アメリカの侵略好きは古今を通じて変わらない。

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メキシコ旅行やメキシコ生活、海外旅行について、

ほぼ毎日行き当たりばったりに、

現地在住の視点で書きながらも、

ゆるすぎるメキシコブログ【キオテ通信】です。

 

成田から直行便でたったの12時間、

アメリカ・カナダの各都市から5時間以内、

春休み旅行、ゴールデンウィーク、夏休み、そして年末年始、

2023年の海外旅行は「未知の国メキシコ」への旅行はいかがでしょう。

 

メキシコ在住17年目のメキシコガイド兼ドライバーが、

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数々の遺跡からグルメ、各地の見所、そして雄大なメキシコの山まで、

尽きる事のないメキシコの魅力をご案内しております。

 

今日も呑気にメキシコから書いています~

 

アメリカの戦争好きは古今を通じて変わらない。

👆ティファナのアメリカ国境フェンス最西端

僕がアメリカが嫌いなワケ(苦笑)

先日のアメリカ入国拒否事件を機にアメリカの悪口を散々、

いや大分控え目に書いてきましたが、(苦笑)

アメリカ嫌いの背景にはこんな歴史があるからです。

 

陸路でアメリカへ越境“失敗”日記はこちら👇から~

メキシコからアメリカへの“越境”日記・・・(苦笑)

 

お客さんに聞かれないところで結構毒吐いてます。(笑)

なにも僕が好きで感情的になっているのではなくてですね、

自分に都合がいいようにしか捉えず、

あたかも真実かのように世界中に言いふらし、

事情を知らない視聴者が、(これもいかん)

「へ~世界のアメリカが言うならそうなんだろね~」

と信じてしまう。

 

僕は他の国や地域の事には疎いのでうまく書けませんが、

きっと中東問題だって、

同じような事があるのでは。

 

「イラク」とか「アフガニスタン」って聞くと

「危ない」とか「悪い」なんていうイメージが少なからずありますが、

実は違うんでしょうね。

 

アメリカとくっついていなければ。

 

前置きはほどほどにして早速ですが、(苦笑)

 

1800年代中頃、

日本は江戸時代後期、

アメリカの“侵略”によってメキシコは広大な領土を失います。

 

日本はペリーの黒船が来る17年前、

王政復古の大号令の31年前。

 

まず

1836年4月にテキサスを失いました。

カンクンやセノテがあるユカタンや、

北部の5州も独立の瀬戸際です。

 

1846年、

更にアメリカは4手に分かれてメキシコ領を目指します。

目的はカリフォルニアとニューメキシコの獲得

 

テキサスを失った11年後、

アメリカ侵略軍は

1847年9月13日にメキシコシティに入り、

チャプルテペック城を攻め落とし、

翌日14日にメキシコシティを占拠するのですが、

あろうことか当時の大統領サンタ・アンナは辞職し、

コロンビアのトゥルバコに国外逃亡するんです。

👇現場のチャプルテペック城(奥)の入り口

 

翌年48年に、

サンタ・アンナの後を“ついだ”、

マヌエル大統領が、

当時のメキシコ領であった、

カリフォルニア、コロラド、ニューメキシコなどを含む250万㎢の割譲に合意する

【グアダルーペ条約】にサインをし(というか「させられて」)、

メキシコは55%もの領土を失ったのでした。

☝☝☝薄い青の部分が1848年のグアダルーペ条約で、
濃い青の部分がLa Mesillaで1853年に失われました。

 

署名をした、というかきっと脅されて“させられた”のでしょう。

 

サンタ・アンナも失態

250万㎢ってよく分からないと思いますが、

今のメキシコが200万㎢弱です。

日本は、、、40万㎢ぐらい。

てことは日本の6倍強の土地です。

 

一応アメリカはメキシコ側に1300万ペソを支払をしましたが、、、

奇しくもほぼ同じ時期に、

カリフォルニアのサクラメント近くで金鉱が見つかり、

ゴールドラッシュが始まりました。

 

この割譲の後、

サンタ・アンナは何食わぬ顔でメキシコに戻り

再び大統領の座に就き、

1853年に、

ソノラ州の北側の7万6千㎡のLa Mesilla地区

1千万ドルとオアハカのテワンテペック地峡の運河建設の権利と引き換えに、

アメリカ側に割譲

54年にサンタ・アンナは再びコロンビアに逃亡します。

事実上の国外追放で、

メキシコの地を踏むことができなくなります。

 

アメリカもアメリカですが、

このアホ“大統領”を何とかできなかったメキシコ側にも責任はありますが・・・

 

サンタ・アンナは元々軍人で

軍人としての才能は天下一品だったようですが?

政治となるとアホ丸出しだったようです。

 

(すみません、感情的になるとアホを連発してしまうのが僕の欠点です)

 

 

ここまでが、

メキシコが独立後、

1823年に中米グアテマラからコスタリカを失い、

1836年にテキサスを失い、

1848年にカリフォルニアとニューメキシコを失い、

更には1853年にLa Mesillaと、

約20年間でメキシコが全部で6割の領土を失った一連の大事件であり、

そしてアメリカ南西部にスペイン語の地名が多い理由、

そして僕がアメリカの悪口を言う根端の一つです。(笑)

 

アメリカとメキシコは切っても切れない関係

今は威張りまくっているアメリカですが、

メキシコとの関係は奥が深いんです。

 

メキシコと国境を接するアメリカ南西部では

「メキシコ人は出て行け!」

と平気でいう“アメリカ人”がいますが、、、

 

以前、

メキシコの航空会社アエロメヒコが、

アメリカ南西部の住民にDNAテストを行い、

メキシコ人の血の割合によって

メキシコ行きの航空券のディスカウントを行うという

ユニークな企画を立ち上げました。

被験者の内54%にメキシコ人の血が流れていて、

各々そのパーセンテージは上下しますが、

上は22%下は3%とという結果でした。

 

その理由は

このようなメキシコの歴史から知る事ができるのです。

 

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