オアハカのサポテカ文化とは・前編

メキシコ在住15年目、

「メキシコの素顔を世界に!

をモットーに、

メキシコ公認ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

サポテカ文化

☝オアハカ中心部

 

近年、

日本のテレビ番組やメディアでも、

オアハカ特集をやっているいるのを目にします。

「メキシカンラグ」や「アレブリヘ」

と呼ばれる伝統工芸品の特集が多いんでしょうかね。

あとは、

景色がイイ場所として、

「イエルベ・エル・アグア」

という場所も知られてきているようです。

で、

皆さん、

なんでオアハカに行きたがるのでしょう。

工芸品?

“先住民”?

アレブリヘ?

遺跡?

リメンバーミーで有名になったから?

死者の日“パーティー”?

 

今回は、

そんな断片的な観光資源よりも、

その先にあるオアハカの文化的背景をちょっと書いてみようとおもいます。

 

今日は言語の違いから、

他の文化とどう違うのか、

という事を少し書いてみます。

 

なんでオアハカがスゴイのか、

マヤ、メシカ(アステカ)と何が違うのか、

なんてことを知って行くと、

見える景色も違って見えると思います。(笑)

 

サポテカは、

Zapoteca と書くんですが、

スペイン語ではZはさ行の発音になるので

サポテカとなります。

サポテカ語では“Ben zaa”と呼ばれていました。

 

文化なので、

例えば、

オルメカから始まり、

これまでずっとご紹介して来ましたマヤ文化、

観光地としても有名なテオティワカン文化や、

アステカで知られるメシカ文化、

などなど、

そういった現在メキシコがある土地に存在していた(いる)文化の

一つなんです。

 

何をもって「別の文化」とするには定義はいくつかあるので、

一概にこうなったら別の文化とは言いにくいんです。

 

どういうことかと言うと、

例えばこのサポテカ文化の場合、

同じ言語ファミリーの中に、

後日ご紹介するミステカ文化というのがあるんですが、

同じ言語ファミリーにあっても、

別々の文化と捉えられるケース。

 

もう一方は、

マヤ文化の場合は、

同じマヤファミリーの中の

ツェルタル、ツォチルや、

チョンタル、チョル族などなどは、

それぞれ単体で文化として捉えられることは少なく、

大抵はマヤ文化として一括りにされて取り上げられます。

 

この辺は規模にも関係してくるのでしょう。

 

あんまり深入りしてもややこしくなるだけなので、

詳しく知りたい方はメキシコでご説明します。

 

サポテカ文化は、

オアハカ言語ファミリーという大きな木に属する、

“民族”と呼べるかもしれません。

英語ではソーシャル・グループ(社会集団)と呼ばれますが、

訳としてちょっとぎこちないですよね。(苦笑)

適当な訳がみつかりません・・・

 

このオアハカ言語ファミリーの木の、

別の枝に、

後日ご紹介しますミステカという文化があります。

 

という言う事は、

サポテカ文化とミステカ文化は別々の文化として捉えられていますが、

言語に関しては根っこを共有するので、

「分かり合えなくはない」

といえます。

 

スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、フランス語が、

ラテン語が元だから

「全く分からなくはない」

というのと同じような感覚なんでしょうね。

きっと。(笑)

 

一方で、

同じメソアメリカ(現在のメキシコ)に、

しかも隣同士の文化、

マヤとサポテカは、

根源から違う言語なので、

「分かり合えない」

ということになります。

 

これ☝、

凄い事ですよね。

だって、

関東圏の人達が、

お隣の東海圏や東北圏の人達が話している言語が分からない、

という事と同じです。

 

だから僕は、

「メキシコには小さな国が沢山ある」

と言っています。

☝トラジュダというオアハカの名物。トルティジャがおっきいですね。

 

そんな大小様々な文化の集まりが、

世界五大文明の一つ、

メソアメリカ文明を形成したということは、

これまでにもお話してきた通りです。

 

そんなことで、

今日はサポテカ文化とはなんぞや、

という事について、

言語に的を絞ったお話でした。

 

後編では年表と地理的な観点から書いてみます~。

 

#MexicoCentralTours

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