知られざるマヤの旅、ヤシュチラン・後編
メキシコ在住16年目、
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ヤシュチラン遺跡とラカンドンのジャングル、セットでお楽しみ下さい。
ちょっと間が空いちゃいましたが、
マヤのヤシュチラン遺跡の続きです~。
前編はこちら。まだの人はこちらからどうぞ。
ヤシュチラン遺跡・前編キオテ通信
ヤシュチラン遺跡のすごいところ。
このヤシュチラン遺跡。
日本人によるメキシコ観光の表舞台にはなかなか出てこないのですが、
その理由は僕は単に「遠いから」だと思っています。(苦笑)
正確にいうと、
「遠い」と思われているだけで、
実際はそんなに遠くない。
たぶん、
これがもっと他の有名観光地から近いとか、
空港から近いとか、
アクセスが良い場所にあれば、
みんな行きたがると思うんですよねぇ。(苦笑)
例えヤシュチランが何なのかよくわからなくても、
テオティワカンやチチェンに行くのと同じような感覚で。
アクセスにちょっとだけ時間が掛かるんですが、
でもそれは有名主要観光地と一緒にして考えちゃうから。
考え方を変えると、
このヤシュチランのルートってとっても面白いんです。
でも一般のツアーはパレンケ発で1日で、
片道3時間を車に揺られ、
ボナンパックとヤシュチランを文字通り駆け足で周るというもの。
でも僕がおススメしたいのは、
どうかそこ1日をケチらずにですね、(苦笑)
一泊二日でお楽しみ頂くルートをご提案させて頂きたいんです、
ルートにつきましては、
ご興味に応じて個別に説明させて頂きますので、
お気軽にお問い合わせください~。
で、このヤシュチラン遺跡。
何なのかというと、
ラカンドン原生林という、
メキシコでも有数の野生の動植物が生息するエリアのど真ん中にある、
マヤのクラシコ期の遺跡なんです。
他の有名な観光地としても知られるクラシコ期の遺跡というと、
最も近いのはパレンケ、
そしてカラクムルやトニナなどですね。
距離はグッと離れますが、
実はテオティワカンもクラシコ期。
テオティワカンはマヤではありません。
クラシコ期といっても700年ぐらい続くメソアメリカ史上の期間なんですが、
その中で600年ぐらいを境に前期と後期に分けられます。
ヤシュチランはクラシコ期の前半に都市建設が始まり、
全盛期は600年以降です。
パレンケと同じような繁栄期になりますネ。
でも、
人による定住が始まった痕跡は紀元前150年~100年ぐらいにかけての層から見つかっています。
今日、
ヤシュチラン遺跡はじっくり周ると3時間は掛かる、
かなり広い遺跡なんですが、
(僕は最初ナメていて結構疲れました・・・)
最初の建造物ができたのは、
7番の建物の一層目、
その他は殆どが600年以降の繁栄期に建造されています。
👆冒頭の写真
👇前回の空撮写真の場所。700年前後に建造されました。
そう考えると、
そこまでふるぅい遺跡でもないようです?
まだテオティワカンの方が古い。
もっとも、
最初の石碑(エステラ)は359年とされていますが。
この建造物と「記録」というのは、
ヤシュチラン遺跡の特徴の一つをなしていて、
建造物は大小合わせて確認されているだけでも120以上、
石碑や祭壇、入口の上枠などに刻まれた「記録」も、
確認されているだけで110もあるんです。
石碑の多さでは、
あとはカラクムルや、
イサパというイツメニョからマヤに変遷した、
マヤの初期の遺跡の特徴でもあります。
もちろん全てが解明されているわけではありませんが、
戦いや政治についての記録が多く見つかっています。
僕は考古学者ではないので、
遺跡に点在する象形文字で書かれた遺跡を読むことはできないのですが、(汗笑)
暦の読み方でしたら一部はご説明差し上げることができます。
ちょっとした算数の授業になりますが、(笑)
分かると面白いですので、
現地での説明をお楽しみにしていてください~
ヤシュチランがある森
テオティワカンやチチェンイッツァのような大きなピラミッドはなくても、
固有の特徴がみられるヤシュチラン遺跡。
その都市跡があるラカンドン原生林というのは、
今では人工的な国境でメキシコ―グアテマラと分けられていますが、
ウスマシンタ川を挟む両サイドがラカンドン原生林。
総面積は180万ヘクタールにも及ぶ、
広大な森林地帯なんです。
カラクムルの自然保護区ですら中核部とその周辺の緩衝地帯も含めて70万ヘクタール、
テワカン―クイカトゥラン渓谷は50万ヘクタール。
今は合併されて水窪の山奥も「市」に含まれた僕の故郷の浜松市の約10個分。
いかに広大なエリアに広がるかお分かりいただけますでしょうか。
有名なパレンケは、
ラカンドンを含むチアパスの森林地帯の北端に位置し、
チアパスの山側を背にしてタバスコの平野部に向かって都市建設が行われました。
パレンケの戦いに勝利したトニナは、
山間部のど真ん中、
ヤシュチランはウスマシンタ川という大河が隔てる、
チアパスの山間部の東端に位置します。
👇ここ
このウスマシンタ川という境界を超えると、
チアパス側では見られないペテン地域の建築様式も見られるようになります。
👇これ(オルミゲロ遺跡)
同じマヤでも、
それぞれの都市や年代で、
その都市の象徴でもある建造物の様式が変わる、
これがマヤの複雑性であり、
面白さの一つでもあるんです。
マヤの遺跡巡りをする際には、
ぜひぜひ、
建造物の特色にも注意しながら周ってみるものいいでしょう。
ラカンドン ジャングルツアーも合わせてどうぞ。
ちなみに・・・
僕におまかせ頂ければ、
このラカンドンジャングルツアーも承ります。(笑)
なかなか哺乳類を見つけるには運が必要なんですが、
数々の野鳥や植物、
そして発掘されていなく、
原型は留めないものの、
当時から時間が止まったままの「遺跡」など、
「自然」と「時の流れ」を感じながら歩く、
ラカンドンのジャングルツアー。
そしてその真っただ中で一夜を明かせば、
より当時のマヤの人々が感じていたであろう自然環境を、
より忠実に味わうこともできるでしょう。
せっかくですからねぇ、
日本では体験できない体験を。
ヤシュチラン&ラカンドンジャングルツアーで感じて頂けるでしょう。
カンクンに行かれる予定であれば、
こちらにお寄り頂いてから、
ユカタン半島を北上するのも面白いですよ~。
ぜひご検討してみて下さい~
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