メスカルとテキーラの違いってなに?

メキシコ在住15年目、

「メキシコの素顔を世界に!

をモットーに、

メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

メスカルとテキーラって何が違う?

☝メスカル用のピニャ ☟テキーラ用のピニャ

近年日本でもその知名度は上がってきているとか。

とはいっても、

メスカルという名前を聞いた事がある人、

知っている人というのは限定的だと思われます。

 

ということは、

飲んが事がある人、

「好き!」という人の数は、

更に限れてきますね。

 

一方で、

テキーラと言われれば、

その数はグンッと上がります。

 

メスカル、

テキーラ、

お酒に詳しい人も詳しくない人も、

お酒が好きな人も嫌いな人も、

覚えておいてください。(笑)

 

両者は元をたどれば同じものなんです。(!?)

 

似たような例だと、

サトウキビから造られる

キューバのお酒としても知られるラムと、

ブラジルのカシャッサ。

広義では「サトウキビを原料とした蒸留酒」

として同じと言えるものの、

狭義では小さな違いがありますよね。

 

メスカルとテキーラも微妙に違ってくるんです。

 

テキーラという名前については、

シャンパンがシャンパーニュ地方、

コニャックがコニャック地方で造られるお酒、

というのと同じで、

テキーラもテキーラという街があって、

そこから命名されています。

☟☟☟ここです。

ブランディングの影響が強く?

メキシコのお酒と言えば

「テキーラ!」

となっていますが、

元はメスカルなんです。

スペイン人達も、

テキーラと命名される前は、

Vino Mezcal(ヴィノ・メスカル)

と呼んでいました。

 

テキーラは、

産地名称制度というものがあって、

指定された地域(5州)造られたものでなくてはならず、

使用できるマゲイの種類も一種類のみ

限定されているんです。

他の材料による「味付け」もできません

 

その点、

メスカルも産地名称制度(メスカルは9州)というのはありますが、

使用できる原材料のマゲイの種類は14種類

フルーツやハーブ、肉で「味付け」できたりと、

その種類は

「たくさん」

あるんです。

楽しめる味の種類もテキーラより多いんですね。(喜!)

☝メスカル用のマゲイ(エスパディン種) 

☟テキーラのマゲイ(アガベ・アスル・テキラナ種)
葉が細く、青っぽい色が特徴です。

この点が、

テキーラとメスカルの大きな違いなんですが、

製造過程に若干の違いはあるものの、

基本的には、

 

「マゲイのピニャから造られる蒸留酒」

 

で同じなんですね。

 

ピニャって、

葉の根元、

地面に近い部分で、

葉を落とすと写真のような丸いものが出てきます。

 

これ☝が一点目。

 

二つ目の違いはですね、

マルガリータやサンライズで知られるカクテル、

皆さんもご存知だと思いますが、

これらはテキーラベースなんです。

 

片やメスカルはといいますと、

基本的にカクテルでは「飲まない」んですね。

 

「飲めない」ことは無いですよ。

ただ「甘味」と相性が良くないんです、一般的には。

 

メスカルの味の「良さ」を全部潰してしまうんですねぇ。

 

一般的には、

ストレートで、

ライムかオレンジをしゃぶりながら、

芋虫粉と塩を振って、

チビチビやります。(笑)

基本、

ロックでも飲みません。

 

で、

ここで何を感じて欲しいのかというと、

一言で言えば、

 

「メキシコの大地」

 

です。(笑)

 

「ガァー」とくるアルコールの刺激の先にある、

「メキシコの大地」

を目を閉じて感じてみて下さい。

 

メスカル特有のスモーキーな風味、

生命が生まれる大地、

その大地に掘った穴で蒸し焼きする火、

ウン万年!?前からメキシコの地に生息し、

当時から象徴的な植物であるマゲイ(アガベ)、

それら全てが凝縮されたものが「メスカル」なんです。

 

いかがでしょう。

ただの罰ゲーム用のお酒じゃないんです。

 

「ウン万年のメキシコの大地」

 

感じてください。(笑)

 

もちろん、

メスカル、テキーラの蒸留所の見学もして頂けます。

グアナファトやモレリア、

プエブラ、オアハカ方面など

と合わせて頂ければ、

より効率よく回ることができます。

ぜひご利用下さい~

 

#MexicoCentralTours

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