2022年のメキシコのクリスマス。(1/2)
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投稿が断続的になっております~。
落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。
2022年のメキシコのクリスマスの話。
👆チワワ犬とチワワ市のクリスマスツリー
宗教としてのクリスマス
さてさて、
今年もこの時期になりました。
クリスマス。
日本でもクリスマスは特別な日?
というか、
商売と恋人同士にとってはね。(苦笑)
実際、
クリスマスを何だか知って、
心からそれを祝うっていう人は・・・
キリスト教の人を除きほとんどいないのでは。
プレゼント交換をしたり、
愛を囁き合ったり、
それが出来れば満足ですよね。(笑)
でもこちらメキシコはというと違うんです。
それだけじゃすみません。
ガチです。
本気度が違います。
2020年の国勢調査によると、
下がってはいるものの、
国民(約1億2000万人)の8割以上がカトリック教徒、
プロテスタント系も含めるともっと増えます。
みんながみんな敬虔で、
毎週末欠かさずに教会でお祈りするという人は減りますが、
それでも母数が多いので、
敬虔な信者の数も多くなります。
僕の知り合いにもですね、
もの凄く敬虔なカトリックの人達がいて、
旅行先でも教会を探して、
お祈りを欠かさない人だっています。
メキシコでは宗教色が強い人をモチャ(mocha)と言って、
「からかう」こともありますが、(苦笑)
心の拠り所があることっていいことだと思うんです。
諸行無常の現実に振り回されずに、
変わらぬ神への崇拝を軸に、
自らの人生を委ねる。
人生を委ねるといっても、
ちゃんと仕事は自助努力でやんないといけないんですが、(苦笑)
そりゃ大変な時だってありますって。
そういう時に、
自暴自棄になることなく、
神を信じ、
粛々とやり過ごす。
だから僕はたまに思うんです。
なんで自分には「宗教」がないのかと。
もちろん神社やお寺にも行きますが、
常に神様にお祈りしているわけではありません。
都合の良い時だけです。(苦笑)
それじゃ心の拠り所になりませんて。
だから悩んで悩みまくって心が乱れる。
宗教の元の形
宗教に敬虔な人達は、
そういった時に駆け込むことが出来る家のようなものが、
心にあるんでしょうね。
「宗教」ってきくと、
なんかうさん臭いとか、
危ないとか、
マイナスなイメージを持つ人が多いのが日本だと思いますが、
元々はそうじゃないんですよね。
今は科学の力で、
明日の天気を予想してくれる人がいて、
自分は雨に濡れることを防ぐことができます。
逆に雨が降らなさ過ぎれば干ばつになり、
作物が穫れず食に困り、
度が過ぎれば命にも関わってくるわけですが、
今は大規模貯水槽で水を貯えることができます。
でも昔はそんなハイテクは無かったわけです。
雨が降らなければそれまで。
だから人命を生贄にしてでも、
「神」にお願いして雨を降らせようとした。
まさに命がけです。
元々宗教ってコレ👆なんですよね。
それがやがて形を変え、
今では「人生占い」というものがあります。
この先の人生が不安で不安で仕方ない、
でも自分には頼れる神様はいない、
だから「予言のプロ」である占い師にお願いしようとなります。
これ👆だって立派な宗教。
「神様」とか「何か」という科学的根拠では説明できないものを信じること、
それを信仰といったりします。
キリスト様を「神」として信仰する人達をキリスト教と呼んだりします。
キリスト教にも、
カトリックからプロテスタント、正教会、
正教会でもロシアとウクライナではまた違うようで?
ウクライナ側がロシア正教会に反発し、
12月25日を祝うようにしたと最近のニュースで読んだ記憶があります。
1922年にメキシコのチワワ州クアウテモック市マニトバ地区にたどり着いたメノニタス(メノナイト)だって、
元はキリスト教です。
メキシコのクリスマスが本気なワケ
ともあれ、
自信が信じる神様の生誕を祝うのは当然のこと。
年中行事の中でも最も重要な行事となり、
敬虔・不敬虔問わず、
「キリスト教徒」が多いメキシコでは、
必然的にクリスマスのガチ度は上がるのです。
で、何をするのかというと・・・
キリスト教の歴史自体は、
皆さんもご存じの通り2000年ぐらいなんですが、
今では国民の8割以上がキリスト教徒であるメキシコのキリスト教の歴史は、
“たかだか”500年です。
本家ヨーロッパの4分の1の歴史しかありません。
そう、
昔のメキシコ(アステカやマヤの時代)には、
キリストさんはアメリカ大陸にいなかった。
だれもキリストさんのことなんて知らなかったわけです。
当然新旧マリアさんも。
大航海時代にヨーロッパから人が大挙して押し寄せ、
人の他に言語や食べ物、
そして宗教もアメリカ大陸に持ち込まれました。
それがアメリカ大陸でのキリスト教のはじまり。
まあでもですね、
突然来た輩に「キリスト様を信じろ」と言われたって、
信じるわけないじゃないですか。(苦笑)
「てか、おたく誰?」ってなります。
だからスペイン人はあの手この手で、
メキシコの原住民を虐げ、
あるいは「騙し」、
布教活動に精を出したわけです。
その名残というのが現代にまで残っていて、
先日ちょろっと書きましたが、
「ポサダ」という習慣。
あとは「ピニャタ」という遊び。
「アグィナルド」っていうボーナス。
続きは次回に~👇
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