【メソアメリカ入植500年】メソアメリカが生まれるとき。終わる時。(2/5)チアパスのコーヒーを飲みながら。(笑)


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公認日本語ツアーガイド兼ドライバーの岩﨑コウです。

 

今日も呑気にメキシコから書いています~

 

【メソアメリカ入植500年】メソアメリカが生まれるとき。終わる時。(2/5)

👆ヤグルの洞窟

遺跡観光のポイントはプロセス!(笑)

昨日の続き👇です~

【メソアメリカ入植500年】メソアメリカが生まれるとき。終わる時。(1/5)

 

 

当時は今のように、

「火星に行こう!」なんて、

一大プロジェクトがあって、

みんなが一丸となって、

計画に沿って、

テオティワカンにあの巨大都市や建造物を造ったわけじゃありません。

 

気が遠くなるようなプロセスを経て、

更に気が遠くなるような時を経て、

今日僕らの目に見える形で、

修復はされているものの実物を見る事ができるんですね。

 

遺跡観光は、

その「プロセス」を感じることがとっても重要なんです。

 

結晶は結晶で「すごぉーい」と思われると思いますが、

そこに辿り着くまでのプロセス。

 

これを想像したり考えるのが、

遺跡巡りの醍醐味なんですね。

 

アメリカ大陸最古の人の定住の痕跡

そんな大昔にアジアの方から人が流れ込んできて、

狩猟採集民として各地を転々としながら、

アメリカ各地、

メキシコの砂漠や中央高原、沿岸、密林地帯に、

更には南米まで移動して行ったのでした。

 

その間たったの1000年から2000年。

 

その短期間に、

北米では大型哺乳類の属の7割が絶滅しています。

 

これは偶然か必然か?

そんな生物界の勢力地図を爆裂的な勢いで変えてしまった人間。

 

それが禍したのかしなかったのか、

人間は「農業」を始めます。

 

中東の方では紀元前1万年ぐらい前に始まりましたが、

アメリカ大陸、

とりわけ今日メキシコがあるメソアメリカ圏では

7000年以降と言われています。

 

繰り返しになりますが、

紀元前7000年以降だからといって、

紀元前7000年にみんなが一斉に農業を始めたわけじゃないですよ?(苦笑)

 

これも「プロセス」です。

 

ちなみにアメリカ大陸最古の、

作物の栽培の痕跡というのもメキシコで見つかっています。

 

どこかというと・・・

 

オアハカです。

 

オアハカに行くもう一つの理由

オアハカといっても広い。

 

オアハカと言えばもっぱらアレブリヘとか、

日本でメキシカン・ラグなんて呼ばれる羊毛で作ったマットで、

旅行者が見向きもしないところに、

アメリカ大陸における人類の進化において重要な場所があるんです。

 

どこかというと・・・

 

ヤグル(Yagul ジャグル)です。

👇ここ

 

サポテカ時代の遺跡も隣にありますが、

それとは別に洞窟群があります。

 

僕はいつもオアハカをご案内するとき、

ココは漏れなくお連れしてます。

 

お連れするといっても、

残念ながら洞窟はいたずらが絶えず、(怒怒怒)

現在は閉鎖されてしまっていて、

中に入る事は出来ないのですが、

これも当時を「想像」して頂く事に価値があるんですね。

 

ここでは栽培されたウリ科の植物(カボチャか)の種が見つかっています。

年代は・・・

紀元前8000年頃。

今から1万年ぐらい前です。

 

外からは、

「馬」とされる岩絵が見られますが、

いわゆる現代ウマとは別物です。

現代の馬はヨーロッパからの輸入品。

 

トウモロコシはメキシコから世界へ

その後に、

と言っても3000年ぐらい後の起源前5000年ぐらいに栽培されたトウモロコシとみられる遺物が、

プエブラ州のテワカンで発見されています。

👇この洞窟

 

これが世界中にあるトウモロコシの

とされています。

 

このテワカンの洞窟コシュカトゥラン(Coxucatlan)一帯の、

トウモロコシの栽培を皮切りに、

メソアメリカ各地でもトウモロコシの栽培が始まります。

 

メソアメリカ圏では主に3カ所、

重要なトウモロコシの栽培が確認されているんですね。

 

一つはこのテワカンのコシュカトゥラン洞窟一帯、

次がオアハカ、

そして隣国グアテマラです。

 

メソアメリカの農業革命

これを「メソアメリカの農業革命」といいます。

 

革命というくらいなので、

「激変」です。

 

なにがって、

それまでは、

いつどこに現れるかもわからない動物を待ち伏せては殺して、

時期が終われば別の場所へ移動し植物を採集するという、

ノマド型のライフスタイルから、

「定住型」のライフスタイルに変わったこと。

 

これにより、

人間には時間が手に入りました。

 

狩りに出かける必要も極端に減ったわけですね。

 

てことは、

他の活動に費やせる時間ができるわけです。

 

そうすると、

社会を形成し始めます。

自然をコントロールしたいが故、

宗教が始まります。

農業技術を高めれば、

作物がたくさん採れ、

余れば他人に分けます。

「商業」の始まりです。

 

この農業を中心としてライフスタイルへの舵きりは、

人間の生活に多きな変化をもたらしたわけですね。

 

だから「革命」なんです。

 

結果的に「農業革命」をおこすことに成功した賢い人類。

 

ここからメソアメリカ(今のメキシコ)各地で、

様々な文化が興ります。

 

紀元前2500年頃、

これがメソアメリカの始まりです。

 

続き👇はまた明日~(笑)

【メソアメリカ入植500年】メソアメリカが生まれるとき。終わる時。(3/5)ピスタチオを食べながら。(笑)

 

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