マゲイを知るとメキシコがわかる⁉(笑)

メキシコ在住16年目、

「メキシコの素顔を世界に!をモットーに、

複雑で広大なメキシコを【お得】で【楽】で【濃厚】完全プライベート日本語ツアーで、

いつかまた戻ってきたくなるメキシコ旅行を提供しています、

公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

今日も呑気にメキシコから書いています~

 

あの“サボテン”を知るとメキシコがわかる!?

☝☝☝道端に生えるマゲイ

☝☝☝宗教的建造物(ピラミッド)の脇に生えるマゲイ

 

よく“サボテン”と呼ばれるのですが、

サボテンじゃないです。(苦笑)

 

マゲイといいます。

 

アガベとも日本では竜舌蘭とも言いますネ。

 

テキーラの原料です。

 

僕は呑兵衛ではないですが、(苦笑)

お酒が好きで、

お酒でほろ酔いするのも好き、

お酒を飲みながらお客さんと語り合うのも好き、

お酒を飲みながらご飯を食べるのも好き、

お酒を飲んでサルサを踊るのも好きで、

だから必然的にお酒に関する話題が多くなってしまいます。(謝)

 

お酒って料理とあわせて、

その土地の気候とか風土、文化に適応しながら発展を遂げた、

いわばその土地の歴史・文化の結晶なんです。

僕は旅行に行くと

いつもその土地のローカルフードを探し求めるのが好きなんですが、

料理と合わせてお酒も探します。

 

その土地の郷土料理と飲み物、お酒って自然と合うんですね~。

 

つまり、

旅先でウマイもの食べたいなら、

ローカルフードを探すに尽きるんですが、

お酒も合わせて飲みたいです、僕は。(笑)

 

小ぎれいな外観や星の数で決めるのではなく。

 

また毒がでそうですが、(苦笑)

逆にこれが見つからない時や場所というのは、

ガッカリします。

なぜならば、

その土地のご先祖さん達から受け継いでいるものがない、

または大事にしていないということだから。

いくら街の景観は良くても、、、

 

(どことは言いませんが 苦笑)

 

ワインもいいですが、

やはり日本食には日本酒ですよ~。(笑)

 

その逆も然り、

コロナビールやテキーラも日本にもありますが、(笑)

メキシコでタコスを頬張りランチェラを聞きながら飲むそれらは格別です!

 

数千年前のメソアメリカ時代、

またはそれより前から自生していたマゲイ。

 

当時の人はマゲイから飲み物や生地を作り、

茎の先の鋭い針のような部分で生贄の宗教的儀式も行っていました。

 

またマゲイの茎から取れる薄い膜で肉を包んで煮込む料理にもつかわれていました。(います)

 

そのマゲイの膜をミスィオテ(Mixiote )といって、

その料理自体もミスィオテと言います。

現代メキシコでも代表的なメキシコ料理であり、

僕の好物でもあります。(笑)

 

今はマゲイからとれる天然の膜ではなく、

紙が代用されています。

☝☝☝ミスィオテ

 

政府機関の雑誌の公式発表によると、

マゲイは全世界に273種類、

メキシコには215種があるのですが、

テキーラに使われるのはAgave Tequilana Azul Weber、通称ブルーアガベ)だけ。

メスカルには14種のみ。

 

日本でも有名になってきているオアハカ(厳密にはオアハカを含めた9州)の特産品でもあるメスカル。

唯一栽培可能な品種エスパディンは、

86%のメスカルに使用されてる品種です。

 

あとは、

野生で希少価値が高いトバラ、

マドレクィシュ、

クィシュ、

バリル、

テペスタテや、

プルケを造るのに使うアグアミエルが取れるプルケロ、

などなど、

蒸留所の人によると、

オアハカでは12種類ぐらいマゲイが

メスカル造りに使われています。

 

地域によって多かったり少なかったりします。

使う品種によってそれぞれ個性ある風味を

味わえるのがメスカルです。

 

1リットルのメスカルを造るのに、

10~30キロのマゲイのピニャが必要です。

 

今でこそ、

産地呼称制度でテキーラの街があるハリスコ州を含む5州で、

アガベ・アスルのみを使った製品しか「テキーラ」と呼べないのですが、

2005年以前は、

オアハカ産のエスパディン種がテキーラにも使われていたんです。

当時オアハカ産のエスパディン種の60%が、

テキーラ用としてハリスコ州に出荷されていたくらいです。

 

たとえテキーラとメスカル用のマゲイ以外でも、

マゲイはマゲイなので、

他の品種を使っても、

もちろんお酒は出来るんです。

 

北西部のソノラ州は特産品のバカノラ(Bacanora )。

Agustifolia Haw、

別名アガベ・パシフィコとかジャキラナ、

という品種のマゲイを使うんですが、

なんと最大55度のアルコールが得られます。

植物の独特な風味が特徴のバカノラは、

その高い度数もあり、

1915年から1992年まで77年間製造が禁止され、

警察も検問をするなど厳格に取り締まられていました。

テキーラ、メスカル同様、

法定産地制度によって指定地域以外ではバカノラは名乗れません。

一つの州だけに法定産地制度が適応されている産品は、

バカノラだけなんです。

 

そしてラシジャ(Racilla)。

これはテキーラがあるハリスコ州で造られる蒸留酒です。

Maximiliana Baker、

InaequidensK Koch、

Agustifolia Haw、

Rhodacantha

などのマゲイを使います。

テキーラやメスカルと同様に8日前後の発酵後蒸留し、

36度から45度のアルコールが取れます。

色は透明でやわらかく甘い風味が特徴です。

バカノラ同様Agustifolia Haw種が使われていますが、

法定産地制度のためバカノラは名乗れません。

 

あと忘れてはいけないのが、

プルカッタ(Pulcatta)。

先日ご紹介したプルケの蒸留酒です。

これはアガベのピニャ(茎の根元の部分)ではなく、

中心の幹の下に溜まる樹液アグアミエルを使う点が、

上記の蒸留酒と異なる点です。

 

こんな風に、

メキシコと言えばテキーラですが、

これはマーケティングによるもので、

マゲイ由来の飲み物がいくつかあります。

 

地方に行かれた際は、

是非その土地をお酒を味わってみて下さい~

 

また別の日に、

マゲイ由来ではないけれど、

メキシコから切って離すことができないお酒もご紹介しますね~

 

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