「らーめん」で「メキシコ旅行」を考える時間。
成田から直行便でたったの12時間、
アメリカ・カナダの各都市から5時間以内、
春休み旅行、ゴールデンウィーク、夏休み、そして年末年始、
2023年の海外旅行は「未知の国メキシコ」への旅行はいかがでしょう。
こちらは世にあるメキシコ旅行やメキシコ生活、海外旅行について、
ほぼ毎日行き当たりばったりに発信しながらも、
ゆるすぎるのが人気のメキシコブログ【キオテ通信】です。
メキシコ在住17年目のメキシコガイド兼ドライバーが、
複雑で広大なメキシコを、
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数々の遺跡からグルメ、各地の見所、そして雄大なメキシコの山まで、
尽きる事のないメキシコの魅力をご案内しております～。
育児期間中につき、
投稿が断続的になっております～。
落ち着きましたらほぼ毎日投稿に戻します。
そのラーメン、そのメキシコ観光、健全ですか？
「また食べたい！」と嘆いている場合か
僕の日本の情報源はネットに依存します。
もっぱらヤフーニュースやたまに見る動画なわけですが、
最近気になったのが、
「有名ラーメン店オーナーが急死」
というニュース。
僕はその辺の情報に疎いので、
そのお店があったことすら知らなかったんですが、
スゴイお方だったんですね。
ミシュランに5年連続掲載されたというお店、
しかもラーメン店として。
これは並大抵なことではありません。
そもそもラーメン店という業態自体、
過当競争でできては潰れのサイクルが早い業界。
超有名オーナーのお店がいつの間にか閉店していたという話はよく聞きます。
今回のお店のオーナーさんの場合、
憶測ではあるものの、
過度のストレスと乱れた食習慣が原因だとか。
ん～、
だとしたらちょっと「怖い」と思っちゃいます。
病気なので、
単一の原因にはなりにくく、
「～をしたから～になった」というのは言えないのかもしれませんが、
「ストレスと食の乱れ」は重大な原因要素になり得ます、よね？
裏と表のギャップに気付くのも消費の一部
ビジネスが地球レベルで行われるようになって、
僕らが使う日常品の多くは、
賃金が安いアジアの各国で生産され、
世界にばら撒かれています。
そういった国々の工場で働く人々の過酷な労働環境の様子が度々表に出てきますが、
華やかな小売店舗とのギャップに首を傾げてしまいます。
メキシコの観光にだって同じような状況はみられて、
例えば「蛍の森ツアー」はその時期には人でごった返すんですが、
そのような“観光地”は観光地ではなくて、
環境破壊集団以外何者でもありません。
そのような偽観光地からは、
いずれ蛍君たちはいなくなってしまうでしょう。
今回のラーメン屋さんの件だって、
表は「ミシュラン」とか「繁盛店」とか、
輝かしい様子が想像できますが、
その「中」では、
オーナーさんが文字通り「命がけ」でその話題のラーメンを作っていたわけですよね。
危険な山登りをわざわざやる山家にも同じようなことが言えますが、
そこはもう、
門外漢の人々には分からない領域。
最後はその人の個人のことなので、
周りがとやかく言うことではない「趣味」の領域、
「自分が満足するためにやるようなもの」
という考え方もできるんでしょうけれど・・・？
でも、
その行為の対価としてお金をもらっている以上は、
単に「個人のこと」では片づけられない、
なぜならばお金を払う側、
「消費者」があるから。
お金を払ってもらわない限り、
その“趣味”は続けられません。
その商品やサービスの裏にある事情
山登りには多額のお金が掛かります。
プロになれば「スポンサー」という人が出て来て、
お金を出してもらいますから、
もはやその登山は自分一人のものではなくなります。
いつだったか、
スポンサーの要求に応えるために、
エベレストの未開ルートを無理して上った登山家が遭難死したことがありました。
その登山家の行為は「無謀」だと非難されたのですが、
それ以前に、
そういう境地に追いやった側、
つまりスポンサー側も考えなければならないことがあります。
求められる側と求める側のバランスが崩れると、
最終的に求められる側が追い詰められます。
それがサラリーマンのカロウシだったり、
鬱病だったり、
歪んだ形で社会に逆流が始まります。
今回、そして昨年？と、
立て続けに有名ラーメン店のオーナーが急死するという状況、
果たしてこれは「仕方がない」、
道を究める職人の然るべき末路なのか。
急死するまで味を追求するのが「立派」な姿なのか。
食べる側、
消費者には「中」の事情を見ることは難しいし、
たぶん、
お金を払っている以上、
「おいしければヨシ」
という感覚もあるでしょう。
僕は個人的に、
「自分に都合が良ければヨシ」的な消費はやめるように努力していて、
当然自分の懐事情とも相談になりますが、
なるべく供給側に過剰な負担にならない商品やサービスを選ぶようにしています。
たとえば、
メキシコのリゾートに行くのであれば、
泊まるホテルは健全に造られたのか、
ってことが気になります。
だって、
中には本当にフカフカのベッドの下に、
そのホテルを造った人達の「血」が滲んでいるものだってあるんです。
「そんなの知らなきゃいいし、知ったこっちゃない」
それも考え方の一つなんでしょうけれど、
逆の立場になっていたらそんな悠長なことは言ってられませんよね～・・・
僕は美味しいラーメンより健全なラーメンを食べたい
いろいろ、星とかランキングとか、
話題になるのは良いけれど、
そこまでして自分の欲を満たしたいとも思わない。（苦笑）
美味しいラーメンに越したことはないけれど、
それって自分が見つけるもので、
べつに一つじゃなくてもいいわけです。
ラーメンの味だけじゃなくて、
そのお店で働いている人の様子も含めて、
「おいしいラーメン」から、
これからは社会的に「健全なラーメン」を食べたい、
なんてことを考えた一件でした～。
もちろん、
メキシコ旅行についても同じことが言えます。
何ができるか気になる方はご一報くださいませ～。
ではでは。
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