも、

octli(オクトゥリ)の代わりにpulcreが使われ続け、

やがてPulqueと定着したの見方が有力のようです。

 

気付かずにプルケはメキシコ発祥の言葉だと思って使っていたら、

実は輸入品、(苦笑)

しかも500年前の出来事がそのまま現代の僕らが、

美味しく頂くプルケ酒の名称に影響を与えているって、

なんかちょっと感慨深げになりますね。(笑)

 

ぜひ、メキシコに行ったら、

オシャレなバーもいいですが、

やっぱりローカルのバーでですね、

「プルケ」、

いや、オクトゥリ、

ネウトゥリを味わってみてはいかがでしょう。(笑)

 

たぶん明日、明後日は外出中で書けそうにもありませんので、

またそちらの日曜日の夜か月曜に朝に投稿します~

 

ではまた~(笑)

 

 

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